○寺田
典城君 私、
地方行政やっておりまして、何というんですか、小泉改革というのは非常に厳しい行政改革も強いられました。また、一つの価値があったと思います。肯定もしますし否定する面もあるわけなんですが。
現在、私思いますのは、あの当時から比べますと、また五兆円くらいの交付税が増額になっていると。小泉内閣のときで五兆円の交付税が削減されたと。簡単に言うと、麻生内閣、あの当時はもう
選挙が近いということで、あの当時からばらまき型の
政治体制になってきていると。もちろん、
民主党もそのような
状況で、そして、鳩山内閣、菅政権でもそのような形が進んでいる。野田さんの場合はどのような財政健全化でもっていけるのかということは非常に
関心あるわけなんです。
このまま行っちゃったら、ギリシャじゃないけれども、イタリーとかいろいろヨーロッパなんかももう非常に危機的な状態になっている。
日本の国だって、恐らくもう四、五年でIMFのお世話にならざるを得ないのかななんというような、私はしょっちゅうそのような危惧を抱いて
政治に参加させていただいております。
ですから、何というんですか、私から見た今の
民主党政権というのは、一つはガバナンスがないと。これはマスコミでもどこでもおっしゃっているんで、それはそのとおりじゃないかと。一番私たちが、例えば国民としての感覚で見ても、目標設定されていないということなんですね、
日本の方向付けを。場当たり的な、それこそ、何というか、
政治手法というのが多いんじゃないのかなと思います。
それと、要するに人材を活用しないと。そして、
民主党が三百何十人、三百人もいるのに、その集団の意思の結集というんですか、こういう基礎的なこともなされていないから私は
政治が混乱していると思うし、これは
日本国にとっては大変マイナスなことだと思うんですよ。だから、私思うには、なぜあんなにもめるのかと、率直にそう
民主党の
皆さんにも思います。
日本の国、駄目になっちゃうと思うんですよ。そして、私は別に他党の悪口言うつもりは、みんな罵詈雑言で足引っ張りで、それで本論が忘れてしまう国家になっているんじゃないかと、率直にそう思います。
私はまだ
総務委員会に所属させていただきますから、これからいろんなことで、そういう基本的なことでお聞きしながら物を進めていきたいと思いますが。
その中で、二十二分ですからまだ五、六分ありますからあれなんですが、今回、復興特別交付税という被災
自治体に財政負担ゼロというような形になっていますね。私は、これは余りにも特例過ぎて、何%かはやはり
地方に負担させて、
地方の、何というか、
考え方をもう少し出させるべきだと思うんですよ。
このまま行っちゃったら、
地方だって自立できないですよ。依存型のそれこそ行政になっちゃうと。そして、
規制がかえって良かったとか、後々決めてもらえばよかったと。これでは
日本の国、駄目になっちゃうと思うんですよ。その辺をどう
考えていらっしゃるか、
大臣からお聞きしたいんですが。