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大畠会長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、
委員各位の御推挙により、私が
憲法審査会会長の
重責を担うことになりました。心を引き締めてその
重責を全うするように努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。(
拍手)
御承知のとおり、本
審査会は、
国会法第百二条の六の
規定により、
日本国憲法及び
日本国憲法に密接に関連する
基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、
憲法改正原案、
日本国憲法に係る
改正の発議または
国民投票に関する
法律案等を審査するため、
衆参両院に設置されたものであります。
憲法は、言うまでもなく、国のあり方、統治の
基本原理を定める
根本規範であり、あらゆる法令の
基本をなすものであります。
現在、世界的に不安定な状況にある中で、我が国は、
東日本大震災を受け、戦後最大の国難に直面するなど、数多くの国内外の
課題を抱えておりますが、これらの
課題のうちには、国の根幹にかかわる重要な
憲法問題をはらむものも少なくありません。
このような現状を踏まえれば、本
審査会において、
国民が平和で安心、安全な暮らしのできる新しい日本の
国家像を、全
国民的見地に立って議論することの意義は極めて大きなものであり、本
審査会に課せられた使命はまことに重大であると存じます。
ここに、
委員各位の御指導と御協力をいただきながら、
委員各位が胸襟を開き、与野党の垣根を越えて自由闊達な議論を行うことができることとなるよう、公平かつ円満なる
審査会運営に努めてまいりたいと存じます。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。(
拍手)
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