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神山委員 ありがとうございます。
確かに、
財務省だけではないというのは
重々承知をしておるつもりです。実は、私も、党内の
ワーキングチームの一員としてこの問題に取り組ませていただきました。当
委員の
岡田委員が
事務局長ということで取りまとめをされましたが、その中で、
一つ素朴に驚いたのが、
国家公務員宿舎行政という
言葉が存在をするということ
自体が、私にとっては素朴な驚きでもありました。確かに、二十万戸以上の世帯があるという
意味においては、
行政なのかもしれませんが、本当にそれが
行政という名前がつくべき
仕事なのかという点において、私は若干疑問を持っているところです。
もちろん、これは
財務大臣のみのお
仕事ではない、責任ではないというのは間違いなくそうだとは
思いますし、我々も、内部から
各省に対してという形でもやっていきたいと思っていますが、ぜひそこはリーダーシップをとっていただきたいという
思いだけはまず申し述べさせていただきたいと
思います。
今
大臣の
お話の中にも、
中身が大事という
お話がありました。私は全くおっしゃるとおりだと思うんです。これは、一部の報道も含めてでありますけれども、どうしても
数字が先走ってくるわけです。一五%
削減じゃ少ないんじゃないのか、二割だったらどうなんだ、三割なんという
数字もあるわけです。だけれども、私に言わせれば、一五
パーじゃだめだけれども二割だったら
オーケーですとか、二割じゃだめだけれども三割だったら
オーケーですなんて
議論をしても、これは幾らやっても
意味がない話だと思うんですね。
なぜ二割なのか、なぜ一五
パーなのか、なぜ三割なのかというこの
中身のところをやはり徹底的に詰めて、それが最終的に、
個々の
国民一人一人に、これだったら、こういう
仕事をするんだったら
宿舎が必要ですよねということの
理解があって、結果的にそれが二割とか三割という
数字になりましたという
世界でなければおかしいというふうに私は思っています。
その
意味でいえば、やはり、今回のこの
見直しの中で、必要な
宿舎という
言葉がよく出てくるわけですが、その必要の
中身を徹底的に洗うということが不可欠だと私は思っています。
いろいろ
お話を伺うと、例えば
緊急参集要員というカテゴリーの話でいえば、いざ緊急のときにさまざまな
関係各所と
連絡調整をしなければいけません、だからこの課で五人なんですという話ぐらいは出てくるわけですけれども、連絡しなければいけないから五人ですと言われても、では、何でそれは四人じゃいけないのか、本当は十人いなきゃいけないんじゃないか、二人でできるんじゃないか、隣の課の人に手伝ってもらえるんじゃないのかという話をし出すと、ほとんど理屈になっていない。
前回の小
委員会のときにも
お話が出ましたけれども、この霞が関だけで、今、
緊急参集要員という形で
定義をされているのが約七千人ぐらいいらっしゃるというふうに伺っております。資料もいただいております。でも現実に、九キロ
圏内、三時間で歩いてこられる
圏内、そこに住んでいる方はうち三分の一ぐらいしかいないというのは、実際
数字で出ているわけですね。ですから、これ
一つとっても、
緊急参集要員という形で七千人必要だから七千人分の
宿舎が必要ですというこの
論理自体が全然崩れちゃっていると私は思うわけです。
ですから、ここの
部分をきっちりと
見直していく中で、例えば、七千人になるのか何人になるのかわかりませんが、
緊急参集要員であれば、これだけの人数が
緊急参集要員として必要です。例えば一番から七千番まであります。一番から七千番までの方がそれぞれ、緊急時に
緊急業務として何をしなければいけないから
緊急参集要員になっているのかというこの
定義をやはり明確にしていく必要があると私は思うんです。
仮に、マックスでいえば、これは
一覧表になっていて、一番から七千番までばあっと見たときに、これは確かに外せないよねという話であれば、それは
国家公務員宿舎でいいんじゃないかという話にもなるし、おいおい、何でこんな
仕事があるのという話だってあるかもしれないわけです。
これは現状としてあるのかわかりませんが、話を伺うと、
緊急参集要員になっていて、いざ緊急時に何をするのか。とすると、コンビニの業界に電話して、
被災地に向けておにぎりを送ってくださいというふうに
お願いをするのが
仕事ですなんという話も聞こえてくるわけです。だけれども、それは別にその人じゃなくたって、その
仕事がここにあれば、何人かが分担する中でできるでしょうという話にもなると思うんです。
要は、この
中身、
必要性というところを相当厳しく厳格に検証する必要があると私は思っておりますし、その
部分があしたの段階でできるだけきっちりと出てくるということを求めたいと思うわけですが、この点、どういう
検討状況で、どういう御見解でしょうか、
お願いいたします。