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2011-09-30 第178回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十三年九月三十日(金曜日) 午前十時十分
開議
出席委員
委員長
村井
宗明
君
理事
市村浩一郎
君
理事
大西
孝典
君
理事
梶原 康弘君
理事
古賀
敬章
君
理事
中根 康浩君
理事
長島
忠美
君
理事
古川
禎久
君
理事
石田
祝稔
君
石井
章君
打越あかし
君 笠原多見子君 金森 正君 黒岩 宇洋君 小林 正枝君 阪口 直人君
柴橋
正直
君 高野 守君
高橋
昭一君 高邑 勉君 玉置 公良君
中林美恵子
君 橋本 勉君 細川 律夫君 三村 和也君 矢崎 公二君 山本
剛正
君 吉川 政重君 江藤 拓君 小里 泰弘君
加藤
勝信
君 梶山 弘志君 谷 公一君 林 幹雄君 森山 裕君 江田 康幸君
高橋千鶴子
君
重野
安正
君
柿澤
未途君 …………………………………
衆議院調査局
第三
特別調査室長
仲川 勝裕君
—————————————
委員
の異動 九月三十日
辞任
補欠選任
網屋
信介
君
石井
章君
神山
洋介
君
柴橋
正直
君
竹下
亘君
加藤
勝信
君 同日
辞任
補欠選任
石井
章君
網屋
信介
君
柴橋
正直
君
神山
洋介
君
加藤
勝信
君
竹下
亘君
—————————————
本日の
会議
に付した
案件
閉会
中
審査
に関する件
災害対策
に関する件
派遣委員
からの
報告聴取
————◇—————
村井宗明
1
○
村井委員長
これより
会議
を開きます。
災害対策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、去る二十二日、
平成
二十三年
台風
第十二号による
被害状況等調査
のため、
和歌山
県及び
奈良
県に
委員派遣
を行いましたので、
派遣委員
を代表いたしまして、私から
調査
の
概要
について御
報告
申し上げます。
派遣委員
は、民主党・
無所属クラブ
の
市村浩一郎
君、
大西孝典
君、自由民主党・
無所属
の会の
長島忠美
君、公明党の
石田祝稔
君、
日本共産党
の
高橋千鶴子
君、社会民主党・
市民連合
の
重野安正
君、みんなの党の
柿澤
未途君、そして私、
村井宗明
の八名であります。 まず、今般の
台風
第十二号の
状況
及び
被害
の
概要
についてでありますが、
平成
二十三年八月三十日から九月四日に、西日本から北日本にかけて広い範囲で記録的な大雨となりました。特に、
紀伊半島
では、降り始めの三十日の十七時からの総
降水量
が、多いところで千八百ミリを超えました。 九月二十八日現在、全国で七十一名の方が亡くなられました。特に、
和歌山
県及び
奈良
県におきましては、
河川
の
増水
、
はんらん
や
土砂災害
により五十九名の方が犠牲となり、多数の
住家
が全壊、浸水したほか、
道路
、
河川等公共土木施設
、農地、
農業用施設
、電気、水道、
電話等
のライフラインなどに甚大な
被害
が発生いたしました。 この
災害
により、とうとい生命を失われた
方々
の御冥福を改めてお祈り申し上げますとともに、
被災者
の
皆様
に対し衷心よりお見舞いを申し上げます。 それでは、
調査
の
概要
について御
報告
申し上げます。
南紀白浜空港
に到着後、自衛隊のヘリコプターで上空から
和歌山
県及び
奈良
県の
被災地
を視察いたしました。 まず、山の
斜面
が表層ではなく岩盤ごと崩れ落ちる
深層崩壊
と見られる
土砂崩れ
により
住家
が倒壊し、五名の方が亡くなられた
和歌山
県
田辺
市の
伏菟野地区
の
被災現場
を視察した後、
日置川流域
にある
熊野地区
の
河道閉塞現場
を視察いたしました。
斜面
が大きく崩壊し、えぐり取られたようになっている山肌と、
河道閉塞
により形成されたいわゆるせきとめ湖を目の当たりにして、今般の
災害
のすさまじさを実感いたしました。 次に、洪水や
土砂崩れ
に見舞われ、二十三名の方が亡くなられた那智勝浦町及び十三名の方が亡くなられた新宮市の
被災現場
を視察いたしましたが、
住家
に大きな
被害
が発生し、押し寄せた濁流や
土砂
で周辺が茶色に染まっているのが見てとれました。 次に、
熊野川流域
を北上し、
奈良
県に入り、
土砂崩れ等
により五名の方が亡くなられた十津川村については
栗平地区
、
長殿地区
の、四名の方が亡くなられた
五條
市については
大塔
町
赤谷地区
の、また、野迫川村については
北股地区
の
河道閉塞現場
及び
大塔
町
宇井地区
の
土砂崩れ現場
を視察いたしました。 次に、
土砂
の崩落で寸断され、
全面通行
どめとなっている川上村
迫地区
の国道百六十九号線の
被災現場
を視察いたしました。 両県において十七カ所の
河道閉塞
が確認されており、そのうち
田辺
市
熊野地区
など五カ所はせきとめ湖の水位が高く、危険な
状況
であり、さらに、
熊野地区
及び
五條
市
赤谷地区
については、水があふれる
越流
が確認されました。今後、
状況
によっては
下流域
に大きな
被害
を発生させるおそれもあることから、引き続き厳重な警戒が必要であると強く認識しました。 また、
土砂崩れ
により
道路
が不通となっている箇所も多くあり、
住民
の
方々
は不便な
生活
を強いられており、迅速な
復旧復興
のためにも早急な
対策
をとる必要があると痛切に感じました。 最後に、
関西空港
において、
和歌山
県から、
被害状況
の
説明
とともに、
公共土木施設等
の
早期復旧
、
被災者
の
生活再建
に向けた
総合的支援等
について
要望
を受け、また、
奈良
県から、
被害状況
の
説明
とともに、
土砂ダム対策
への
支援
、
激甚災害
の指定の活用による
応急復旧対策
の
推進等
について
要望
を受けました。 以上が
調査
の
概要
でありますが、私どもは、この
調査
を通じまして、
住民
の的確かつ安全な
避難等
により
被害
の発生を防ぐためには、
河川
の
増水
、
はんらん
の予測や情報の確実な伝達、
避難誘導
を迅速に行うための
措置等
を含めた総合的な
治水対策
及び
深層崩壊
、
河道閉塞等
に伴う大規模な
土砂災害
に対する
危機管理体制
の
充実強化
が急務であると痛感するとともに、
被災地
の
復旧復興
を早急に進めることにより、被災された
方々
が一日も早くもとの
生活
に戻れるように、全力を尽くす決意を新たにいたしました。 終わりに、今回の
調査
に御協力をいただきました
皆様
に心から御礼を申し上げ、
派遣
の
報告
とさせていただきます。 この際、お諮りいたします。
派遣地
からの
要望事項
につきましては、これを本日の
委員会議録
に参照掲載いたしたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
村井宗明
2
○
村井委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。
—————————————
〔
要望事項
は
本号末尾
に掲載〕 ————◇—————
村井宗明
3
○
村井委員長
この際、御
報告
いたします。 今会期中、本
委員会
に
参考
のため送付されました
陳情書
及び
意見書
は、お手元に配付いたしておりますとおり、
被災者生活再建支援制度
の拡充に関する
陳情書
一件、
台風災害対策
に関する
意見書外
六件であります。 ————◇—————
村井宗明
4
○
村井委員長
次に、
閉会
中
審査
に関する件についてお諮りいたします。
災害対策
に関する件につきまして、
議長
に対し、
閉会
中
審査
の申し出をいたしたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
村井宗明
5
○
村井委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、
閉会
中
審査案件
が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。 まず、
閉会
中、
委員派遣
を行う必要が生じました場合には、
議長
に対し、
委員派遣承認申請
を行うこととし、
派遣
の目的、
派遣委員
、
派遣期間
、
派遣地等所要
の手続につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
村井宗明
6
○
村井委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、
閉会
中
審査
におきまして、
委員会
に
参考人
の
出席
を求め、
意見
を聴取する必要が生じました場合には、その
出席
を求めることとし、人選及び
日時等
につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
村井宗明
7
○
村井委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 本日は、これにて散会いたします。 午前十時十七分散会