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山本順三君 同じような答弁をお二人から聞く必要はございませんので、しっかりと答えていただきたい。
そして、今の
総理の答弁聞いておりましたら、今の時点では白紙だというような表現でありますけれども、私は本当に残念に思う。昨日、あの女川の安住町長さん、本当に心を込めて、情熱を持って、何としてもこの
現状を打開するために町民一体で頑張っていくんだと。そして、一次補正で
対応できるかどうか、これはその
執行状況を見定めなければならない。でも、もしよしんば二次補正がその一次補正の足らざるところを補うということができないとするならば、それはまさに政治の空白を意味することであります。
我々は、間断なく、地元の
皆さん方の目線としっかり合わせて、これから政治がどうやっていくべきなのか、そのことについて全力を挙げてやっていかなければならない。
そうなると、実は、よく聞くところ、私ども、民主党の国会運営のリーダーたる人が今国会は六月二十二日で閉会するんだと、そして次の補正
予算、二次補正はウン十兆円になるんだ、そういうことがどんどん
言葉として出てくる。
総理からも、今、六月二十二日に国会閉じたら、そうしたら
内閣改造やろうか、そんな話が私どもには聞こえてくる。一体全体、今の政府は何を考えているんだろうか、そのことに対して不信感を募らすわけです。
私どもは、ゴールデンウイークも
皆さんと一緒に審議をしました。これは
被災地のためという基本原則を持っての話であります。そういったときに夏休みを取りましょうというようなことがもし結果として出てくるならば、これはまさに我々の大きな大きな政治の空白になる、そして
被災地の
皆さん方に申し訳ない。夏休み返上でやったらいいじゃないですか。通年国会でいいんです。そして、今の
状況をしっかり把握するんだと。
二次補正というのは、ただ単に一次補正の補完であったりあるいは
復興に向けての新しい
対応だけにとどまらずに、今、実はあの財源を確保するための特例公債法もまだ通ってないんですよね。そして、我々、三党合意があって、子ども手当どうするんだ、それに対しての減額補正もしなければならない。そういったときに、その国会の閉会日がこのような形で出てくるということ、それに閉じるということがもしあるとするならば、それは政府にとっては大変な問題である。このことは答弁要りません。
そういうことで、今
テレビを見ていらっしゃる方も
被災地の
皆さん方も、我々を見ているんだ、政府を見ているんだ、そのことについての私は発言をしっかりと受け止めてもらいたい。そのことについて答弁は要りません。(発言する者あり)答弁聞いても一緒でありますから。
次に、浜岡原発、このことについて、停止要請、しっかりと質問をさせていただきたいと思うんです。
総理の決定というのは非常に重い決定であります。そして、それが正しい決定なのかどうなのかは、実は私も分かりません。ただし、将来の歴史がきっと判断するんだろうと
思います。もしかしたら大英断ということになるかも分からないし、空回りということになるのかも分からない。ただ、私としては、その
総理の決定に至るまでの手続、プロセス、これ大きな問題があるということに関連して何点か質問をさせていただきたいと
思います。
あの経団連の会長が
総理の決定に対して、唐突感が否めない、
自分の意見を公にしてから中部電力に
説明するという手順は政治的パフォーマンスにすぎない、原発の停止は中部電力の判断だが、中部電力側は首相の要請でなく命令だと思っているんじゃないか、原発に対する一連の政府
対応は極めて拙劣である、このような厳しいコメントを出しておられます。
そこで、まず最初にお伺いをいたします。
私どもも実は、極めて唐突である、相変わらずの
思い付きかというふうにすら思うわけでありますけれども、
総理はこの重大な決定をするときに、誰と、いつ、どのように協議をされたのか、その点を端的にお示しいただきたいと
思います。