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2011-03-29 第177回国会 参議院 本会議 第8号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十三年三月二十九日(火曜日) 午後一時一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第八号
平成
二十三年三月二十九日 午後一時
開議
第一
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律
案(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第二
公害
の
防止
に関する
事業
に係る国の
財政
上の
特別措置
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
平成
二十三年度
一般会計予算
一、
平成
二十三年度
特別会計予算
一、
平成
二十三年度
政府関係機関予算
一、
日程
第一及び第二 一、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二件
両院協
議会
の
協議委員
の
選挙
一、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二件
両院協
議会参議院協議委員議長報告
─────・─────
西岡武夫
1
○
議長
(
西岡武夫
君) これより
会議
を開きます。 この際、
日程
に追加して、
平成
二十三年度
一般会計予算
平成
二十三年度
特別会計予算
平成
二十三年度
政府関係機関予算
以上三案を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
西岡武夫
2
○
議長
(
西岡武夫
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長前田武志
君。 ───────────── 〔
審査報告書
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
前田武志
君
登壇
、
拍手
〕
前田武志
3
○
前田武志
君 ただいま
議題
となりました
平成
二十三年度
予算
三案につきまして、
予算委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。
平成
二十三年度
予算
三案は、去る一月二十四日、
国会
に
提出
され、
衆議院
から
送付
の後、三月四日、
財務大臣
より
趣旨説明
を聴取し、同日より
質疑
に入りました。 以来、
東北地方太平洋沖地震
による
審議
の中断を挟みながら、三月十日には
社会保障
に関する
集中審議
を、三月二十三日には
公聴会
を開催し、また、二十四日及び二十五日には各
委員会
に
審査
を委嘱するほか、
予備審査
中の二月十七日及び十八日の二日間、大分県及び福岡県に
委員
を派遣して
現地調査
を行うなど、本日まで熱心に
審査
を行ってまいりました。 以下、
質疑
のうち若干につき、その要旨を御
報告
申し上げます。 まず、
東北地方太平洋沖地震
について、「
巨大地震
、
大津波
、
原発事故
など未
曽有
の大
災害
となったが、
被災地
の
支援
、
復旧
・
復興
にどう取り組むのか。
震災
の
日本経済
への
影響
はどうか」との
質疑
があり、これに対し、
菅内閣総理大臣
及び
関係
各
大臣
より、
被災地
への
対応
については、「かつて例のない大
災害
であり、直ちに
激甚災害
に指定したところである。これからも必要な
対策
を適時適切に打ち出し、
財政
が
制約
になって支障を来すことがないよう、万全の
措置
を講じてまいりたい。
原発事故
に対しては、
国民
の健康を第一に、将来の
リスク管理
に向けて、最大限の
緊張感
を持って取り組んでまいりたい。今後、緊急的な
対応
と本格的な
復興
を段階的に
実施
していくことが必要と考えるが、当面、二十二年度の
予備費
、そして二十三年度
予算
が成立すれば、
予備費
に加え、
自衛隊活動費
や
特別地方交付税等
を活用していく。さらに、
被害
の
現状把握
に努め、速やかに
補正予算
の
編成
、
提出
を行いたい」。
日本経済
については、「全体としては
健全性
を
維持
しており、阪神・
淡路大震災
を例に考えても、それほど大きな
マイナス成長
にはならないと見ている。ただし、今回、
電力供給
に
影響
が出ており、
電力不足
は
日本経済
にとって深刻な問題になると考えている」旨の
答弁
がありました。 次に、「二十三年度
予算
の
基本的考え方
は何か。
震災対策
をどのように取り込んでいくのか」との
質疑
があり、これに対し、
菅内閣総理大臣
及び
関係
各
大臣
より、「来年度
予算
は、
雇用
と
成長
を一番に念頭に置いて
編成
を行ったものであり、
国民生活
が第一との理念から、様々な
制約
の下、ベストの
予算
を
編成
したと思っていたが、
震災
により
状況
が変わることとなった。
復旧
・
復興財源
の検討に際しては、
政策
の
優先順位
をしっかりと見極め、組替えを含めて、
与野党
の議論を踏まえながら
対応
していきたい」旨の
答弁
がありました。
質疑
はこのほか、
社会保障
と税の
一体改革
、
主婦
の年金救済問題、
TPP
への
取組方
、
尖閣諸島沖
の
中国漁船衝突事件
、
防衛省
の事務次官通達問題、
中東情勢
、
地域自主戦略交付金
、
社会資本整備
の
在り方
、
地球温暖化対策
、
政治資金
の
在り方
など、
広範多岐
にわたりましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願いたいと存じます。 かくて、本日をもって
質疑
を終局し、
討論
に入りましたところ、
自由民主党
を
代表
して
猪口理事
が
反対
、
民主党
・
新緑風会
を
代表
して
水戸理事
が
賛成
、公明党を
代表
して
長沢委員
が
反対
、みんなの党を
代表
して
桜内委員
が
反対
、
日本共産党
を
代表
して
大門委員
が
反対
、
たち
あがれ
日本
・
新党改革
を
代表
して
片山委員
が
反対
、社会
民主党
・
護憲連合
を
代表
して
福島委員
が
反対
の旨、それぞれ意見を述べられました。
討論
を終局し、
採決
の結果、
平成
二十三年度
予算
三案は
賛成少数
をもっていずれも否決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
西岡武夫
4
○
議長
(
西岡武夫
君) 三案に対し、
討論
の通告がございます。順次発言を許します。
水戸将史
君。 〔
水戸将史
君
登壇
、
拍手
〕
水戸将史
5
○
水戸将史
君 私は、
民主党
・
新緑風会
の
水戸将史
であります。 ただいま
議題
となりました
平成
二十三年度
予算
三案に対し、会派を
代表
して
賛成
の
立場
から
討論
をいたします。 本題に入ります前に、この度の
東北地方太平洋沖地震
で犠牲になられた
方々
、御遺族の
皆様
に真心からの哀悼の意を申し上げますとともに、
被災者
の
皆様
には心からお
見舞い
を申し上げます。 さて、私がこの場をお借りして声を大にしてお訴え申し上げたいことは、未
曽有
の
国難
ともいうべき
大震災
に直面した今、私
たち国会議員
は党派を超え、一日も早く二十三年度
予算案
を成立させて執行することに全力を挙げる必要があるのではないかということであります。そしてその上で、
大震災
から
復旧
・
復興
するための
補正予算
を始めとした諸施策を
野党
の
皆さん
の御
協力
の下、
早め早め
に打ち出すのは当然の責務と考えます。
野党
の
皆さん
におかれましては、
是非
ともこうした喫緊の課題に対する御
理解
をいただきまして、残る
予算案本体
の裏付けとなる
予算関連法案
の
早期成立
にも
是非
御
協力
くださいますよう、心からお願いを申し上げます。 この度の
一般会計
で
総額
九十二兆四千億円に上る
予算案
は、
成長
と
雇用
を最大の
テーマ
に掲げたほか、
社会保障制度
の
維持
を確かなものとし、新
成長戦略
の本格的な
実施
によって持続的な
経済成長
の
基盤
を築き上げるために
編成
したものであります。 ただ、残念ながら
政権交代
前に比べ
税収
が九兆円も減少しましたので、低い水準の
税収
を前提としながら、元気な
日本
を復活させるための
特別枠
を創設し、
事業仕分
の評価を通じて歳出の
削減
に取り組み、また、
独立行政法人
や
公益法人
の
不要資産
を
国庫
に返納させるなど、様々な努力や工夫を講じてまいりました。 他方、本格的な
政権交代
後、一から手掛けた初めての
予算編成
でありまして、当然ながら、
国民
の
皆様
にお約束をしたマニフェスト、例えば
子ども手当
や
農家
への
戸別所得補償
などの
充実強化
に取り組んだものであり、
国民生活
第一を標榜する
与党
としてこれらを堅持していくことに
是非
御
理解
いただきたいと思います。 御周知のとおり、巨大な
地震
と
津波
によって既に一万一千人を超える
死者
が確認され、
行方不明者
を合わせますと二万八千人を超える
規模
の
被害者
が出ております。この
国難
を何としてもしのいで、私
たち
は
国民
の
皆様
とともに
被災者
の
生活支援
、
被災地域
の
復旧
・
復興
へ向けた力強い歩みをすぐにでも始めなければなりません。一刻の猶予も許されないのが実情であります。
野党
の
皆さん
の思いも必ずや私
たち
と同じであると拝察いたしつつ、
平成
二十三年度
予算
三案に深い御
理解
、御
協力
を賜りますよう重ねてお願い申し上げ、私の
賛成討論
といたします。 御清聴、誠にありがとうございました。(
拍手
)
西岡武夫
6
○
議長
(
西岡武夫
君)
衛藤晟一
君。 〔
衛藤晟一
君
登壇
、
拍手
〕
衛藤晟一
7
○
衛藤晟一
君 私は、
自由民主党
を
代表
して、ただいま
議題
となりました
平成
二十三年度
予算
三案について、
反対
の
立場
から
討論
いたします。 まず、今回の
東日本巨大地震
・
津波災害
によってお亡くなりになりました
方々
、そして被災された
皆様
に対しまして心から御冥福をお祈りし、またお
見舞い
を申し上げます。 二十八日現在で
死者
は一万一千六十三人、
行方不明者
は一万七千三百三十九人、また直接的な
被害総額
は、
原発
の
影響
を含めずに二十五兆円に上ると試算されています。かつて経験したことのない未
曽有
の大
災害
であります。 我が党は、
東日本巨大地震
・
津波災害
に対して、「がんばろう
日本
」の掛け声の下、
国民
運動的な
取組
を積極的に行っています。
地震発生
直後には、
政府
に先駆けて、
東日本巨大地震
・
津波緊急災害対策本部
を立ち上げ、これまでの
震災対応
の経験を生かして、
総力
で
対策
を実行しています。緊急に取り組むべき項目をまとめ上げ、
政府
に提言しています。 また、募金や
緊急援助物資
の提供を
国民
の
皆様
にお願いし、
被災地
への救援・
復興支援運動
を全党員挙げて展開しているところであります。 我が党は、今後とも
国民
の
皆様
とともに歩んでいくことをお誓いいたします。 一方の
政府
は、
初期対応
の遅れ、情報の
混乱
、
指揮命令系統
の不統一などで
対応
が
後手後手
に回り、極めてお粗末な
対応
に終始しています。 国家の
危機
ですから、我々は
混乱
に拍車を掛けることはしませんが、ただ一つ、
総理
の
初動
に看過できない
問題点
があったことを指摘しておきます。
震災
の翌日、
総理
は早朝から
官邸
を離れ、
自衛隊ヘリ
で
福島原発
の
事故現場
、宮城県
被災地
を視察されました。このため、
官邸
で
緊急災害対策本部会議
が開催されたのはお昼前と、半日も遅れた
初期対応
だったのです。 しかも
総理
は、
緊急対応
に追われている
原発現場
の
負担
や
混乱
も考えずに視察を強行されました。自らが
現場
の
危険性
や
緊急対応
の
状況
も考えずに直接の
現場
に行くという軽挙妄動、愚かな行動は、
最高指揮者
としての自覚がなく、
危機意識
が全く欠落しています。 さらに、
日赤総裁
も参加する
中央防災会議
がいまだに開催されておらず、官民の英知を結集して
対応
の
基本方針
や
対策
の
優先順位付け
が行われないまま場当たり的な
対応
に終始しています。 今日の
災害対策
が
後手後手
に回ったのは、この
総理
の
初動
の誤りからきているのであります。 この
国会
を振り返りますと、
予算審議
が
歳入関連法案
のない中で進められるという極めていびつな
状態
にありました。
参議院
では
特例公債発行法案
などは否決されるから送るのを遅らせるという、
政府
の誠に身勝手な判断によるものです。この点、
政府
に猛省を促しておきます。 同時に、この
非常事態
にあっては
予算
の
採決
に応じますが、必要不可欠の
集中審議等
は四月以降に先送りしたことを明言しておきます。
政治
と金、
外交防衛
、
経済
・
財政
、マニフェスト問題など、追及すべき
テーマ
は数多く残されているのであります。 さて、
参議院
での
予算委員会
を通じて国政上あまたの問題があぶり出され、
菅政権
にはとても
政権運営
を任せておけないことが明白となりました。今回の
予算
に限らず、
菅内閣
の
体制
、
政策
は
国民
の
立場
から見て
賛成
できないのであります。 具体的に述べますと、まずは、
自由民主党
の
比例代表
で選出された与謝野氏の入閣問題です。全く筋の通らない、有権者、
国民
への
背信行為
です。
政治
と金の問題に関しても
疑惑
は深まるばかりであります。 小沢元
代表
が強制起訴されましたが、
総理
は、
国民
誰もが望んでいる
疑惑
の
解明
、
証人喚問
の
実施
に関して全くリーダーシップを発揮していません。 また、
藤井総理大臣補佐官
は、自由党と
民主党
の合併時、使途不明になっている十五億円の大金の
領収書
に署名をしている
可能性
が極めて高いことが明白になってまいりました。
枝野官房長官
に関しては、JR総連や
JR東労組
からの献金問題が指摘されています。
野田財務大臣
、
蓮舫大臣
についても、
脱税関連企業
からの
パーティー券
の購入が明白になりました。 極め付けは前原前
外務大臣
と
菅総理
です。
政治資金規正法
で禁止されている
外国人
からの
政治献金
を受けており、
政治家
としてあるまじき
行為
です。
菅政権
の
基盤
は既に壊れていると言っても過言ではありません。
政権
の体を成していない
菅内閣
が
提出
した
予算
に
反対
するのは当たり前のことであります。 このほか、
主婦年金
、すなわち三号被
保険者
の救済問題について、
厚生労働省
の取り返しの付かない失政が浮き彫りになりました。
救済策
については、大変な不公平を招いている点、
法改正
でなく
課長通知
で済ませている点、
細川大臣
と長妻前
大臣
の責任問題など、
解明
、改善されなければならない問題が数多く残っています。 さらに、
防衛省
の事務次官通達問題に関しては、憲法第二十一条の表現の自由に抵触するゆゆしき問題をはらんでいるとの厳しい指摘がなされました。しかし、
北澤防衛大臣
は逃げの
答弁
を繰り返すばかりであります。
政策
的には、
菅内閣
の大きな柱に位置付けられた
社会保障
と税の
一体改革
をいかに進めるか、
TPP
、
環太平洋戦略的経済連携協定
を本当に進めるつもりかなどに関しても、
菅政権
はやると言うだけで、具体的にどう進め、どのような結論を導き出そうとするのか、明確に提示していません。 特に
TPP
に関しては、二十三日の
予算委員会公聴会
で
京都大学
の
藤井教授
は、
被災地
に
TPP
による安い
農産品
の
津波
が来襲すれば壊滅的な
被害
を受けるのは必定だ、
政府
は直ちに
TPP交渉不参加
を表明すべきだと主張し、
与野党委員
から大きな
拍手
、声援を受けたのであります。 以上述べましたように、
予算審議
の中で明らかになった問題に関して、何ら解決されず、解決の道筋さえ示されないのに
予算
に
賛成
するわけにはまいりません。 二十三年度
予算
の
内容
に関しても、とても賛同できるものではありません。
予算
が
衆議院
で可決される際に我が党は
予算
の組替え
動議
を
提出
しましたが、その中ではっきりと
政府案
の
問題点
、修正すべき点を述べております。
ばらまき
四K、すなわち、
子ども手当
や
戸別所得補償
、
高校授業料無償化
、
高速道路無料化
に関しては
国民
の大多数が
政策
の継続にノーと言っています。今後、膨大な
復興財源
が必要となるのは間違いなく、
効果
が期待できない四
K政策
は全て放棄すべきであります。 特に
子ども手当
については、
少子化対策
という所期の目的から大きく懸け離れた
ばらまき
です。子供の将来のための貯蓄、
保険料
は四十数%と圧倒的な比重を占め、親の
遊興費
などに使われているとの話も後を絶ちません。
政策効果
の薄い
ばらまき
四
K政策
を撤回することで、我が党の試算では二・七兆円もの
財源
が確保できるのであります。 また、本
予算
では、
公共事業
に関してはコンクリートから人への空虚なスローガンがまだ生きており、一三・八%もの大幅な
削減
になっています。今後、
補正予算
の
編成
によって
公共事業
は拡充されるでしょうが、この
予算
は全く現在の
状況
を反映していません。
災害復旧事業費
や
学校耐震化予算
の
削減
、
スーパー堤防事業
の廃止など
治水事業
の
大幅カット
、
道路整備事業
の圧縮など、恐ろしいほど現実の需要と正
反対
の
予算
になっているわけであります。
基礎年金
の
国庫負担割合
二分の一を
維持
するための
財源
二・五兆円も問題です。
政府案
では、鉄道・
運輸支援機構
や
財投特別会計
、
外為特別会計
の
余剰金
を充てることにしていますが、これらの多くは一度きりの
財源
であります。我が党の組替え
動議
では、二分の一
維持
のためにしっかりと
恒久財源
を手当てすることといたしています。 また、
農家
の
戸別所得補償制度
に関しても即刻廃止し、我が党が主張する
農地利用
の集積、
集落営農
を含む
担い手育成
のための
支援等
を充実すべきであります。 このほか、
予算
の
規模
は小さいので目立ちませんが、
花粉症対策
のための
予算
がとんでもない削り方をされています。我々が百億円程度付けていたものを僅か二億円と極端に抑制しています。
医療費
で二千八百億円、
経済損失
で五千億円以上と言われる
花粉症
に対して極めて冷たい
予算
と言わざるを得ません。 最後になりますが、
東日本巨大地震
・
津波災害
によって
国会
は一時
休戦状態
にあります。今後、
日本
の
復興
を図っていくため、
与党
も
野党
もない、
国民総力
を挙げて必死に取り組む必要があります。我々は、これからの
補正予算
の
編成
などを含めて、
政府
に全面的に
協力
していく所存であります。 しかしながら、この
予算
、それを提案した
菅政権
には何ら評価できる点はなく、
国民生活
の向上につながることもないと判断せざるを得ません。 我々は、
日本
が
大震災
から
復興
するために、昼夜を問わず、粉骨砕身、刻苦勉励し、
国民
一人一人が
震災
前よりも将来にしっかりとした展望と明るい希望を抱くことができる
国づくり
に邁進することをここに強くお誓い申し上げまして、私の
討論
といたします。(
拍手
)
西岡武夫
8
○
議長
(
西岡武夫
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ─────────────
西岡武夫
9
○
議長
(
西岡武夫
君) これより三案を一括して
採決
いたします。 表決は
記名投票
をもって行います。三案に
賛成
の
諸君
は
白色票
を、
反対
の
諸君
は
青色票
を、御
登壇
の上、御
投票
を願います。
議場
の
閉鎖
を命じます。
氏名点呼
を行います。 〔
議場閉鎖
〕 〔
参事氏名
を
点呼
〕 〔
投票執行
〕
西岡武夫
10
○
議長
(
西岡武夫
君)
投票漏れ
はございませんか。──
投票漏れ
はないと認めます。
投票箱閉鎖
。 〔
投票箱閉鎖
〕
西岡武夫
11
○
議長
(
西岡武夫
君) これより開票いたします。
投票
を
参事
に計算いたさせます。
議場
の
開鎖
を命じます。 〔
議場開鎖
〕 〔
参事投票
を計算〕
西岡武夫
12
○
議長
(
西岡武夫
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百四十一票
白色票
百九票
青色票
百三十二票 よって、三案は否決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
西岡武夫
13
○
議長
(
西岡武夫
君) ただいまの結果、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案について、本院は
衆議院
から
両院協議会
を求められることになります。 ─────・─────
西岡武夫
14
○
議長
(
西岡武夫
君)
日程
第一
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
農林水産委員長主濱了
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔主
濱了
君
登壇
、
拍手
〕
主濱了
15
○主
濱了
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
いたします。 本
法律案
は、昨年四月の宮崎県における
口蹄疫
の
発生
、また十一月以来の高
病原性鳥インフルエンザ
の
続発等
、最近における
家畜
の
伝染性疾病
をめぐる
状況
に鑑み、
家畜防疫
を的確に
実施
するため、
家畜伝染病
の
発生
を
早期
に発見するための
届出制度
並びに
口蹄疫
の蔓延を
防止
するための
患畜及び疑似患畜以外
の
家畜
の殺
処分制度
を導入するとともに、海外からの入国時における
消毒措置
の
拡充等
の
措置
を講じようとするものであります。 なお、
衆議院
において、
施行期日
の
見直し等
を主な
内容
とする修正が行われました。
委員会
におきましては、
畜産農家
における
家畜伝染病
の
侵入防止措置
への
支援
の
必要性
、
畜産農家
による埋
却地確保
に対する
支援策
、
家畜防疫員
の確保に向けた
取組
、
防疫体制強化
に向けた
関係各国
との
連携強化
の
必要性等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知を願います。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。 なお、本
法律案
に対して
附帯決議
を行いました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
西岡武夫
16
○
議長
(
西岡武夫
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
西岡武夫
17
○
議長
(
西岡武夫
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
西岡武夫
18
○
議長
(
西岡武夫
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百四十
賛成
二百四十
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
西岡武夫
19
○
議長
(
西岡武夫
君)
日程
第二
公害
の
防止
に関する
事業
に係る国の
財政
上の
特別措置
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
総務委員長那谷屋正義
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
那谷屋正義
君
登壇
、
拍手
〕
那谷屋正義
20
○
那谷屋正義
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
総務委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、引き続き
公害防止対策事業
の促進を図るため、
公害
の
防止
に関する
事業
に係る国の
財政
上の
特別措置
に関する
法律
の
適用期限
を十年間延長するとともに、
廃棄物処理施設
の設置の
事業等
について、同
法律
の
対象事業
から除くこととしようとするものであります。
委員会
におきましては、
質疑
を行った後、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
西岡武夫
21
○
議長
(
西岡武夫
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
西岡武夫
22
○
議長
(
西岡武夫
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
西岡武夫
23
○
議長
(
西岡武夫
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百四十一
賛成
二百四十一
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
西岡武夫
24
○
議長
(
西岡武夫
君) これにて
休憩
いたします。 午後一時四十三分
休憩
─────・───── 午後二時五十六分
開議
西岡武夫
25
○
議長
(
西岡武夫
君)
休憩
前に引き続き、
会議
を開きます。 先ほど
衆議院
から、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案について、
国会法
第八十五条第一項の規定により、
両院協議会
を求められました。 これより、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案に関する
両院協議会
の
協議委員
十名の
選挙
を行います。 つきましては、本
選挙
は、その手続を省略し、
議長
において指名することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
西岡武夫
26
○
議長
(
西岡武夫
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案に関する
両院協議会
の
協議委員
に
岩城光英
君、
衛藤晟一
君、
世耕弘成君
、
林芳正
君、
丸川珠代
君、
山本順三
君、
加藤修一
君、
長沢広明
君、
水野賢一
君、
井上哲士
君を指名いたします。 これより直ちに
両院協議会協議委員
の正副
議長
を
選挙
されることを望みます。
両院協議会
の結果の
報告
を待つため、暫時
休憩
いたします。 午後二時五十八分
休憩
─────・───── 午後四時四十六分
開議
西岡武夫
27
○
議長
(
西岡武夫
君)
休憩
前に引き続き、
会議
を開きます。
平成
二十三年度
一般会計予算外
二件
両院協議会参議院協議委員議長
から
報告
書が
提出
されました。 この際、
報告
を求めます。
協議委員
議長
林芳正
君。 ───────────── 〔
報告
書は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
林芳正
君
登壇
、
拍手
〕
林芳正
28
○
林芳正
君
平成
二十三年度
一般会計予算外
二件
両院協議会
の
経過
及び結果について御
報告
申し上げます。 本院
協議委員
は、先ほどの本
会議
におきまして、
議長
より指名されました後、直ちに
協議委員
議長
及び副
議長
の互選を行い、その結果、
協議委員
議長
に私、
林芳正
が、副
議長
に
岩城光英
君がそれぞれ選任されました。 なお、
衆議院
におきましては、中井洽君が
協議委員
議長
に、中川正春君が副
議長
に選任されました。
両院協議会
の初会の
議長
はくじにより決することとなっておりますので、開会に先立ち抽せんを行いました結果、
衆議院
側
協議委員
議長
の中井洽君が
議長
に当選されました。 協
議会
におきましては、
衆議院
側から、二十三年度
予算
は、
成長
と
雇用
を重視し、新
成長戦略
を着実に
実施
するものであること等の理由で原案どおり可決した旨の説明があり、
東北地方太平洋沖地震
による
被害
への
対応
のため、本
予算
を速やかに成立させる必要があるとの発言がありました。 次に、本院側から、
震災
の
復旧
・
復興
に巨額の
財源
が必要となるにもかかわらず、マニフェスト施策の修正・撤回が行われていないこと、
雇用
拡大や
経済成長
に資する
内容
になっていないこと、
公共事業
を大幅に
削減
するなど地方を軽視していること等の理由により、否決した旨の説明がありました。 次に、協議に移りましたところ、各
協議委員
から種々の意見が述べられました。 その後、懇談に入りましたが、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二件
両院協議会
は、意見の一致を見るに至らず、成案が得られませんでした。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
西岡武夫
29
○
議長
(
西岡武夫
君)
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案につきましては、両議院の意見が一致いたしませんので、憲法第六十条第二項の規定により、
衆議院
の議決が
国会
の議決となります。 本日はこれにて散会いたします。 午後四時五十分散会