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2011-07-12 第177回国会 参議院 内閣委員会 第11号
公式Web版
会議録情報
0
平成二十三年七月十二日(火曜日) 午後零時十二分開会 ─────────────
委員
の
異動
六月二十一日
辞任
補欠選任
有田
芳生
君 芝
博一
君
安井美沙子
君 蓮
舫君
七月十一日
辞任
補欠選任
平野
達男
君
斎藤
嘉隆
君 七月十二日
辞任
補欠選任
岡崎トミ子
君
吉川
沙織
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
松井
孝治
君 理 事
相原久美子
君
大久保潔重
君 宮沢 洋一君 委 員
植松恵美子
君 江崎 孝君
斎藤
嘉隆
君 芝
博一
君
牧山ひろえ
君
吉川
沙織
君 蓮
舫君
岡田 広君 山東 昭子君 松村 龍二君 谷合 正明君 小野 次郎君
国務大臣
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
消費者
及び食品安全) )
細野
豪志君
事務局側
常任委員会専門
員
五十嵐吉郎
君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
内閣
の
重要政策
及び
警察等
に関する
調査
(
原発事故
の
収束
及び
再発防止
、
節電啓発等及
び食品安全の諸
施策
に関する件) ─────────────
松井孝治
1
○
委員長
(
松井孝治
君) ただいまから
内閣委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告をいたします。 昨日までに、
安井美沙子
君、
有田芳生
君及び
平野達男
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
蓮舫君
、
芝博一
君及び
斎藤嘉隆
君が選任されました。 また、本日、
岡崎トミ子
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
吉川沙織
君が選任されました。 ─────────────
松井孝治
2
○
委員長
(
松井孝治
君)
内閣
の
重要政策
及び
警察等
に関する
調査
を議題といたします。 この際、
原発事故
の
収束
及び
再発防止
、
節電啓発等及
び食品安全の諸
施策
について、
細野国務大臣
から発言を求められておりますので、これを許します。
細野国務大臣
。
細野豪志
3
○
国務大臣
(
細野豪志君
) この度、
国務大臣
を拝命をいたしました
細野豪志
と申します。
松井委員長
、そして
理事
の
皆さん
、
委員
の
皆さん
、どうぞ御指導をよろしくお願い申し上げます。 それでは、所信を申し述べます。 初めに、
東日本大震災
により亡くなられた
方々
とその御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された
方々
に心からお見舞いを申し上げます。 さて、
原発事故
の
収束
及び
再発防止担当大臣
、
節電啓発等担当大臣
、
内閣
府
特命担当大臣
として、一言御挨拶申し上げます。 六月二十七日、
菅内閣総理大臣
から、
東京電力福島原子力発電所
の
事故
の
収束
と
再発防止
の
担当大臣
を拝命いたしました。同
事故
は、我が国にとって未
曽有
の
原子力災害
であり、
国民
の生命、財産を保護するという国家の
役割
が問われる事態であると認識しております。かかる
事故
の
早期収束
及び
再発防止
のため、
全力
を尽くしてまいります。 私は、三月十一日の
事故発生
以来、
海江田経済産業大臣
と
協力
しながら、
事故対応
の最前線で日夜取り組んでまいりました。 現在、
政府
は
東京電力
と共に、いわゆる道筋に沿って
事故
の
早期収束
を目指し、
全力
で取り組んでおります。これまでの様々なトラブルは、
現場
の大変な努力によって乗り越えてまいりました。 一、二、三号機では、
原子炉
から漏出した
放射性汚染水
を
処理
、循環させて
原子炉
へ戻す、いわゆる
循環注水冷却
の本格的な稼働を開始しました。また、
水素爆発
を予防するための
窒素封入
については、一、二号機で開始し、三号機も七月中旬には開始できるよう鋭意
作業
を進めています。 こうした
取組
を進める上で最も重要なのは、
現場
の
作業環境
の改善や
作業員
の
健康管理
です。
政府
としては、
地下水汚染
の
拡大防止策
といった
課題
と併せて、責任を持って取り組んでまいります。 また、
被災者
の
方々
の一日でも早い帰還や安心できる
生活
に向けた
取組
も必要です。このため、
環境モニタリング
の
強化
、
放射性廃棄物
の
処理
、
除染
の実施などの
取組
を一層加速させてまいります。 さらに、
事故
の状況や
事故収束
に向けた
取組
について、
被災者
、
国民
の皆様及び
世界
に向けて
透明性
を確保して説明することが必要であり、分かりやすい
情報発信
に尽力をしてまいります。
事故
の
早期収束
に向けて
世界
の英知を結集することが重要であり、米国などの
関係国
や
国際原子力機関
などの
国際機関
との綿密な
連携協力
を進めてまいります。
原発事故
の
再発防止
のためには、
関連行政機関
の
体制整備
、
強化
が重要な
課題
です。今後、原子力安全・
保安院
を
経済産業省
から独立させ、一元的な
原子力安全規制機関
の創設を念頭に、
原子力安全規制
に関する新たな組織や
制度
の青写真を
早期
に示したいと考えております。
原子力委員会
及び
原子力安全委員会
には、今回の
事故
を踏まえて、その
役割
を十分に果たすことを期待します。
原子力委員会
においては、まずは今回の
事故
に由来する
使用済燃料
、
放射性廃棄物
の
処理
及び
廃炉
についての中長期的な
方向性
を具体的に示すことを期待します。
原子力安全委員会
においては、
原子力発電所
に関する総合的な
安全評価
への関与、
安全審査指針
の見直しを含め、原子力安全に関する
専門家集団
としてその使命を果たすことを期待します。 食の安全は、
国民生活
に身近な重要な
政策テーマ
の一つです。特に、食品を介した
放射性物質
の
健康影響
について、現在、科学的な知見に基づき
評価
が行われているところであり、これらを
情報発信
すること等により、
国民
の安全、安心につながるよう
全力
で努力してまいります。
東日本大震災
以降、電力の
供給力
が限られる中、今後とも積極的な
情報提供等
を通じ、
国民
の
節電
への御
理解
、御
協力
の確保に努めてまいります。
障害者施策
については、
障害者権利条約
の締結に向けた
制度改革
を
推進
し、全ての
国民
が
障害
の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を目指します。その一環として、今
通常国会
に提出した
障害者基本法
の
改正案
は、去る六月十六日に衆議院で修正の上、
全会一致
で可決されたところであり、今
国会
での成立に向けて、何とぞ本
委員会
の御
理解
をよろしくお願い申し上げます。
自殺対策
については、
自殺対策タスクフォース
を中心に、
関係省庁
や
地方公共団体等
と連携して必要な
対策
を強力に
推進
してまいります。 あわせて、子ども・
若者ビジョン等
に基づく青少年の育成、新たな
基本計画
に基づく
食育
、
交通安全対策
、
犯罪被害者等施策
の
推進
のほか、
薬物乱用対策
、
日系定住外国人施策
の
推進等
に取り組んでまいります。
松井委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
松井孝治
4
○
委員長
(
松井孝治
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後零時十八分散会