○岡田広君 自由民主党の岡田広でございます。
初めに、
東日本巨大
地震で
被災に遭われた
皆様に心からお
見舞いを申し上げたいと思います。
まず、今回の
地震災害においての緊急対策本部の連絡体系の在り方についてお尋ねをしたいと思っております。
地震発生後の今月十三日に、
内閣府の緊急対策本部から茨城県の災害対策本部に電話が入りました。時間は午前十一時ということであります。茨城県で
福島原発の事故の箇所から二十キロ圏内の
方々の避難の皆さんを受け入れる、一万五千人の受入れをお願いをしたいということでありました。
早速、県では県内受入れ可能な
市町村に照会をして、その日の夕方にファクスで一万五千人の受入れは了承した、オーケーだということで返事をいたしました。十四、十五、十六、十七、十七日の午前中までには緊急対策本部からは何の連絡もありません。
私は十七日に倫選特の
委員会で質問をしまして、終わった後に片山総務
大臣にこの件を話をしました。緊急対策本部の連絡体系、報告や連絡や相談はどうなっているんだろうか、連携はどうなっているのか。片山
大臣は、それはいけないことだ、私が今日から副本部長になったので、これはしっかりと対応をして茨城県に連絡をしますという話でありました。しかし、昨日現在までまだ連絡がありません。
その間にも、
福島県ナンバー、これは二十キロ圏か三十キロかあるいはそれ以外の人か全く、茨城県に設置した避難所では一々二十キロ圏ですか三十キロですかということで受入れをしているわけではありません。二千人近くの
方々が既に茨城県に避難をされています。一日一日と、刻々と情勢というのは変わるんではないでしょうか。
私は栃木県にも聞いてみました。栃木県にも同じ日の午後、対策本部、電話番号と担当者の名前は茨城でも栃木でも話をされています。しかし、栃木県には、今度はちょっと内容が違っていました。担当者は同じ方です。茨城と栃木で一万五千人の受入れはどうですかという話でありました。栃木県では、前日にそういうことも想定して、福田知事が県内各地に避難に対する場所の
確保等について指示をされています。一万人ぐらいの受入れはオーケーだということで、即座に電話で、そのいただいた電話で回答したそうです。しかし、やっぱり対策本部からはその後なしのつぶて。
そして、二十二日の夜、これは消防庁から電話がありました。現在どのぐらい受入れをしていますか。三千人です。そして、更にどのぐらいの受入れが可能ですか。あと三千人ぐらいは大丈夫です。準備をすればあと四千人、一万人は受入れ可能だという、十三日に栃木県の対策本部が返事した一万という数字をそのときに挙げたそうであります。それは消防庁からの連絡。
そして、翌日、二十三日、今度は総務省から、
大臣官房総務課災害対策支援室というところだそうです。そこからまた同じような連絡があったということであります。これは栃木県の話です。茨城県は全く何もその後連絡ありません。
片山総務
大臣は大変お忙しいですから、こういう小さなこと、連絡体系のことはお忘れになっているのかもしれませんけれども、私はやっぱり、こういう形で、官邸には、マスコミでは、人を集めるだけで全く機能していない、混乱しているというような記事も報道をされています。こういう連絡体系の在り方でいいんだろうか。
内閣府対策本部から今回の、これは茨城、栃木以外、新潟あるいはほかの県にもこういう連絡体制は行っているんだろうと思います。避難民の受入れを頼んでおいて、回答して、その後全く
福島県との連絡が付かない、
市町村との、あるいはなかなかサーベイとかの問題で集団受入れは難しい。しかし、そういう
状況を刻々と知らせるべきではないか、これは最大の
基本ではないかと私は思うわけであります。
今回の各自治体への通達、指示は誰の判断で行われたのか、あるいは今後受入れ可能な自治体と避難される
方々とのコーディネートはどこがやるのか。マスコミ情報によりますと、二十キロから三十キロ圏の中の
方々にも避難指示も
検討されるということで伺っているわけでありますが、まずこの点について御答弁をお願いをしたいと思います。