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竹谷とし子君 ありがとうございます。
震災発生後、私
自身も様々な現場の
状況またお声を見聞きしてまいりました。今、仮設住宅そして瓦れき処理の
お話ありましたけれども、例えば瓦れき処理一つ取ってみましても、国は一次
補正予算で約三千五百億円交付をしました。それが市町村の現場に届いていない。現場によっては、瓦れき処理の
予算が足りていないから
執行を絞って発注を控えているのではないかという、そういった声もあります。
環境省に確認をしたところでは、本日現在の瓦れき処理
予算の国としての
執行状況、ゼロ円です。概算払の
要求書類が市町村から今出始めている
状況、六月十四日に最初の市町村から書類が届きました、現在十市町村から届いている。環境省と
財務省で処理をして七月上旬に支払う予定だと、市町村から書類が
提出されてその処理に十五日から二十日要するものと考えていますという、そういうヒアリングの結果でありました。
また、ほかの例としては、災害
復興住宅もこれ一次
補正予算に入れていただいていますが、現在の
執行状況、岩手県で七百五十戸分の調査設計費、これは着手されているようですけれども、ほかはほとんどまだ
予算としては手付かずの状態ではないかというふうに
思います。
せっかく確保した
予算、これ先ほど
櫻井副
大臣からもありました、
予算を作るときにも、市町村から要望が上がって、県でまとめて、それが各省に上がって
財務省でまとめているという、そういうプロセスがあって、その
執行に当たってもまたそのプロセスと同じような形のものが取られていて、今早くても、瓦れき処理費の例を取って申し上げるんですけれども、これだけを指しているわけではありません。
二か月間、
予算確保されてから少なくとも最初のところに
執行されるまでに掛かっているようなそういう実態を考えますと、
予算は通すだけではなくて
執行されて初めて
国民生活に効果を出すことができるものであって、やっとそれで国民がサービスを受けることができる、そういうものだと
思いますので、
予算の
執行状況、これ、
財務省としては関知していない、各省に任せているということでありますけれども、それを国としてモニタリングをすることによってどこにボトルネックがあるのか、それぞれ県も市町村も、また瓦れき処理についていえば環境省も約十人各県そして
被災地に派遣をして一緒に作業をされているということではありますけれども、それぞれ皆さん一生懸命やっていらっしゃると
思います。国が一気通貫で見てどこにボトルネックがあるか把握をして、そしてそれを、問題を発見して解決するということが国として、仕事として必要なのではないかというふうに
思います。それを今やっているところがないんじゃないかなというのが私の問題の視点でございます。
同時に、情報公開という
観点からも
執行状況を公開する。公開することで
予算がどのように使われているのかが分かって、それが国民の皆様から、きちんと
被災地の皆様のために税金が使われているという、そういう納得感にもつながるのではないかというふうに私は
思います。
その
意味で、今回の
予算の
執行状況、速報ベースで正確性は後で
修正するとかというそういう、正確性は厳密性を求めなくてもいいのではないかと私は
思いますので、週ベースぐらいで積極的に開示、共有をしていくべきではないかというふうに思うのですが、
大臣の御見解をお伺いしたいと
思います。