○藤井基之君 ありがとうございます。
実は多くの
質問を通告いたしました
関係上、済みません、紋切り型で申し訳ございませんが、ひとつ
食品の問題を
幾つか聞きたいと思っております。
その前に、私も、この
震災が起こってから都内のスーパーマーケット等、どのような
状況になっているか、何度か実はのぞいてみました。御案内のとおりです。当初、一度にペットボトルの水がなくなりました。そして、その後、今も続いているのが
幾つかありますが、実は牛乳がなくなりました。納豆がなくなりました。そしてヨーグルトも実はなくなりました。少しずつですが、これらについては復活をしているということ、本当に各人の、
皆さん方の
努力によるものだと思っております。
感謝申し上げます。
このヨーグルトがなくなったケースなんですけれ
ども、これいわゆる節電の問題等によって、いわゆる生産
現地が確かに被災されたこともあるんですが、それに加えて、いわゆるこういうヨーグルト作るときの俗に言うバイオ
食品になるわけですね。バイオテクノロジー使うためには非常に厳密な温度管理等が必要になってまいります。それができないために非常に量産が難しくなったというふうに伺っています。
実はこのことは、同じようなことが
幾つかの実は薬の問題についても言えます。
この薬の問題というのは、当然のことながら、今、薬がなくて医療というとなかなか考えにくい。当初、被災を受けた生産地の問題についてはこれかなり政府も
対応をしていただきまして、品薄の
状況、
幾つかの点におきましての薬の品薄
状況は解決をしたというふうに私は理解しております。ありがとうございました。
これについて、今後の問題を申し上げますと、被災を受けたところの中で、あるいはその近くにありまして、例えば東電等の、電力消費がこれから
拡大して節電をしなきゃいけない
地域に実は重要な医薬品の生産拠点があります。そして、それらは代替する機能を持っている工場がないという商品がある。具体的に申し上げますと、これはいわゆるバイオ医薬品と言われているものでございます。これらにつきましては、まさに電気の供給が安定的であるかどうかということが一義的に懸かってきております。
東電におきましては、これから夏に向けての消費電力の
拡大に対する
対応として、いわゆる節電を求めることによって
計画停電はやめるという方向で今
対応されているということでございます。一般国民としましてもそれに対しての協力をしたいと思っておるし、また企業にとりまして、特に大規模な消費工場につきましては二五%でしょうか、そのほかの中小についてもしかるべき
対応ということで取られておりますが、やっぱりその中で、国民の生活上どうしても、一律にやることが原則だと思いますけれど、ある
程度濃淡を掛けざるを得ないことがあろうと思うんですね。
私は、これらの、特に重要なバイオ医薬品の供給問題についてはそれなりの配慮を、これは必ずしも、この所掌している、電力の供給の問題について
対応する省庁で十分な御理解いただけるかどうか、私には不安があります。これについて御理解いただけるのは、もうひとえに
厚生労働省だと考えております。
厚生労働省から、電力消費に向けての節電計画の折には、そういった特別な配慮の要るところ、もちろん医薬品生産工場だけじゃありません、病院等もそうなんですよ。それはちょっとの時間の自家発電装置なら持っているかもしれませんけれ
ども、ある
程度時間長くなるような、そんな
対応はこれ無理なんです。それについては特段の配慮を政府としていただきますよう、
厚生労働省としても頑張っていただきたいと考えます。
続いて、ちょっと
食品についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
前回の三月のときにも御
質問させていただきまして、そのときは、いわゆる原子力
災害対策特別措置法に基づく規定だけではなくて、
食品衛生法においてもちゃんと規定を設けるべきだという趣旨の
質問をさせていただきました。その後、
厚生労働省はそのような
対応を取っていただきまして、
食品衛生法における基準を設定されました。ありがとうございます。
やはり、私は思います。原子力
災害対策特別措置法で言われることと
食品衛生法で言われること、それによって、同じ数値を持って同じように政府が発言をなさったとしても、国民の
方々にとってどちらがより身近に感じる数字かということ、どちらがより身近に感じられる内容かということです。
食品ですと一言言ってくれることが敏感に反応することになります。
私はお尋ねをしたいと思っています。このときはまだ実は魚介類に対しての規制値が実は規定されてありませんでした。その後、近海の、これはコウナゴというんですか、お魚からも規制値以上の数値といいましょうか、当時の数字でいいますと二千ベクレル・パー・キログラム以上の沃素が実は検出されたということで、急遽規制値をお詰めになりました。
私は、この規制値、改めて聞きたいと思っておりましたが、これにつきましては、その後できる限りの
対応を取られたというふうに理解をしまして、いわゆる
食品衛生法における基準を決めたプロセスを少し割愛されたように理解しますが、私はこの基準そのものについてどうこうと言うつもりはありません。
ただ、もう一度戻りますと、原子力
災害対策特別措置法に基づきますと、
幾つかの
食品に対して、三月の二十一日からいろいろな制限が、本
部長である菅総理の名前で各
地域の知事に対して指示が発出されました。そして、あるものは取り消されました。
ここでお伺いしたいんですけど、実は消費者の
方々が迷っている一つの理由というのは、ここに出てくる中で、
食品に対して出荷制限というものと摂取制限というものの二つがあることなんですよ。これは一体何が違うんですか、お答えいただきたいと思います。