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2011-08-31 第177回国会 衆議院 内閣委員会 第17号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成二十三年八月三十一日(水曜日)     午前十時二十分開議  出席委員    委員長 荒井  聰君    理事 大島  敦君 理事 岡島 一正君    理事 階   猛君 理事 津村 啓介君    理事 村井 宗明君 理事 塩谷  立君    理事 平井たくや君 理事 高木美智代君       井戸まさえ君    磯谷香代子君       打越あかし君    岡田 康裕君       小林 正枝君    後藤 祐一君       坂口 岳洋君    園田 康博君       長島 一由君    西村智奈美君       橋本 博明君    福島 伸享君       松岡 広隆君    本村賢太郎君       森本 和義君    森山 浩行君       山崎  誠君    湯原 俊二君       渡辺 義彦君    甘利  明君       鴨下 一郎君    小泉進次郎君       平  将明君    長島 忠美君       野田 聖子君    遠山 清彦君       塩川 鉄也君    浅尾慶一郎君     …………………………………    内閣大臣政務官     園田 康博君    内閣委員会専門員     上妻 博明君     ————————————— 委員の異動 八月十日  辞任         補欠選任   浅尾慶一郎君     山内 康一君 同日  辞任         補欠選任   山内 康一君     浅尾慶一郎君 同月三十一日  辞任         補欠選任   岸本 周平君     渡辺 義彦君 同日  辞任         補欠選任   渡辺 義彦君     岸本 周平君     ————————————— 八月二十九日  国民祝日に関する法律の一部を改正する法律案野田毅君外二名提出衆法第三一号)  行政機関の保有する情報公開に関する法律等の一部を改正する法律案内閣提出第六〇号)  国家公務員法等の一部を改正する法律案内閣提出第七四号)  国家公務員労働関係に関する法律案内閣提出第七五号)  公務員庁設置法案内閣提出第七六号)  国家公務員法等の一部を改正する法律等施行に伴う関係法律整備等に関する法律案内閣提出第七七号)  地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、管区国家公務員局及び沖縄国家公務員事務所設置に関し承認を求めるの件(内閣提出承認第六号) 同月九日  子ども子育てシステムを導入せず保育幼児教育学童保育などの拡充を求めることに関する請願赤嶺政賢君紹介)(第二一六四号)  同(笠井亮紹介)(第二一六五号)  同(穀田恵二紹介)(第二一六六号)  同(佐々木憲昭紹介)(第二一六七号)  同(志位和夫紹介)(第二一六八号)  同(塩川鉄也紹介)(第二一六九号)  同(高橋千鶴子紹介)(第二一七〇号)  同(宮本岳志紹介)(第二一七一号)  同(吉井英勝紹介)(第二一七二号)  憲法ILO基準に沿った労働基本権の回復を求めることに関する請願赤嶺政賢君紹介)(第二一七三号)  同(笠井亮紹介)(第二一七四号)  同(穀田恵二紹介)(第二一七五号)  同(佐々木憲昭紹介)(第二一七六号)  同(志位和夫紹介)(第二一七七号)  同(塩川鉄也紹介)(第二一七八号)  同(高橋千鶴子紹介)(第二一七九号)  同(宮本岳志紹介)(第二一八〇号)  同(吉井英勝紹介)(第二一八一号)  TPPへ参加しないことに関する請願笠井亮紹介)(第二一八六号)  秋田県における国の出先機関拡充を求めることに関する請願京野公子紹介)(第二二二一号)  宮城県における国の出先機関の体制・機能の充実を求めることに関する請願高橋千鶴子紹介)(第二二二二号)  日本軍慰安婦問題解決の立法を求めることに関する請願工藤仁美紹介)(第二二七〇号)  同(石川知裕紹介)(第二二七五号)  同(松木けんこう君紹介)(第二二八一号) 同月二十二日  戦時慰安婦問題の最終解決を求めることに関する請願高橋千鶴子紹介)(第二三一七号)  憲法九条を守ることに関する請願赤嶺政賢君紹介)(第二三三四号)  同(笠井亮紹介)(第二三三五号)  同(穀田恵二紹介)(第二三三六号)  同(佐々木憲昭紹介)(第二三三七号)  同(志位和夫紹介)(第二三三八号)  同(塩川鉄也紹介)(第二三三九号)  同(高橋千鶴子紹介)(第二三四〇号)  同(宮本岳志紹介)(第二三四一号)  同(吉井英勝紹介)(第二三四二号)  平和憲法改悪反対に関する請願笠井亮紹介)(第二三八五号)  憲法改悪反対に関する請願志位和夫紹介)(第二三八六号) 同月二十四日  東日本大震災復興を妨げるTPP推進反対に関する請願高市早苗紹介)(第二四七四号)  同(古屋圭司紹介)(第二四九六号)  TPPに参加しないことに関する請願赤嶺政賢君紹介)(第二五〇七号)  同(笠井亮紹介)(第二五〇八号)  同(穀田恵二紹介)(第二五〇九号)  同(佐々木憲昭紹介)(第二五一〇号)  同(志位和夫紹介)(第二五一一号)  同(塩川鉄也紹介)(第二五一二号)  同(高橋千鶴子紹介)(第二五一三号)  同(宮本岳志紹介)(第二五一四号)  同(吉井英勝紹介)(第二五一五号)  国旗国歌法改正を求めることに関する請願田中和徳紹介)(第二五三八号)  日本農業地域経済、暮らしと雇用を壊すTPPに参加しないことに関する請願笠井亮紹介)(第二五三九号)  同(穀田恵二紹介)(第二五四〇号)  憲法九条を守ることに関する請願志位和夫紹介)(第二五四一号)  子ども子育てシステムを導入せず保育幼児教育学童保育などの拡充を求めることに関する請願北神圭朗紹介)(第二五六七号) 同月二十五日  子ども子育てシステムを導入せず保育幼児教育学童保育などの拡充を求めることに関する請願赤嶺政賢君紹介)(第二六〇二号)  同(笠井亮紹介)(第二六〇三号)  同(穀田恵二紹介)(第二六〇四号)  同(佐々木憲昭紹介)(第二六〇五号)  同(志位和夫紹介)(第二六〇六号)  同(塩川鉄也紹介)(第二六〇七号)  同(高橋千鶴子紹介)(第二六〇八号)  同(宮本岳志紹介)(第二六〇九号)  同(吉井英勝紹介)(第二六一〇号)  同(赤嶺政賢君紹介)(第二六五六号)  同(笠井亮紹介)(第二六五七号)  同(穀田恵二紹介)(第二六五八号)  同(佐々木憲昭紹介)(第二六五九号)  同(志位和夫紹介)(第二六六〇号)  同(塩川鉄也紹介)(第二六六一号)  同(塩崎恭久紹介)(第二六六二号)  同(田中康夫紹介)(第二六六三号)  同(高橋千鶴子紹介)(第二六六四号)  同(永岡桂子紹介)(第二六六五号)  同(平井たくや君紹介)(第二六六六号)  同(宮本岳志紹介)(第二六六七号)  同(吉井英勝紹介)(第二六六八号)  戦時慰安婦問題の最終解決を求めることに関する請願郡和子紹介)(第二六一一号)  TPPに参加しないことに関する請願佐々木憲昭紹介)(第二六一二号)  憲法九条を変えないことに関する請願笠井亮紹介)(第二六五二号)  障害者権利条約の批准にふさわしい法律の制定に関する請願郡和子紹介)(第二六五三号)  和歌山県における国の出先機関拡充を求めることに関する請願宮本岳志紹介)(第二六五四号)  同(吉井英勝紹介)(第二六五五号)  憲法第九条第二項を改正し、自衛権及び自衛隊の存在を明記することに関する請願城内実紹介)(第二六六九号)  パチンコ店における出玉換金行為を完全に違法化し、カジノ法の創設とカジノ特別区域整備を求めることに関する請願城内実紹介)(第二六七〇号)  TPPへ参加しないことに関する請願赤嶺政賢君紹介)(第二六七一号)  同(笠井亮紹介)(第二六七二号)  同(穀田恵二紹介)(第二六七三号)  同(佐々木憲昭紹介)(第二六七四号)  同(志位和夫紹介)(第二六七五号)  同(塩川鉄也紹介)(第二六七六号)  同(高橋千鶴子紹介)(第二六七七号)  同(宮本岳志紹介)(第二六七八号)  同(吉井英勝紹介)(第二六七九号)  TPP交渉に参加しないよう強く求めることに関する請願笠井亮紹介)(第二六八〇号)  国旗国歌法改正を求めることに関する請願柴山昌彦紹介)(第二六八一号) は本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  閉会審査に関する件  内閣重要政策に関する件  警察に関する件  派遣委員からの報告聴取      ————◇—————
  2. 荒井聰

    荒井委員長 これより会議を開きます。  内閣重要政策に関する件及び警察に関する件について調査を進めます。  この際、去る十日、東日本大震災発生に伴う原子力発電所安全対策等実情調査のため、宮城県に委員派遣を行いましたので、派遣委員を代表いたしまして、私から調査概要について御報告申し上げます。  派遣委員は、民主党・無所属クラブ大島敦君、岡島一正君、階猛君、津村啓介君、岡田康裕君、森山浩行君、山崎誠君、自由民主党・無所属の会の塩谷立君、平井たくや君、小泉進次郎君、公明党の高木美智代さん、日本共産党塩川鉄也君、みんなの党の山内康一君、そして私、荒井聰の十四名であります。  報告に当たり、このたびの大震災によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災者方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。  また、被災者に対する支援復旧復興等に御尽力されている関係各位に対し、心から敬意を表します。  それでは、調査概要について申し上げます。若干長くなりますが、申し上げさせていただきます。  まず、宮城県庁において、村井嘉浩宮城県知事及び奥山恵美子仙台市長から、東日本大震災への対処に関する要望を受けました。その後、村井知事から、東日本大震災による宮城県の被害状況について説明を受け、復興に関する特区についての宮城県の取り組み状況復興について宮城県が特に重視している事項、コミュニティーから離れて暮らしている被災者の心のケア、原子力災害に係る肉牛被害に関する国への要望国際リニアコライダーの誘致に関する宮城県の取り組み等について質疑応答を行いました。  続いて、奥山市長から、東日本大震災による仙台市の被害状況について説明を受け、罹災証明書発行に係る審査概要等について質疑応答を行いました。  次に、宮城警察本部において、竹内直人本部長から、宮城県内被災地における警察活動概要について説明を聴取し、被災者支援に当たっている警察官の負担や被災地治安状況等について質疑応答を行いました。  続いて、鑑識課において、デンタルチャート照合システムについて説明を聴取いたしました。これは、身元不明の遺体について歯による所見で身元を確認するもので、今回の大震災においても、多数の御遺体身元を確認することができたということでした。  その後、仙台市内から女川町にある東北電力株式会社女川原子力発電所に移動しましたが、途中、津波被害を受けた石巻市及び女川町を車中から視察いたしました。  石巻市では、かつて住宅街であった場所に瓦れきがうずたかく積まれ、辛うじて外形のみをとどめている住宅が点在するほかは、何もない荒涼とした風景が広がっておりました。  また、女川町では、町の中心部がほぼ壊滅し、複数の鉄筋コンクリートの建造物が基礎から横転しているなど、津波破壊力のすさまじさを改めて痛感いたしました。  また、車中において、東北電力原子力部金澤定男部長等から、女川原子力発電所概要や今回の大震災津波による被害状況等について説明を聴取いたしました。  女川原子力発電所津波の当初想定は約三メートルでしたが、社内設置した委員会での専門家意見を踏まえて、さらに安全のために敷地高を十四・八メートルとし、相当の余裕を持たせて建設されました。このため、女川原子力発電所に来襲した津波敷地前面における遡上高が最大十三・八メートルであり、さらに地震により一メートルの地盤沈下が生じたにもかかわらず、被災を免れることができました。  敷地を高くすれば、建設コストや海水を取水するコストが高くなってしまうのですが、社内委員会専門家意見を尊重したという事実を知りました。目先の利益に惑わされず、安全性を重視したその方の英断により、女川原子力発電所は救われたのです。  その後、女川原子力発電所において、東北電力梅田健夫副社長から、当該原子力発電所安全対策等について説明を聴取し、中央制御室発電所設備被害状況外部電源等を喪失した場合に備えた電源車などを視察いたしました。  さらに、訓練センターにおいて、大津波による全電源喪失を想定した訓練を視察いたしました。訓練の内容は、巨大地震発生後、大津波により外部電源等をすべて喪失したことを想定し、各職員が対応するというものでありました。実際の災害さながらの非常に緊張感のある訓練であり、各職員が懸命に取り組んでおりました。  発電所施設安全対策も重要ですが、危機に際しては、職員の適切な対応が重要であります。非常事態発生時にパニックに陥らず、的確に事態に対応するため、常日ごろから最悪の事態を想定した訓練を重ねることが極めて重要であるとの認識を新たにいたしました。  以上が調査概要でございますが、今回の調査を通じて、大震災による被害は余りにも大きく、被災地はいまだ復興にはほど遠い状況にあることを痛感いたしました。  被災者方々が一刻も早く安定した生活に戻ることができるよう、国が全力を挙げて支援していかなければならず、当委員会としても、さまざまな活動を通じて被災地支援していかなければならないという決意を新たにいたしました。  また、既存の原子力発電所安全性については、速やかに、かつ万全の対策を講じていかなければなりません。今回の女川原子力発電所の視察で得た知見を今後の内閣委員会における審議で生かしていきたいと考えております。  最後に、今回の調査に御協力をいただきました関係方々に心からお礼を申し上げ、派遣報告とさせていただきます。      ————◇—————
  3. 荒井聰

    荒井委員長 この際、御報告申し上げます。  今会期中、本委員会に付託されました請願は五十六種四百七十五件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会等において検討いたしましたが、委員会での採否の決定はいずれも保留することになりましたので、御了承願いたいと存じます。  なお、お手元に配付いたしましたとおり、今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、子ども子育てシステムに関する陳情書外十一件、また、地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、新たな経済対策を求める要望意見書外二百五十二件であります。念のため御報告申し上げます。      ————◇—————
  4. 荒井聰

    荒井委員長 次に、閉会審査に関する件についてお諮りいたします。  まず  第百七十四回国会井上信治君外六名提出国家公務員法の一部を改正する法律案  第百七十六回国会河野太郎君外六名提出国家公務員法等の一部を改正する法律案  第百七十六回国会河野太郎君外六名提出幹部国家公務員法案  及び  野田毅君外二名提出国民祝日に関する法律の一部を改正する法律案 以上の各案につきまして、議長に対し、閉会審査申し出をするに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立
  5. 荒井聰

    荒井委員長 起立多数。よって、各案について、議長に対し、閉会審査申し出をすることに決しました。  次に  内閣提出行政機関の保有する情報公開に関する法律等の一部を改正する法律案  内閣提出国家公務員法等の一部を改正する法律案  内閣提出国家公務員労働関係に関する法律案  内閣提出公務員庁設置法案  内閣提出国家公務員法等の一部を改正する法律等施行に伴う関係法律整備等に関する法律案  内閣提出地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、管区国家公務員局及び沖縄国家公務員事務所設置に関し承認を求めるの件  第百七十三回国会井上信治君外三名提出地域住民等による安全で安心して暮らせるまちづくり推進に関する法律案  及び  第百七十四回国会下村博文君外五名提出死因究明推進法案 並びに  内閣重要政策に関する件  栄典及び公式制度に関する件  男女共同参画社会の形成の促進に関する件  国民生活の安定及び向上に関する件  及び  警察に関する件 以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会審査申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 荒井聰

    荒井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。  まず、閉会中、委員会において、参考人出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人出席を求めることとし、その人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 荒井聰

    荒井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員派遣の期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 荒井聰

    荒井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。      ————◇—————
  9. 荒井聰

    荒井委員長 この際、一言申し上げます。  今国会は、一月二十四日に召集して以来、会期二百二十日間の長きにわたる国会でありました。  この間、御承知のとおり、東日本大震災発生いたしましたが、委員各位におかれましては、この震災からの復旧復興等のために真摯な議論を重ねていただきました。  委員長として、理事委員各位に対し、心から敬意を表しますとともに、円滑、円満な委員会運営に皆様の御協力をいただいたことを深く感謝申し上げます。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時三十一分散会