○高橋(千)
委員 先ほどの答弁と同じですがと最初におっしゃったんですけれ
ども、答弁を聞いて私は質問しておりますので。
やはり、「真に必要な場合を除き、」と
閣議決定でさえも書いているわけです。これは本当に、ただのいわゆる船を動かせばいいということではなくて、現地の方がよく
お話をされていると思いますけれ
ども、乗り込むところから介助をして、本当にぎりぎりの体制でやっている
仕事なわけですね。そういう
意味をきちっと持って、
民間委託して、動けなくなってもいいということには絶対ならないということでの昨年の経緯があったわけで、国が責任を持ってという経緯があったということを本当に踏まえていただきたい。
二〇〇九年の
決議を行うときに、「
政府においては、国の事務及び事業の合理化及び効率化の必要性は理解しつつ、」という一言が
決議に入っているんですよ。私、それは本当に承服できないと。つまり、ほかの全体の公務員の
定員管理に対して理解はできないという立場だということを議連の場で発言しました。しかし、それでも、まあこらえてほしい、当事者の
皆さんの立場に立って、この一点で、
ハンセン病療養所は除外するんだという立場でこの
決議を超党派で結んだ、
決議を上げたという経緯がございました。
そういう
意味が込められているんだという立場に立って、さらに
大臣には頑張っていただきたい。きょうはそれ以上は申しませんので、
要望にしたいので、頑張っていただきたいと思います。
次に、きょうぜひ
お話をしたいのは、今度の
震災で被災した事業所の再建について伺いたい。さまざまあるんですけれ
ども、障害者の事業所についてきょうは御
紹介をしたいと思います。
配っている資料は、仙台市にある社会福祉法人なのはな会ですが、これは三月十七日現在とございます。アルファベットは人の名前をかえたものであります。要するに、一週間後の対処
状況ということで、利用者はどうしたか、
職員はどうしたか、給食や送迎がどうなったかということで、非常に生々しく実態がわかるかなと思うのであります。
被災をしたので、ケアホームを
幾つか集約して一たん難を逃れるですとか、給食が支給できない
状況だったとか、あるいは
職員の
方々も、「はまゆう」というところがありますけれ
ども、
職員の父親が気仙沼で行方不明になっているとか、通勤困難な状態、そういう
状況のことを掌握ができるかなと思うわけであります。
でも、そういう中で、知的障害者の通所施設でありますから、長く家庭に置いておくと本当に家庭がパンクしてしまう、これは大変だということで、まだ条件は十分に整ってはいないんだけれ
ども、十日後にはすべての施設を再開しております。また、通所施設であるけれ
ども、利用者の自宅が被災をしているために、お泊まりという臨時の
対応をして、本当に努力をされております。
医療や
介護と並んで重要な人的ライフラインとなっているこうした福祉事業者、労働者の意義について、
大臣の受けとめを伺いたいと思うんです。
その上で、今回の補正予算は、建物の補修には三分の二補助、これは特例措置で、また二枚目につけておきましたけれ
ども、障害者施設の事業復旧に係る設備整備ということで、車ですとか印刷機械ですとかパン製造設備ですとか、さまざまな設備について十分の十の国庫補助を措置したということでは、非常に力強いものがあるなと思っているんです。
これが、まだこれからいよいよ
要望が上がってくるという段階ですので、一刻も早く、そして確実に行き渡って、本当に福祉事業者が再開の意欲を持てるように、続けて頑張ろうと思えるようなメッセージが欲しいと思いますが、いかがですか。
〔郡
委員長代理退席、
委員長着席〕