運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2010-11-26 第176回国会 両院 平成二十二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十二年十一月二十六日(金曜日) 午後八時四十三分開会 ――
―――――――――――
平成
二十二年十一月二十六
日本協議委員
は、
衆議院議長
の
指名
で次のとおり選任された。
中井
洽君
中川
正春君
川内
博史
君
武正
公一
君
小林
興起
君
岡島
一正
君
城井
崇君
高山
智司
君
阿部
知子
君
下地
幹郎
君 同日
互選
の結果、
議長
及び副
議長
を次のとおり選任した。 議 長
中井
洽君 副
議長
中川
正春君 同
日本協議委員
は、
参議院議長
の
指名
で次のとおり選任された。
礒崎
陽輔君
岩城
光英
君
衛藤
晟一
君
世耕
弘成君
林
芳正
君
丸川
珠代
君
山本
順三
君
加藤
修一
君
長沢
広明
君
水野
賢一
君 同日
互選
の結果、
議長
及び副
議長
を次のとおり選任した。 議 長 林
芳正
君 副
議長
岩城
光英
君 ――
―――――――――――
出席協議委員
衆議院
議 長
中井
洽君 副
議長
中川
正春君
川内
博史
君
武正
公一
君
小林
興起
君
岡島
一正
君
城井
崇君
高山
智司
君
阿部
知子
君
下地
幹郎
君
参議院
議 長 林
芳正
君 副
議長
岩城
光英
君
礒崎
陽輔君
衛藤
晟一
君
世耕
弘成君
丸川
珠代
君
山本
順三
君
加藤
修一
君
長沢
広明
君
水野
賢一
君
協議委員外
の
出席者
衆議院事務局
委員部長
清野 宗広君
予算委員会専門員
春日 昇君
衆議院法制局
第二
部長
橘 幸信君
参議院事務局
委員部長
中村 剛君
予算委員会調査室長
藤川 哲史君
参議院法制局
第四
部長
川崎 政司君 ――
―――――――――――
本日の会議に付した案件 ○
平成
二十二
年度
一般会計補正予算
(第1号) ○
平成
二十二
年度
特別会計補正予算
(特第1号) ○
平成
二十二
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号) ――――◇――――― 〔
中井洽
君
議長席
に着く〕
中井洽
1
○
議長
(
中井洽
君) これより
平成
二十二
年度
一般会計補正予算
(第1号)外二件
両院協議会
を開会いたします。 抽せんによりまして、私が本日の
両院協議会
の
議長
を務めることになりました。どうぞよろしく
お願い
いたします。 なお、
参議院
の
協議委員議長
には
林芳正
君、副
議長
には
岩城光英
君が当選され、
衆議院
の
協議委員議長
には私、
中井洽
、副
議長
には
中川正春
君が当選しておりますので、この際、御報告を申し上げておきます。
両院協議会
は、
国会法
第九十七条の
規定
によりまして、傍聴は許さないことになっておりますので、
協議委員
並びに
協議会
の
事務
をとります職員以外の方は御退席を
お願い
いたします。 まず、
平成
二十二
年度
一般会計補正予算
(第1号)、
平成
二十二
年度
特別会計補正予算
(特第1号)、
平成
二十二
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号)の三案について、各
議院
の
議決
の
趣旨
について御
説明
を願いたいと存じます。 両
議院
の
協議委員議長
及び副
議長打合会
の申し合わせに基づきまして、最初に
衆議院
の
議決
の
趣旨
の御
説明
を
お願い
いたします。
中川正春
君。
中川正春
2
○
中川正春
君
衆議院
における
平成
二十二
年度
一般会計補正予算外
二件を可決した
趣旨
につきまして御
説明
申し上げます。
我が国経済
は、このところの急速な
円高
等の
影響
を受け、
先行き
は非常に不透明なものになっております。また、
雇用情勢
も依然として厳しい
状況
にあります。 このような
経済情勢
に対し、
政府
は三段
構え
の
経済対策
を策定し、その第二弾として、
円高
・
デフレ対応
のための
緊急総合経済対策
を実施するため、今回の
補正予算
を
編成
したものであります。
デフレ
から
脱却
をし、着実な
経済成長
を
実現
するために、本
補正予算
の早急な
成立
が必要であります。 以下、
政府原案
を可決した主な
理由
について申し述べます。 その第一の
理由
は、厳しい
雇用情勢
を踏まえた
対策
がなされていることであります。 具体的には、
新卒者
、
若年者
の
就職支援
の
強化
や、
成長分野
における
雇用創造事業
の
拡充等
を実施することとしております。 その第二の
理由
は、
グリーンイノベーション
の
推進
や
アジア経済戦略
の
推進
などを通じて新
成長戦略
を加速させ、
経済成長
の
実現
を図っているということであります。 その第三の
理由
は、
国民
が
安心
して暮らすことのできる
社会
をつくるために、
子育て
、
医療
・
介護
・
福祉等
を
強化
しているということであります。 すなわち、
安心こども基金
の延長、
積み増し
、
地域密着
型の
介護サービス
の
充実
、
生活困窮者対策
の
充実等
を行っております。 その第四の
理由
は、厳しい
状況下
にある
地域経済
、
中小企業
を救うための
施策
が盛り込まれているということであります。 すなわち、
地域活性化交付金
の
創設
や
中小企業
の
資金繰り支援策
の
充実等
を行っております。 以上が、
政府原案
を可決した主な
理由
であります。
平成
二十二
年度
補正予算
は、
国民生活
を守るとともに、将来の
経済成長
につなげるために必要不可欠なものであり、
景気回復
を力強いものにするためにも、その一日も早い
成立
が求められているというものであります。
両院協議会
といたしましては、
衆議院
の
議決どおり意見
の
一致
を見ますよう、御賛同いただきたく、
お願い
申し上げる次第であります。 以上であります。
中井洽
3
○
議長
(
中井洽
君) 次に、
参議院
の
議決
の
趣旨
の御
説明
を
お願い
いたします。
世耕弘成君
。
世耕弘成
4
○
世耕弘成君
参議院側
が
平成
二十二
年度
一般会計補正予算外
二件を
賛成少数
で
否決
した
趣旨
を申し上げます。
否決
の第一の
理由
は、本
補正予算
には
現下
の厳しい
経済情勢
を改善させる
効果
が期待できない点であります。 本
補正予算
における
経済対策関連
の
支出
は四・八兆円とされておりますが、そのうち一・三兆円は
税収増
に伴う
地方交付税
の
増額分
であり、これは
経済対策
の有無にかかわらず機械的に計上されるものであります。かかる
経費
を
経済対策
に含めるのは明らかに
規模
の
水増し
であり、実質三・五兆円の
追加支出
では、
我が国
の大幅な
需要不足
を埋めるには到底力不足であります。
内容
に関しても看過できない問題があります。
自公政権
が
編成
した
平成
二十一
年度
第一次
補正予算
について、
民主党政権
は理不尽にもその多くを
執行停止
にしましたが、本
補正予算
では、
緊急人材育成支援事業
や
地域医療再生基金
の
拡充
など、停止された
事業
が四千六百億円も復活しております。
政権交代
の
パフォーマンス
のため、
国民生活
や
経済
にとって必要不可欠な
事業
を停止し、無用の
混乱
を招いた上、明確な
説明
がないまま復活計上したことは極めて遺憾であります。
否決
の第二の
理由
は、疲弊する
地方
への
配慮
が著しく不足している点であります。
政府
は、最近まで
景気
が持ち直しているとの判断を示していましたが、それは大
企業
が集中する
都市部
に限ったことであり、
地方経済
は、持ち直すどころか、一貫して厳しさが増しております。
日本経済
の真の
再生
には
地方経済
の
活性化
が不可欠であり、その
実現
に向けた
施策
の一つとして、
地方
自治体が自由に活用できる
交付金
の大幅な
拡充
が強く求められております。しかしながら、本
補正予算
に計上された
地域活性化交付金
の
規模
はわずか三千五百億円と、
地方
の厳しい
現状
にかんがみれば、不十分きわまりない金額であります。 さらに、
公共事業
の
追加
が小
規模
にとどまっていることにも失望を禁じ得ません。 本
年度
当初
予算
の
公共事業関係費
は、前
年度
補正
後
予算
に比べ、実に三兆円も削られておりますが、本
補正予算
での
公共事業関係費
の
追加
はわずか五千九百億円にとどまり、
地方経済
の
下支え効果
はほとんど期待できません。また、
公共事業
の契約の
前倒し
を二千四百億円実施するとしておりますが、これは来
年度
以降に実施する
事業
の
先食い
にすぎず、決して、
追加
的な
公共事業
の拡大を意味するものではありません。
地方
の
現状
を直視せず、小出しの
対応
で
地方軽視
の姿勢に終始する
民主党政権
には、もはや
経済運営
の資格なしと言わざるを得ません。
否決
の第三の
理由
は、
財源
の多くを、
実現
が不透明な
税収
の
増加
に依存している点であります。 本
補正予算
の歳入の半分に当たる二・二兆円は、
年度
後半までを含んだ
所得税
や
法人税等
の
税収増
で賄うことになっております。
政府
は
企業収益
が好調なことを
理由
に挙げておりますが、日銀短観によれば本
年度
下期の
企業収益
の伸びは大幅に鈍化する
見通し
であり、
円高
の
長期化
に加え、
エコカー補助金
を初めとする
政策対応
の相次ぐ打ち切りや縮小により、
景気
の
先行き懸念
はますます強くなっております。
年度
後半も
税収増
を伴う
経済状況
が続くという
前提
は楽観的に過ぎるのであり、仮にそのような
前提
を置けば、
経済対策
を実施する必要はないのであります。
国債増発
の回避にこだわる余り、
実現
が不確かな
税収増
に依存する
予算編成
は、
財政
を歪曲するものであり、断固容認できません。 このように
否決
の
理由
は
多岐
にわたりますが、
両院協議会
として、
参議院側
が指摘した諸事項を除去することによって
平成
二十二
年度
補正予算
三案が
成立
できるよう、御
協力
、御賛同いただきたく、
お願い
申し上げる次第であります。 以上でございます。
中井洽
5
○
議長
(
中井洽
君) これにて各
議院
の
議決
の
趣旨
についての
説明
は終わりました。 これより
協議
に入ります。 順次御
発言
を
お願い
いたします。
礒崎陽輔君
。
礒崎陽輔
6
○
礒崎陽輔君
自由
民主党
は、五兆円を超える
補正予算案
の
編成
を
政府
に
お願い
しておりました。しかしながら、でき上がりました
予算案
を見てみますと、実際には
経済対策
とは
関係
のない
地方交付税
の
過年度精算増
など一兆三千億も含まれておりまして、しかも、そのうち一兆円は来
年度
以降において
地方
に交付されるということでございまして、
国民
の目には、
国民
を欺く
水増し予算
としか映りません。 また、
補正案
の
内容
にいたしましても、
民主党
みずから
事業
仕分けした
内容
が名前をかえて復活していたり、例えば警察の
車両整備費
など、来
年度
当初
予算案
に計上すべき
内容
が
前倒し
で計上されていたりしております。
政府
は
円高
の進行に何ら有効な手を打てず、
菅総理
が、一に
雇用
、二に
雇用
、三に
雇用
と言いながら、
雇用政策
は調整的なものばかりであり、
有効需要
を生み出すような
政策
は見出せません。また、
福祉
や環境の
分野
などで
雇用
の
創出
をすると
菅総理
は豪語していますが、何らの
具体策
も
政権
は持ち合わせてはおりません。 あわせまして、我が党は
地域経済活性化対策
として一兆五千億円を要望していましたが、内閣府の
交付金事業
三千五百億円、
地方交付税
三千億円、合わせましても合計六千五百億円しかなく、これでは、今の深刻な
地方
の
経済財政状況
を救済するには余りに少な過ぎると思います。 また、
民主党
の
選挙向け
の公約である、
子ども手当
、
高速道路無料化
、農家への
戸別所得補償
、
高校授業料
の
無償化
に象徴される
ばらまき政策
を、
所得制限
の導入などにより大幅に見直して、真に
景気
の
回復
と
雇用
の確保に資する
政策
に貴重な
財源
を振り向けるべきであると考えます。これだけの
不況下
において、二兆二千億円もの
税収増
を空計上するのではなく、
ばらまき政策
を見直すことにより新たな
予算
の
財源
を確保すべきであると考えるところであります。 以上のように、私
たち自民党
が考える
問題点
は
多岐
にわたっておりますので、ただいまの
議決
の
趣旨
の
説明者
の表現のとおり
両院協議会
で御審議いただきまして、もう少しいい
補正予算案
に変更することを求めるものであります。 以上です。
中井洽
7
○
議長
(
中井洽
君) 次に、
長沢広明
君。
長沢広明
8
○
長沢広明
君 公明党の
長沢広明
でございます。 我が党からも、今回のこの
平成
二十二
年度
補正予算
三案に
反対
した主な
理由
を申し述べます。
反対
の第一は、喫緊の課題である
雇用対策
が、
内容
、
規模とも
に全く不十分な点であります。 我々は
ふるさと雇用再生特別基金事業等
の二千五百億円
積み増し
などを主張してまいりましたが、本
補正予算案
では、
雇用
をつくり出す主な
予算
は、
介護等
に
重点
を置いた
重点分野雇用創出事業
の一千億円
程度
にすぎません。これでは、
効果
が出るまでに時間がかかる上、
規模
が余りにも小さ過ぎます。
現下
の
雇用情勢
の厳しさを全く理解せずに
編成
された本
補正予算案
には
反対
せざるを得ません。 第二は、
地方
への
配慮
が欠けている点でございます。 我々は一兆二千億円の
地域活性化臨時交付金
の
創設
を提唱いたしましたが、本
補正予算案
ではわずか三千五百億円が計上されるにとどまっております。このような
補正予算
では、厳しい
地方経済
を救うことができません。 第三の
理由
は、昨年秋に
政府
が一方的に
執行
を停止した
平成
二十一
年度
第一次
補正予算
と同様の
事業
が四千六百億円も盛り込まれている点であります。 かつて停止された中には、
学校
の
耐震化
など、
国民
の命にかかわる
事業
が多く含まれておりました。これらの
事業
の
重要性
を踏まえれば
予算計上
は当然と言えますが、その一方で、結局、
執行停止
は単なる
パフォーマンス
だったと言わざるを得ませんし、こうした
政府
・
与党
の
場当たり的対応
が
地方
に大きな
混乱
を引き起こした、このことについて、
政府
・
与党
の猛省が必要であります。 このほかにも、
中小企業
に冷たい、農業に冷たい
予算案
であること、
デフレ
を
脱却
し
景気回復
を
実現
するためには、
予算規模
の面でも極めて不十分で、力を欠いております。 以上が、三案に
反対
した
理由
でございます。
参議院
は
直近
の
民意
を反映している
議院
でございますので、
参議院
の声を反映させていただくよう
お願い
申し上げます。
中井洽
9
○
議長
(
中井洽
君) 次に、
水野賢一
君。
水野賢一
10
○
水野賢一
君 みんなの党の
水野賢一
です。 現
与党
が、以前の
ねじれ国会
、すなわち
平成
十九年から続いた
ねじれ国会
で、
直近
の
民意
という言葉を振りかざしたのは記憶に新しいところです。
直近
の
民意
というべきことしの夏の
参院選
結果を踏まえた
参議院
の
否決
という
議決
を重く受けとめるべきだと考えます。 以上です。
中井洽
11
○
議長
(
中井洽
君) 次に、
川内博史
君。
川内博史
12
○
川内博史
君
参議院側
からそれぞれのお
立場
で
平成
二十二
年度
補正予算
に対する御
意見
を述べていただきました。これらの御
意見
に対する
衆議院
の
見解
について御
説明
を申し上げたいと思います。
我が国経済
は、
アジア
を
中心
とした
外需等
により持ち直してきたものの、このところ
足踏み状態
となっており、また、
失業率
が
若年層
を
中心
に依然として高水準で推移するなど、
雇用情勢
も大変厳しい
状況
にございます。
政府
・
与党
としても、
我が国
の
景気
について非常に厳しい見方を示し、さきに九千二百億円の
予備費
を活用した
緊急対策
を決定したところでありますが、その後の
景気
、
雇用
の動向を踏まえ、本
補正予算
を機動的に
編成
し、
国会
に提出したところでございます。 本
補正予算
は、
現下
の
経済情勢
を踏まえ、
政府
が決定した
円高
・
デフレ対応
のための
緊急総合経済対策
において五本の柱と位置づけた「
雇用
・
人材育成
」、「新
成長戦略
の
推進
・加速」、「
子育て
、
医療
・
介護
・
福祉等
」、「
地域活性化
、
社会資本整備
、
中小企業対策等
」及び「規制・
制度改革
」のそれぞれの
分野
で、
経済
の
活性化
や
国民生活
の安定、
安心
に真に役立つ
施策
を実施するために重要な
予算
でございます。 具体的には、
新卒者
、
若年者雇用支援
の
強化
、
グリーンイノベーション
、
ライフイノベーション
の
推進
、
地域活性化交付金
の
創設
、
学校
の
耐震対策
、
農林水産業
への
緊急支援
、
中小企業
の
資金繰り支援
などに計約四兆八千五百億円を計上しているものでございます。 また、
財源
は
税収増
などで賄うこととし、新たな
国債
の発行は行っておりません。 本
補正予算
は、
景気対策
を求める
国民
の声にこたえながら、同時に、
福祉
、
医療分野
での
雇用創出
や、これからの
成長分野
である
グリーンイノベーション
、
ライフイノベーション
などの新
産業創出
への
構造転換
を推し進めるきっかけをつくる
予算
となっております。
予備費
の活用による
緊急対策
、本
補正予算
、そして
政府
の新
成長戦略
を基本にした
平成
二十三
年度
予算
と、切れ目のない迅速な
政策対応
によって、
デフレ脱却
と
経済
の好循環を確かなものとするものでございます。 以上、申し上げましたが、
衆議院
といたしましては、可決した
補正予算
を
最良
、最善の
予算
と考えているところでございます。
参議院
におかれましても、この場で改めて御賛同いただきますように
お願い
を申し上げるところであります。
中井洽
13
○
議長
(
中井洽
君) 次に、
阿部知子
君。
阿部知子
14
○
阿部知子
君
参議院
の御
意見
に対しまして、
社会
民主党
・
市民連合
の
立場
から
見解
を申し上げたいと思います。
社民党
は、
国民生活
の再建を進めるため、低炭素・
グリーン経済社会
への
転換
、
若年
非正規を
中心
とした
雇用対策
、貧困の
解消
、
地方
の
活性化
、
中小企業支援
の
強化
を柱とした四・七兆円の緊急的な
経済対策
及び
補正予算
の
編成
を求めてまいりました。 本
補正予算
は、
待機児童
の
解消対策
、
新卒者
、
若年者
の
雇用支援策
、
地域医療再生臨時特例交付金
の
拡充
、
公立学校
、病院の
耐震化
、
農林水産業支援
、
中小企業支援
の
強化
など
社民党
が提案かつ要求してきたものが多数盛り込まれており、評価しているところであります。 一方で、
国際熱核融合炉推進事業費
や
市町村合併推進費
など疑問のあるものも含まれております。また、提出が遅いなど不十分な点もありますが、本
補正予算
は、
現下
の深刻な
経済
や
国民生活
の
状況
を考えれば、一日も早い
成立
が望まれるものであり、
参議院
におかれましても、この場で改めて御賛同いただきますよう
お願い
申し上げます。
中井洽
15
○
議長
(
中井洽
君) 次に、
下地幹郎
君。
下地幹郎
16
○
下地幹郎
君
参議院
の御
意見
に対して、
国民新党
・
新党日本
の
立場
から
見解
を申し上げたいと思います。 今、
国民
から大きな二つの声が聞こえてまいります。それは、
補正予算
の
成立
は余りにも遅過ぎたという声と、
国民生活
の
現状
を
国会
は本気で考えているのだろうかという声です。 急激な
円高
、
デフレ
、低迷する株価、厳しい
地方経済
、低価格に苦しむ
中小企業
、卒業しても就職できない
学生たち
、リストラが襲う
働き盛り
の四十代から六十代の人々、このような厳しい
状況
が今の
日本
の姿であり、
国会
はそれにこたえていかなければなりません。
政府
は三段
構え
の
経済対策
を決定し、その第二段階である
円高
・
デフレ対応
のための
緊急総合経済対策
が今回の
補正予算
でありました。しかし、この
補正予算
の
成立
までの時間軸のずれは、
政府
が考えている
補正予算
の
効果
にも大きな
影響
を及ぼしていることは間違いありません。それだけに、この
補正予算
が
成立
したとしても、
経済状況
について注視をする必要があります。 本
補正予算
は、
景気対策
として
即効性
のある
社会資本整備
の
追加
や
中小企業
の
資金繰り支援
など
景気
の
下支え
をするための
施策
が盛り込まれているほか、
雇用対策
、
子育て
、
医療分野
の
充実
を図るための措置が講じられております。それだけに、
補正予算
の早急な
成立
と迅速な
執行
の必要があることは言うまでもありません。 年末を控え、年内に少しでも多くの
予算
が
執行
できるように
補正予算
の一日も早い
成立
を求めるものであり、
参議院
におかれましても、
参議院
が
補正予算
に賛成し
国民生活
を守ったという声が
国民
から聞こえてくるような
対応
をとられることを期待し、
お願い
を申し上げます。
中井洽
17
○
議長
(
中井洽
君) ありがとうございました。 これより
懇談
に入ります。 御
意見
のある方は御自由に挙手願います。
丸川
さん、何かおありですか。
丸川珠代
18
○
丸川珠代
君 早い
成立
を望むのであれば、そもそも
補正予算
を早く出すべきだったと思いますし、
基金
を戻すにしても、例えば
緊急人材育成
の
支援事業
に対する
基金
は、
ハローワーク
に一回登録をしておけば、その後
ハローワーク
に行かなくてもただで訓練が受けられるという非常にルーズなお金の使い方になっているので、
補正予算
を出すことに
反対
ではないのだけれども、もう少し中身を考え直してほしいという意味の
反対
を申し上げたいと存じます。
中井洽
19
○
議長
(
中井洽
君)
高山
さん、何かありますか。
高山智司
20
○
高山智司
君
国民生活
のために、一日も早いこの
補正予算
の
成立
をぜひ望みたいと思います。よろしく
お願い
します。
中井洽
21
○
議長
(
中井洽
君)
小林先生
、何か。
小林興起
22
○
小林興起
君 ザ・スーナー、ザ・ベターです。
中井洽
23
○
議長
(
中井洽
君) 難しいことを言われると困っちゃう。
小林興起
24
○
小林興起
君 きょうは早く帰していただきたいと思います。
中井洽
25
○
議長
(
中井洽
君)
衛藤先生
、何か。
衛藤晟一
26
○
衛藤晟一
君 ぜひ見直していただきたいと思います。
中井洽
27
○
議長
(
中井洽
君) それでは、これにて
懇談
を閉じます。 この際、
参議院側
、
衆議院側双方
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。まず、
参議院側岩城光英
君。
岩城光英
28
○
岩城光英
君
参議院側
としては、
平成
二十二
年度
補正予算
三案に何らかの修正ないし削除を加えることが必要と考えております。 既に
否決
の
趣旨説明
及び
意見表明
で述べたところでありますが、まず、本
補正予算
は、
経済対策
に係る
支出
が実質的にわずか三・五兆円
程度
であり、
現下
の
経済情勢
を改善させる
効果
が期待できないこと、次に、厳しい
地方経済
に
配慮
するための
地域活性化交付金
の
規模
及び
公共事業
の
追加
が不十分であること、さらに、
財源
の多くを
実現
が不透明な
税収
の
増加
に依存していることなど多くの問題があると考えております。
両院
の
議決
が異なった場合、何らかの
解決策
を策定するのがこの
両院協議会
の目的であります。このように
協議会
を開いたわけでありますから、
衆議院
におかれましても、我々の
意見
をお酌み取りいただき、合意が得られるよう御再考いただきたく
お願い
申し上げます。
中井洽
29
○
議長
(
中井洽
君) 次に、
衆議院側武正公一
君。
武正公一
30
○
武正公一
君
参議院側
の御
意見
につきましては十分承りました。 しかしながら、
衆議院側
といたしましては、
平成
二十二
年度
補正予算
は、
円高
・
デフレ対応
のための
緊急総合経済対策
を実施するために必要な
経費
の
追加等
を行おうとするものであり、
現状
において
最良
の
予算
であると考えておりますので、残念ながら、
参議院側
の御要請をお受けするわけにはまいりません。
現下
の
経済情勢
に
対応
し、
景気回復
を確実にするためには、本
補正予算
の一刻も早い
成立
が必要であり、よって、憲法第六十条第二項の
規定
に基づき、
国会法等
の定める手続に従い、
衆議院
の
議決
どおり
お願い
したいと存じます。
中井洽
31
○
議長
(
中井洽
君) それでは、いろいろと御
協議
をいただいてまいりましたが、
意見
の
一致
を得る
見通し
がないものと認めざるを得ません。 つきましては、
協議会
といたしましては、成案を得るに至らなかったものとして、これを各
議院
にそれぞれ報告いたしたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中井洽
32
○
議長
(
中井洽
君) 御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 これにて
協議会
の議事は終了いたしました。
協議委員各位
の御
協力
によりまして
議長
を無
事務
めさせていただきました。ありがとうございました。 これにて散会いたします。 午後九時八分散会