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2010-10-20 第176回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
二十二年十月一日)(金曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
理事
石津
政雄
君
理事
梶原
康弘
君
理事
小平
忠正
君
理事
森本
和義
君
理事
森本
哲生
君
理事
北村
誠吾
君
理事
宮腰
光寛
君
理事
石田
祝稔
君
石田
三
示君
石原洋三郎
君
石山
敬貴君
金子
健一
君
京野
公子
君
佐々木隆博
君
篠原
孝君
高橋
英行
君
玉木雄一郎
君
筒井
信隆
君
道休誠一郎
君
中野渡詔子
君
中屋
大介
君
仲野
博子
君
野田
国義
君
福島
伸享
君 松木けんこう君
柳田
和己
君
山岡
達丸
君
山田
正彦
君
和嶋
未希
君
伊東
良孝
君
今村
雅弘
君
江藤
拓君 谷
公一
君
谷川
弥一
君
福田
康夫
君 保利
耕輔君
山本
拓君 西
博義
君
吉泉
秀男
君
石川
知裕
君
—————————————
十月一日
山田正彦
君が議院において、
委員長
に
補欠選任
された。
平成
二十二年十月二十日(水曜日) 午前十時四分
開議
出席委員
委員長
山田
正彦
君
理事
石津
政雄
君
理事
梶原
康弘
君
理事
佐々木隆博
君
理事
仲野
博子
君
理事
森本
哲生
君
理事
北村
誠吾
君
理事
谷
公一
君
理事
宮腰
光寛
君
理事
石田
祝稔
君
網屋
信介
君
石田
三
示君
石原洋三郎
君
石山
敬貴君
今井
雅人
君
金子
健一
君
京野
公子
君
近藤
和也
君
斎藤やすのり
君
篠原
孝君
田名部匡代
君
玉木雄一郎
君
玉城デニー
君
筒井
信隆
君
中野渡詔子
君
野田
国義
君
福島
伸享
君
藤田
大助
君 松木けんこう君
山岡
達丸
君
伊東
良孝
君
今村
雅弘
君
江藤
拓君
小里
泰弘
君
谷川
弥一
君
山本
拓君 西
博義
君
吉泉
秀男
君
石川
知裕
君 …………………………………
農林水産大臣
鹿野
道彦
君
農林水産
副
大臣
篠原
孝君
農林水産
副
大臣
筒井
信隆
君
農林水産大臣政務官
田名部匡代
君
農林水産大臣政務官
松木けんこう君
農林水産委員会専門員
雨宮
由卓
君
—————————————
委員
の
異動
十月一日
辞任
補欠選任
小平
忠正
君
網屋
信介
君
中屋
大介
君
今井
雅人
君
森本
和義
君
近藤
和也
君
山岡
達丸
君
田名部匡代
君
和嶋
未希
君
藤田
大助
君
福田
康夫
君
小里
泰弘
君 同月二十日
辞任
補欠選任
高橋
英行
君
斎藤やすのり
君
道休誠一郎
君
山岡
達丸
君
柳田
和己
君
玉城デニー
君 同日
辞任
補欠選任
斎藤やすのり
君
高橋
英行
君
玉城デニー
君
柳田
和己
君
山岡
達丸
君
道休誠一郎
君 同日
理事小平忠正
君及び
森本和義
君同月一日
委員辞任
につき、その
補欠
として
佐々木隆博
君及び
仲野博子
君が
理事
に当選した。 同日
理事北村誠吾
君同日
理事辞任
につき、その
補欠
として
谷公一
君が
理事
に当選した。
—————————————
十月一日
国産
の
農林水産物
の
消費
を拡大する
地産地
消等の
促進
に関する
法律案
(
山本拓
君外四名
提出
、第百七十四回
国会衆法
第二一号)
農業等
の有する
多面的機能
の発揮を図るための
交付金
の
交付
に関する
法律案
(
加藤紘一
君外四名
提出
、第百七十四回
国会衆法
第三五号)
農林漁業者等
による
農林漁業
の六次
産業化
の
促進
に関する
法律案
(
内閣提出
、第百七十四回
国会閣法第
五〇号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件 ————◇—————
山田正彦
1
○
山田委員長
これより
会議
を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、
農林水産委員長
に就任いたしました
山田正彦
です。 初めに、
宮崎
県における
口蹄疫
の
発生農家
及び
関係農家
の
方々
に対し、心からお見舞い申し上げます。 去る六月四日に、本
委員会
で起草された
口蹄疫対策特別措置法
が公布、施行されましたが、引き続き、
口蹄疫
の
防疫措置等
についても
委員各位
とともに尽力してまいりたいと思います。 御承知のとおり、
農林水産業
は、
食料
の
安定供給
はもちろん、国土や
自然環境
の保全など、全般にわたり、
国政
の中で大変重要な
役割
を担っております。 しかし、今日、
我が国
の
農林水産業
を取り巻く国内外の諸情勢は極めて厳しく、数々の
課題
が山積しております。 特に、
農林漁業
の持続的な
発展
のため、
国民
の
関心
の高い
食料自給率
の
向上
、
経営所得
の安定、食の安全、
安心
の
確保
、国際的な
貿易体制
への対応などの諸
課題
に的確かつ迅速に対応することが求められております。 このような
状況
の
もと
、本
委員会
に課せられた使命はまことに重大であり、改めてその職責の重大さを痛感いたしております。 微力ではございますが、公正かつ円満な
委員会
の運営に努めてまいる
所存
でありますので、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。(
拍手
) ————◇—————
山田正彦
2
○
山田委員長
理事辞任
の件についてお諮りいたします。
理事北村誠吾
君から、
理事辞任
の申し出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山田正彦
3
○
山田委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事補欠選任
の件についてお諮りいたします。 ただいまの
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
に伴い、現在
理事
が三名欠員となっております。その
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山田正彦
4
○
山田委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 それでは、
理事
に
佐々木隆博
君
仲野
博子
君 及び 谷
公一
君 を指名いたします。 ————◇—————
山田正彦
5
○
山田委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
農林水産関係
の
基本施策
に関する
事項
食料
の
安定供給
に関する
事項
農林水産業
の
発展
に関する
事項
農林漁業者
の福祉に関する
事項
農山漁村
の
振興
に関する
事項
以上の各
事項
について、実情を
調査
し、その
対策
を樹立するため、
本会期
中
調査
をいたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山田正彦
6
○
山田委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
山田正彦
7
○
山田委員長
この際、
農林水産大臣
、
農林水産
副
大臣
及び
農林水産大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
農林水産大臣鹿野道彦
君。
鹿野道彦
8
○
鹿野国務大臣
おはようございます。
農林水産委員会
の開催に当たりまして、
委員長
にお許しをいただき、
所管大臣
として
考え方
の一端を申し述べます。 このたび、二十一年ぶりに
農林水産大臣
を拝命し、その当時と比べ、
農林水産業
を取り巻く
環境
が深刻なものになっていることを改めて認識いたしました。この二十年間で、四九%あった
食料自給率
は九%も低下し、
農業所得
は半減し、
耕作放棄地
は四十万ヘクタールに達しており、
農林水産予算
もこの間約七千億円も減少しました。
農業
はまさに縮小の道を歩み、
農林水産行政
もいつしか受け身の姿勢をとらざるを得ない
状況
に陥っていました。 私は、こうした
閉塞感
の漂う現在こそ、
方向性
を大きく転換する
好機
であると考えております。そのため、
食料自給率
、
農業所得
の
向上
、
耕作放棄地
の削減など、
農山漁村
の
再生
に果敢に取り組み、
攻撃
型の
農林水産行政
ともいうべき新たな
行政
の確立に向けて全身全霊を傾けてまいる
所存
であります。 以下、こうした理念に基づき、主要な
農林水産政策
について申し述べます。 第一に、
戸別所得補償制度
の
本格実施
であります。
戸別所得補償制度
は、
攻撃
型の農政の骨格であり、意欲ある
農業者
が
安心
して事業を継続できる
環境
を
整備
することで
食料自給率
の
向上
と
農業
の
多面的機能
の維持を目指す重要な
施策
であります。 来年度は、本年度
実施
した
水田農業
を
対象
とする
モデル対策
の
状況
を踏まえ、
本格実施
に向け、
対象
を麦や
大豆等
の
畑作物
にも拡大することといたしております。また、
対象作物
の
生産性
や品質の
向上
、農地の
有効利用等
を図るため、必要な
加算措置
を講じることといたしております。さらに、この
制度
の下支えに不可欠な
農業
の
生産基盤
の
整備
を
推進
してまいります。 なお、この
制度
を安定的なものにするため、
所要
の
制度改正
について検討を進めてまいります。 第二に、
農山漁村
の六次
産業化
であります。
農山漁村
に雇用と活力を生み出すには、
生産
、
加工
、
販売
の有機的な結合により、新たな
付加価値
が創造されることが必要であります。 このため、意欲ある
農林漁業者等
による
加工
、
販売
への進出や
バイオマス等
の
地域資源
を活用した新
産業
の創出を促す
農山漁村
の六次
産業化
を
推進
しており、本年の
通常国会
に
関係法案
を
提出
いたしました。
法案
の
早期成立
に向け、御審議をよろしくお願い申し上げます。 また、
農山漁村
の六次
産業化
を
農林水産物等
の
輸出
の拡大につなげていくことにより、一兆円水準の
農林水産物等
の
輸出
を目指します。 第三に、食の安全、
安心
の
確保
であります。
農林水産業
の
発展
には
消費者
からの信頼が不可欠であり、食の安全、
安心
を求める
消費者ニーズ
に対応した
生産体制
を構築していくことが必要であります。 このため、
生産
、製造、流通の各
段階
において
科学的知見
に基づく
施策
の強化、農薬や
飼料等
の
生産資材
の適正な使用の徹底を図り、
国産農林水産物
や食品の
安全性向上
に取り組んでまいります。 第四に、
EPA交渉
であります。 本年六月に閣議決定した新
成長戦略
においては、本年秋までに
EPA
に関する
基本方針
を策定し、
平成
三十二年を目標に
アジア太平洋自由貿易圏
を構築するための道筋をつけていくこととされております。 こうした中で、
農林水産業
の
振興
を預かる立場といたしましては、食と
地域
の
再生
や
食料自給率
五〇%の達成との両立を
基本
として、
EPA
の問題を政府全体の中で検討することとしており、
所要
の
財源確保
を含め、
国内対策
を考えてまいる
所存
であります。 第五は、
森林
・
林業政策
であります。
森林
・
林業
は、戦後植林した
人工林
が
利用
可能な
段階
にあるとともに、低
炭素社会
の中で新たな
役割
も期待されており、
地域資源創造型産業
への
再生
を図る
好機
であります。 このため、
森林
・
林業再生プラン
に沿って、
路網整備
、
森林管理
の
専門家等
の人材の育成、
国産材利用
の
推進
などを着実に
実施
してまいります。また、意欲と
実行力
を有し
集約化
により持続的な
森林経営
に取り組む方に対する直接
支払い制度
を来年度から導入してまいります。 これらの
施策
を通じて、
建築材
から
エネルギー源
に至るまでさまざまな形での
木材利用
を
推進
し、十年後の
木材自給率
五〇%以上を目指してまいります。 第六は、
水産政策
であります。
我が国水産業
は、非常に高い
潜在能力
を持ちながら、
資源状況
の
低迷等
により厳しい
状況
にあり、
漁業者
が将来にわたって持続的に
漁業経営
を維持できる
環境
を
整備
する必要があります。 このため、計画的に
資源管理
に取り組む
漁業者
に対する
収入安定対策
と
コスト対策
とを組み合わせた総合的な
漁業所得補償制度
を構築することとし、来年度からの
実施
に向けて準備を着実に進めてまいります。 また、国際的な
管理下
にある
水産資源
について、
科学的知見
に基づき持続的な
利用
が
確保
されるよう、適切な
資源管理
に努めてまいります。 最後に、
宮崎
県で発生した
口蹄疫
について、今後、
第三者検証委員会
の
最終報告
に基づき、二度と今回のような甚大な
被害
を招かないよう、必要な
措置
を講じてまいります。
宮崎
県等の
畜産
の復興や
地域
の
再建
に当たっては、
畜産再生
に向けた基金の
設置等
の
支援策
を取りまとめたところであります。また、
議員立法
により
法案
提出
されている、
発生農場
に
交付
される
手当金等
に係る
免税措置
については適切に対応してまいります。これらを活用して、
被害
を受けた
農家
の
生活再建
と
地域経済
の
再生
に努めてまいる
所存
であります。 以上、
農林水産政策
に関する
基本
的な
考え方
を申し上げました。 現在、私みずからが率先して、副
大臣
、
政務官
とともに
農林水産業
の
現場
を回り、
農林漁業者
の
方々
とひざを交えた
意見交換
を行っているところであります。 今後の
政策
の
推進
に当たっては、このように
現場
の生の声をつぶさに伺い、積極的に
政策
に反映するとともに、わかりやすく丁寧な説明を行い、
国民
の
皆様方
により一層の
関心
を持ってもらえるような
農林水産行政
の
推進
に努めてまいります。
委員長
を初め
委員各位
におかれましては、今後とも一層の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、お願い申し上げます。(
拍手
)
山田正彦
9
○
山田委員長
次に、
農林水産
副
大臣筒井信隆
君。
筒井信隆
10
○
筒井
副
大臣
おはようございます。 このたび副
大臣
を拝命いたしました
筒井信隆
でございます。
鹿野大臣
を補佐しながら、
篠原
副
大臣
、
松木政務官
、
田名部政務官
ともども、一生懸命努力をしながら、日本の
農林水産業
そして
農山漁村
の
発展
のために全力を尽くしていきたい、こう決意をしております。 ぜひ、
委員長
初め
委員
の
皆さん
の御
指導
と御
協力
をお寄せいただきますように、心からお願いを申し上げます。ありがとうございます。(
拍手
)
山田正彦
11
○
山田委員長
次に、
農林水産
副
大臣篠原孝
君。
篠原孝
12
○
篠原
副
大臣
おはようございます。 引き続き
農林水産
副
大臣
を務めさせていただくことになりました。
鹿野チーム
の一員として頑張っていく
所存
でございますので、よろしくお願いいたします。(
拍手
)
山田正彦
13
○
山田委員長
次に、
農林水産大臣政務官
松木けんこう君。
松木謙公
14
○
松木大臣政務官
皆さん
、おはようございます。
農林水産大臣政務官
を仰せつかった松木けんこうでございます。 一生懸命、
皆さん
とともに、この
農業
が、
水産業
が、
林業
がよくなるように頑張っていきたいというふうに思います。そこには与党、野党はないというふうに思っていますので、ぜひ
皆さん
とともに頑張りたいというふうに思っております。
委員長
を初め
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。(
拍手
)
山田正彦
15
○
山田委員長
次に、
農林水産大臣政務官田名部匡代
さん。
田名部匡代
16
○
田名部大臣政務官
おはようございます。 このたび
農林水産大臣政務官
を拝命いたしました
田名部匡代
でございます。
鹿野大臣
の
もと
、
筒井
副
大臣
、そして
篠原
副
大臣
、
松木政務官
から御
指導
いただきながら、しっかりと
農林水産業
の
振興
、
発展
のために力を尽くしてまいりたいと思います。 今
農林水産業
が抱える
課題
の解決と、そして次の時代を生きる
子供たち
の未来のために、しっかりと責任を果たしたいと思っておりますので、どうぞ、
山田委員長
を初め
委員
の
皆様
、御
指導
、御
協力
、よろしくお願いいたします。(
拍手
)
山田正彦
17
○
山田委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前十時二十分散会