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小野寺委員 前原大臣ということじゃないんです。今回のこの派遣の決定をしたのは
仙谷官房長官なんです。ですからこのことを伺っております。
残念ながら、間もなく時間も終わりになります。
私は、今回のこの
発言をずっと聞いていて、
答弁を聞いていて、まず、菅
総理は
政治介入という
言葉を明確に言わない、したか、しなかったかも言わない。かわりに官房
長官が、それはなかったということをお答えになっている。一体、
総理はだれなのか。何回も何回も
総理は、右や左や、右顧左べんをして、さっぱりこの
状況がわからない。そして、この
外務省職員を派遣したときの職務代行者は官房
長官なのに、
外務大臣は、いや、私の権限で許したと。これはおかしいでしょう。
ということで、何か
皆さんが官房
長官の周りでぐるぐるぐるぐる回っている。そして、今回のこの
政治介入の一番の真ん中にいるキーストーンはどうも
仙谷さんではないか、私
ども、多くの方がそう思っていると思います。
そして、今、この問題が起きて、戦後、私
ども、外交、ずっとこの国は
政権はかわっても着々と、脈々と頑張ってまいりました。何が起きたか、
釈放後の
日本外交に何が起きたか。これは
政治責任に私はなると思います。
最後に、
総理にお伺いいたします。
中国から謝罪と賠償を求める声明を、今回、
釈放したにもかかわらず、また要求される。屈辱的な、韓国は
日本が白旗を上げたと、
アメリカのメディアも
日本は敗北したと、みんな世界じゅうこう言って笑っていますよ。それを招いた
責任者はあなた。しかも、そのあなたはビデオも見ていない。
そして、
中国による東シナ海のガス田の開発。
前原大臣が一生懸命頑張っていらっしゃいますが、ガス田の開発も
中国は今現実に進めようとしている。ロシアの北方
領土。今度、メドベージェフ大統領が北方
領土に行くというじゃないですか。これは何かというと、ロシアは、北方
領土は自分のものだということを明確にしたいという意図があるんじゃないかと私は感じます。そして、どうも中ロの連携も出てきた、この
尖閣の問題をめぐって中ロの連携も出てきた。そして、同じく
中国と国境を接する
ASEAN諸国、これも、今回の
日本の白旗を上げたような情けない外交のおかげで失望をしています。
私は、戦後最大の
日本外交の敗北、そして、この敗北の総
責任はすべて菅
総理大臣にある。先ほど来、
政治介入はしていない、そんなことをずっと言っている。一体何をやっているんですか。この問題の当初だって、
総理はずっと、
皆さん、御記憶ありますよね、あのときのテレビ、この
尖閣の問題じゃなくて、ずっと代表選をやったじゃないですか。もう毎日毎日、菅さんは、各議員に電話をかけ、票集め。この選挙運動の頭しかなかったじゃないですか。結局、これがこの問題の本質ではないかと思います。
そして、菅さんの裏に隠れている
仙谷官房長官、あなたがもし、やみに裏でこのような
政治介入をしているとすれば、ないとおっしゃっていましたが、もししているとすれば、では、過去もなかったんですか。
政治と金の問題で、私
ども、
検察の問題をずっと注目、注視していました。
国民の
皆さんが不思議だと思うこともたくさんあったと思います。でも、やみの
政治介入がもしあったとすれば、この問題だってどうなのかなと。そして、これからも、私
ども政治や官僚という公権力を持つ者に対して、
検察に対してやみの何らかの
政治介入があるとすれば、この国は恐怖
国家になってしまいます。
きょう、同僚議員がいらっしゃいます。私
ども政治家のモラルとして、これは許してはいけない。
政治介入をしたら、
介入をしたと堂々と言うべき。
責任は、最終的にはとれる
政治家にある。もし今回、
検察にすべて
責任をおっかぶせたとしたら、このすべての
日本外交の失敗は全部
検察の
責任になってしまいます。だれが
責任をとるんですか。
私は、無策の、そして
検察にすべてを押しつけているひきょうな菅内閣に対して、一刻も早くこの問題を明らかにし、そして、もし
政治介入というものが明確になったときには、菅
総理、
総理大臣をやめるだけじゃないです、
政治家として大きな
責任をしていただけるかどうか、最後にその決意を伺って終わりにしたいと思います。お願いします。