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2010-04-14 第174回国会 参議院 本会議 第16号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十二年四月十四日(水曜日) 午前十時二分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第十六号
平成
二十二年四月十四日 午前十時
開議
第一
常任委員長辞任
の件 第二
社会保障
に関する
日本国政府
とアイルラ
ンド政府
との間の
協定
の
締結
について
承認
を 求めるの件 第三
航空業務
に関する
日本国
と
中華人民共和
国マカオ特別行政
区との間の
協定
の
締結
につ いて
承認
を求めるの件 第四
土砂災害警戒区域等
における
土砂災害防
止対策
の
推進
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
) 第五
刑法
及び
刑事訴訟法
の一部を
改正
する法
律案
(
内閣提出
) 第六
小規模企業共済法
の一部を
改正
する
法律
案(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第七
中小企業倒産防止共済法
の一部を
改正
す る
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第八
予防接種法
及び
新型インフルエンザ予防
接種
による
健康被害
の
救済等
に関する
特別措
置法の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
日程
第一 一、
常任委員長
の
選挙
一、
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
選挙
一、
日程
第二より第八まで ─────・─────
江田五月
1
○
議長
(
江田五月
君) 御紹介いたします。 本院の招待により来日されました
クロアチア共和国国会議長ルカ・ベビッチ閣下
の御一行がただいま
傍聴席
にお見えになっています。 ここに、諸君とともに心からなる歓迎の意を表します。 〔
総員起立
、
拍手
〕 ─────・─────
江田五月
2
○
議長
(
江田五月
君) これより
会議
を開きます。
日程
第一
常任委員長辞任
の件
懲罰委員長藤井孝男
君から
委員長
を辞任いたしたいとの申出がございました。 これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
3
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、許可することに決しました。 ─────・─────
江田五月
4
○
議長
(
江田五月
君) この際、
欠員
となりました
懲罰委員長
の
選挙
を行います。 つきましては、本
選挙
は、その
手続
を省略し、
議長
において指名することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
5
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
懲罰委員長
に
浅野勝人
君を指名いたします。 〔
拍手
〕 ─────・─────
江田五月
6
○
議長
(
江田五月
君) この際、
欠員
中の
裁判官弾劾裁判所裁判員
一名の
選挙
を行います。 つきましては、本
選挙
は、その
手続
を省略し、
議長
において指名することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
7
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
裁判官弾劾裁判所裁判員
に
佐藤昭郎
君を指名いたします。 ─────・─────
江田五月
8
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第二
社会保障
に関する
日本国政府
と
アイルランド政府
との間の
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件
日程
第三
航空業務
に関する
日本国
と
中華人民共和国マカオ特別行政
区との間の
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件 以上両件を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
外交防衛委員長田中直紀
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
田中直紀
君
登壇
、
拍手
〕
田中直紀
9
○
田中直紀
君 ただいま
議題
となりました条約二件につきまして、
外交防衛委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 まず、
日本
・
アイルランド社会保障協定
は、
人的交流
に伴って生ずる
年金制度
への二重
加入
及び保険料掛け捨ての問題の解決を図るため、
年金制度
の
適用
の調整を行うこと、
保険期間
の通算による
年金受給権
を確立すること等について定めるものであります。 次に、
日本
・
マカオ航空協定
は、
我が国
と
マカオ
との間で、
定期航空路線
の開設及び
定期航空業務
の安定的な運営を可能とするための
法的枠組み
について定めるものであります。
委員会
におきましては、両件を一括して
議題
とし、
年金受給
に係る
協定
上の
救済措置
の
周知徹底
、
東アジア諸国
との
社会保障協定締結
の
方針
、
マカオ
から
我が国
への就航の
現状
と本
協定締結
の
意義
、
航空自由化
に向けた
取組方針
と
航空協定
との
関係等
について
質疑
が行われましたが、詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終え、順次
採決
の結果、両件はいずれも
全会一致
をもって
承認
すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
10
○
議長
(
江田五月
君) これより両件を一括して
採決
いたします。 両件の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
11
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
12
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十一
賛成
二百二十一
反対
〇 よって、両件は
全会一致
をもって
承認
することに決しました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
13
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第四
土砂災害警戒区域等
における
土砂災害防止対策
の
推進
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
国土交通委員長椎名一保
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
椎名一保
君
登壇
、
拍手
〕
椎名一保
14
○
椎名一保
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
国土交通委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
地震等
による
河道閉塞
、いわゆる
天然ダム
の
発生
などにより、大規模な
土砂災害
が急迫している場合において、
市町村長
が適切に
避難指示
をすることができるよう国又は
都道府県
による
緊急調査
の
実施
並びに
市町村長
の
避難指示
の判断に資する
情報
の
提供
などの
技術的支援
について定めるため、
所要
の
改正
を行おうとするものであります。
委員会
におきましては、
現行土砂災害防止法
に対する評価とそれを受けた本
法律案
による
改正
の
意義
、
市町村
に対する
緊急情報提供
の
方法
や
問題点
、
高齢者
など
災害
時要
援護者
や
過疎地
における
避難体制
の
在り方等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対して
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
15
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
16
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
17
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十一
賛成
二百二十一
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
18
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第五
刑法
及び
刑事訴訟法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
法務委員長松あき
ら君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
松あき
ら君
登壇
、
拍手
〕
松あきら
19
○
松あき
ら君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
法務委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、近年における人を死亡させた
犯罪
をめぐる諸事情にかんがみ、これらの
犯罪
に対する適正な
公訴権
の行使を図るため、これらの
犯罪
のうち
法定刑
に
死刑
が定められているものについて
公訴時効
の
対象
から除外するとともに、これらの
犯罪
のうち
法定刑
に懲役又は禁錮が定められているものについて
公訴時効
の
期間
を
延長
するほか、刑の
時効
について改めようとするものであります。
委員会
におきましては、
公訴時効
の趣旨及び
存在理由
、現に
時効
が進行中の
事件
に対する
適用
の可否、
公訴時効廃止
・
延長
が
捜査
に及ぼす影響、
性犯罪
の罰則及び
公訴時効
の
見直し
の
必要性
、
冤罪防止
の
必要性等
について
質疑
を行うとともに、
参考人
からの
意見聴取
を行いましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
討論
に入りましたところ、
日本共産党
の
仁比委員
より本
法律案
に
反対
する旨の
意見
が述べられました。
討論
を終わり、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対し
附帯決議
を行いました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
20
○
議長
(
江田五月
君)
本案
に対し、
討論
の
通告
がございます。
発言
を許します。
森まさこ
君。 〔
森まさこ
君
登壇
、
拍手
〕
森まさこ
21
○
森まさこ
君 私は、
自由民主党
・
改革クラブ
を代表して、
刑法
及び
刑事訴訟法
の一部を
改正
する
法律案
に対して
賛成
の
立場
から
討論
をいたします。 今回の
法案
は、
自民党
において
検討
を続けてきた
公訴時効
の
撤廃
について、
自民党
で作成した案をほぼそのとおり、
民主党
の
政策インデックス
の案と異なるにもかかわらず、
政府
が閣法として提出したものであります。
政権交代
により、本件が後退することを心配する
被害者遺族
の声が
報道
されておりましたが、我々も安堵しております。
福島
県郡山市においても、
平成
十二年に十七歳の少女の遺体が河川で発見された
殺人事件
の犯人がいまだ見付かっておらず、
時効廃止
を求める
被害者
の御
遺族
が、時間の
経過
とともに罪が消えるのならばただの
逃げ得
になる、
被害者
に、
遺族
に
時効
はないと心情を述べた旨
報道
されています。 このように、
被害者
や
遺族
だけがやり場のない怒りや
無力感
に生涯苦しみ続けるのは理不尽ではないかとの
問題意識
から、
自民党政権
では、まず、
平成
十六年に当時の
南野知惠子法務大臣
が
公訴時効
の
延長
に踏み切り、さらに、
森英介
前
法務大臣
の下に
法務省内勉強会
を設置するとともに、
早川忠孝法務大臣政務官
を座長とするワーキンググループを設置して
検討
を進め、昨年七月十五日に取りまとめを行いました。 そして、党内においても、
司法制度調査会
の下に
公訴時効
の
在り方
に関する
勉強会
を開催し、精力的に
議論
を重ね、
犯罪被害者
、
遺族団体
の方々や日弁連など、
関係者
の
皆様
から丁寧に御
意見
をお伺いしてまいりました。 我々がこのように真剣に
検討
を重ねてきた案を結果としておおむね取り入れていただいたわけですので、当然この度の
法案
には
賛成
をさせていただきます。ただ、違和感がありますのは、
民主党
が別の案を
政策
として掲げていたのに、余りにも早く、余りにも簡単に
政策
を変えた点です。 元々、
民主党
では、特に犯情悪質な事案だけ検察官の請求によって
公訴時効
の中断を一回だけ認めるという案が取りまとめられ、ネクストキャビネットの閣議で
決定
後、
政策インデックス
で発表しておられました。しかし、
法務委員会
での
民主党委員
の
発言
を引用させていただけば、
民主党
の案は一顧だにされず否定され、
政務
三役が
本案
を採用したということです。しかも、
千葉法務大臣
が昨年十月に
法制審議会
に諮問し、三か月という異例の速さで答申を受け、
法案
を提出されました。つまり、前の
選挙
での約束を今度の
選挙
の前にころっと変えたということになります。 しかし、およそ
公訴時効
の
撤廃
という
司法制度
の大きな変更を行う以上、
政府
・与党には重大な
責任
が伴います。私
ども自民党政権下
では、十六回以上にわたる
議論
を重ね、憲法三十九条の問題や遡及する場合の
被害者遺族
間の
公平性
の問題、
過失犯
の
取扱い
など、様々な論点について
議論
をし、ようやく結論に達しました。
民主党政権
からは、その
責任
、また権力を持つ側の自覚を感じ取ることはできません。
司法制度
は国の
根幹
となる
制度
であります。今後も、
民主党政権
が、
死刑制度撤廃
、夫婦別姓問題、取調べの可視化問題といった国の
根幹
を左右する問題を扱うことに大きな不安を感じます。 今回の
改正
は
犯罪被害者
の
皆様
にとって大きな節目となりますが、我々は
犯罪被害者
の
保護
がまだまだ足りないことを痛感しております。
被害者側
への
捜査情報
の開示や
被害者補償
の問題などについては
附帯決議
に盛り込むことができました。
自民党
は、更なる
被害者保護制度
の
充実
を進めてまいる所存です。 今回、
強盗致死
の
時効
が
撤廃
されるのに、
強姦致死
の
時効
が
撤廃
されないことにも強く抗議を申し上げます。また、
交通事故
、特に
ひき逃げ事件
では、
ひき逃げ
という悪質な行為により人が亡くなっている以上、その
公訴時効
の問題につき
政府
で今後の
検討課題
とするように
お願い
を申し上げます。 さらに、
福島
県の
大野病院事件
が、
地域医療
の崩壊が叫ばれている
現状
において
医療過誤事件
の
捜査
の
在り方
に深刻な問題を投げかけましたが、今回、
業務
上
過失致死事件
は一律に
時効
が
延長
されます。しかし、
医療技術
の進展が著しい今日において、
過失
の認定の基準となる
注意義務
の
内容自体
が刻々と変化していきますし、またカルテなどの
保存期間
を超える
時効
を認めることにも疑問があります。
医療事故
については、いたずらに
医療現場
に過度の負担を与え萎縮させることのないよう、
時効
の
在り方
につき
検討
をしていただきたいと思います。 次に、
法律
の
施行
時期について、今回の
改正
により救済される
事件
はないか、
大臣
に質問した際、
大臣
が大きく
報道
されている七月に
時効
が満了する
事件
を挙げられました。しかし、その前に、たとえ
報道
で大々的に報じられていなくても、あとわずかで
時効
を迎えてしまう
事件
があると思います。一年間に
公訴時効
が満了する
殺人事件
は五十件から六十件もあります。平均すると一週間に一件です。ほんの数日の
施行日
の違いによって処罰を免れる
加害者
が出てしまうかもしれません。政治の責務として、
報道
の大小にこだわらず、
政府
には速やかな
法律施行
を
お願い
をいたします。 最後に、改めて、どんな形であれ我々が望んでいた
法案
が成立するのは本望であり、また我が党は
犯罪被害者
の
皆様
を一刻も早く救える
法律
を成立させたいという強い思いから、本
改正案
には
賛成
する旨を表明して、私の
討論
を終わりにいたします。 ありがとうございました。(
拍手
)
江田五月
22
○
議長
(
江田五月
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ─────────────
江田五月
23
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
24
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
25
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百十七
賛成
二百十
反対
七 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
26
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第六
小規模企業共済法
の一部を
改正
する
法律案
日程
第七
中小企業倒産防止共済法
の一部を
改正
する
法律案
(いずれも
内閣提出
、
衆議院送付
) 以上両案を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
経済産業委員長木俣佳丈
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
木俣佳丈
君
登壇
、
拍手
〕
木俣佳丈
27
○
木俣佳丈
君 ただいま
議題
となりました両
法律案
につきまして、
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 まず、
小規模企業共済法
の一部を
改正
する
法律案
は、
家族一体
で
事業
が行われることの多い
個人事業者
の実態を踏まえ、
小規模企業共済制度
の
充実
を図るため、
小規模企業者
の範囲を
個人事業主
の
配偶者
や
後継者
を始めとする
共同経営者
まで拡大する等の
措置
を講じようとするものであります。 次に、
中小企業倒産防止共済法
の一部を
改正
する
法律案
は、
中小企業
の
連鎖倒産
を防止するための
セーフティーネット機能
の
強化等
を図るため、
中小企業倒産防止共済制度
の
共済金
の貸付けを行う事由について、これまでの
取引先
の
法的整理手続
や
手形取引停止処分
に加え、
弁護士等
が関与する
私的整理
の一部を追加するとともに、
共済金
の
貸付限度額
の
改正
を迅速に行うため、
貸付限度額
を
政令事項
に改める等の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、両
法律案
を一括して
議題
とし、
中小企業
及び
個人事業主
に対する
資金調達
の
円滑化
、
小規模企業共済制度
において新たに
加入対象者
となる
共同経営者
の要件、
小規模企業共済制度
の
資産運用
及び
累積欠損金
の
現状
並びに今後の
見通し
、
中小企業倒産防止共済制度
の
共済金
の
貸付限度額
を
実効性
のある水準に定める
必要性等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終了し、順次
採決
の結果、両
法律案
はいずれも
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、両
法律案
に対してそれぞれ
附帯決議
を行いました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
28
○
議長
(
江田五月
君) これより両案を一括して
採決
いたします。 両案の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
29
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
30
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百十八
賛成
二百十八
反対
〇 よって、両案は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
31
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第八
予防接種法
及び
新型インフルエンザ予防接種
による
健康被害
の
救済等
に関する
特別措置法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
厚生労働委員長柳田稔
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
柳田稔
君
登壇
、
拍手
〕
柳田稔
32
○
柳田稔
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
厚生労働委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
我が国
における
新型インフルエンザ
の
発生
及び
予防接種
の
実施状況等
にかんがみ、新たな
臨時
の
予防接種
の
実施方法
を定めるなど
所要
の規定を整備しようとするものであります。
委員会
におきましては、新たな
臨時
の
予防接種
における
公的関与
の
在り方
、
予防接種法
を抜本的に見直す
必要性
、今回の
新型インフルエンザ対策
の総括・検証、
ワクチン生産体制
の
強化等
について
質疑
を行いましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
討論
に入りましたところ、
自由民主党
・
改革クラブ
を代表して
西島英利委員
より
反対
する旨の
意見
が述べられました。
討論
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
33
○
議長
(
江田五月
君)
本案
に対し、
討論
の
通告
がございます。
発言
を許します。
古川俊治
君。 〔
古川俊治
君
登壇
、
拍手
〕
古川俊治
34
○
古川俊治
君 私は、
自由民主党
・
改革クラブ
を代表して、ただいま
議題
となりました
予防接種法等改正案
に対しまして、
反対
の
立場
から
討論
をいたします。 新
政権
の
対応
は、
インフルエンザワクチン
の
接種回数
の
決定
や
接種スケジュール
に関して大変な
混乱
を招いてきました。
厚生労働省
は、
ワクチン接種回数
について、当初はすべて二回としていました。しかし、その後、一回の
接種
でも有効との臨床結果が示され、WHOも十月三十日には一回
接種
とする
専門家勧告
を行いました。 ところが、
政府
は、十月十六日の
専門家
の
意見交換会
において、十三歳以上は原則一回の方向で一致したにもかかわらず、十九日には急遽、別の
専門家
を加えた
意見交換会
を開催し、十月二十日、
妊婦等
についての
接種回数
の
見直し
を先送りする
決定
を行いました。さらに、十一月十一日、十二月十六日と
接種回数
の
見直し
を行い、大変な
混乱
を招いたのであります。 加えて、
一般成人
への
接種
の
開始
も遅れました。既に十二月中に
現場
の
医療関係者
から、
新型インフルエンザワクチン
が余っているとの声が上がっていました。
早期
に各
都道府県
の柔軟な
運用
を認めるよう
方針
を変更していれば、より多くの国民に
早期
に
ワクチン
を
接種
することができました。 結局、
輸入ワクチン
は大量に余ってしまいました。
国産ワクチン
にもいまだ
在庫
があり、三月下旬の時点で、
輸入ワクチン
は
契約数量
九千九百万回分に対して
接種数
はわずか三千回分にとどまっています。
医療機関
も多くの
在庫
を抱えていますが、
政府
はこの買取りを拒否し、その
責任
を放棄したままです。しかも、
輸入ワクチン
の
有効期限
は短く、既にこの三月末で二百三十二万回分の
有効期限
が切れ、さらに六月末には三百六十万回分の
有効期限
が切れることになります。 このような事態を招いたのは、
政府
が
現場
の声を聞かず、
見通し
のない
対応
に終始したことが大きく影響しております。自らの失政の
責任
を、懸命に診療に当たっている
現場
の
医療機関
に押し付けるようなことは絶対にあってはなりません。
政府
の
責任
のある
対応
を求めます。 今回の
新型インフルエンザ対策
を通じて明らかになった最大の問題は、
国内
の
ワクチン生産体制
が脆弱なことでした。更なる
強毒性
のウイルスへの懸念が高まっており、一日も早く
法律面
を含めた具体的な
政策
を講じ、
国内
における
ワクチン
の
生産体制
の
整備拡充
を図るべきであります。 しかしながら、この
予防接種法等改正案
を見ると、今回の
新型インフルエンザ対策
から得られた教訓はおよそ生かされておりません。 第一に、本
法案
には
国内
の
ワクチン
の
生産基盤強化
のための考慮が全くなされておりません。それは
損失補償
の
取扱い
を見れば明らかであります。
政府
は、
特例承認
を受けた
製造販売業者
には
損失補償
を行うこととしていますが、これでは
海外
の
ワクチンメーカー
しか
対象
になりません。
インフルエンザワクチン
の場合、
国内メーカー
は、短
期間
に大量に製造することを余儀なくされるほか、市販後の
安全調査
が十分でないうちに大量に
接種
が行われるなど、大きな
リスク
を負います。
政府
は、
ワクチン
の
国内生産体制
を強化するといいながら
海外メーカー
だけに有利な
法案
を提出し、
国内メーカー
には同等の手当ては行っておりません。
国内
の
ワクチン生産現場
の
担当者
からは非常に不当に思うとの声が上がっております。現在、
国内
の
インフルエンザワクチン
の
生産
を担っているのは小規模な四つの
事業者
です。このままでは、
日本
の
メーカー
は
賠償責任
という大きな
リスク
を抱えつつ
研究開発
を行っていくこととなり、
研究開発
の萎縮が懸念されます。 そればかりか、本
法案
の附則では、緊急時における
ワクチン
の
確保等
に関する国、
製造販売業者等
の
関係者
の役割の
在り方
について、五年以内に
検討
するとしています。緊急時における
ワクチン
の
確保策
の
検討
を五年も放置することは断じて許されないと言わざるを得ません。 第二に、
我が国
の立ち遅れた
ワクチン
行政は本
法案
では改善できません。欧米各国では
ワクチン
を積極的に活用しているのに対し、
我が国
は
ワクチン
後進国と言われており、未
承認
問題の解消を始め、
ワクチン
の一層の活用が求められております。 現在の
予防接種法
では、例えばインフルエンザ菌b型や肺炎球菌、ヒトパピローマウイルスなど、WHOが勧告で奨励する
予防接種
も
対象
とはなっておりません。これらの疾病についても
医療関係者
からは定期
接種
導入の期待が高く、
予防接種法
の
対象
疾病の拡大を
検討
すべきであります。同時に、医薬品医療機器総合機構の
ワクチン
の
審査
体制も大幅に拡充すべきです。加えて、
接種
費用の
在り方
も、各
予防接種
の役割や特徴を踏まえて
見直し
が必要であります。 このような方策を取って初めて国民の健康や暮らしの安全を守っていけるのに、今回の
法案
ではこれらの課題への対策はすべて先送りされています。これでは、現在の
予防接種
行政が抱える問題の本質は何ら解決されません。子ども手当でばらまかれる財源のほんの一部でも新たな定期
接種
の導入や
ワクチン
の
接種
費用の助成に回せば、国民の健康や安心は大きく
推進
されるのです。
政府
は、公衆衛生
政策
における
ワクチン
の
意義
の認識が欠如しているとしか思えません。
予防接種
に関する評価・
検討
組織の
在り方
、国民への
情報
提供
の
在り方
などを含め、早急に結論を得るため、時期を明示して
法案
に盛り込むべきと考えます。 以上述べてきましたように、今の
政府
は、
新型インフルエンザ
への
対応
において、国民や地方自治体、
医療現場
に大
混乱
を招いたにもかかわらず、その
責任
の所在を明らかにしておりません。そして、抜本改革を先送りしたまま、反省もなく、この
法案
を通そうとしています。
新型インフルエンザ
の第二波が猛威を振るう可能性もあり、国民はこんな
政府
の
対応
で大丈夫かと非常に不安になっております。我々は、この
法案
では不十分であることを主張し、
委員会
において指摘した問題を更に
議論
すべきだと考えます。 我々は、行政の
在り方
を正しつつ、今後とも、インフルエンザの未然防止と重症化の歯止めを徹底して進めるとともに、
国内
ワクチン
の
生産体制
の強化に全力を尽くすことを国民にお約束して、
討論
を終わります。(
拍手
)
江田五月
35
○
議長
(
江田五月
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ─────────────
江田五月
36
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
37
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
38
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百十七
賛成
百五十
反対
六十七 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
江田五月
39
○
議長
(
江田五月
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十五分散会