○山下栄一君 二年後の施行後も徐々にやるしか、やるしかというか、やる
方法がやっぱりそれしかないのかなと私は思うんですけれども、いずれにしてもこの登録濃度確認機関、ここがかぎ握っているということを、国自ら行ってチェックするというようなことは、そんなに職員の数からいっても、日ごろ日常的に忙しいし、そんなことは難しいのと違うかなと
思いますので、このやっぱり
原子力安全
技術センターが今のところ、今一個しかないというのは何とかならぬかなということがございまして確認、
質問させていただきました。
私は、この前、RI協会視察の後、東京理科大に個人的に行かさせていただいて、あそこには中央環境
審議会の専門
委員もやった方も教授として指揮執っておられました。非常に
レベルの高い、モラルの行き届いた体制を組んで、どうぞ見てちょうだいという感じで案内していただきました。それはもう見事だったと
思います。私立の大学です。薬学部、その他
研究機関、ライフサイエンス
研究所でしたかな、そんなものを持っておられましたけどね。
ただ、これは、このRI協会が集めに来られると、ドラム缶で色分けして入れますと。引き取る
業者は本当にRI協会かな、ひょっとしてRI協会の委託
業者かなという疑問も私はありましたですけど、とにかく別の入口から、そこ専属的にもう完全体制で渡すわけですよね。そこで仕事をされるのは、大学院生もいてると。それがきちっと分別して、ちょっとでも下に漏れたら、そこに
放射性物質混じっているかも分からぬから、ティッシュでふいて、それは別のところにと。
研究用の動物の死骸なんかはまた別のところにというふうにしてきちっと分けてやっておられましたですわ。
それは、だけど、
研究者は夜中
研究していると。もう疲れていると。そうしたら、入れるところ間違うかも分からぬということとか、そういうこと、もう基本的にそこに仕事している人の職員のモラルというか、懸かっているなと。
その指揮執る人が非常にこの
廃棄物にも詳しくて、もちろん第一線の
研究者でもある。そういうことがよく分かって指揮執っておられるから、いろんな
研究、東京理科大もいろんな
研究所分かれているんですけど、それを全部トータルでその貯蔵施設でちゃんとやっておられるわけですけどね。
ドラム缶の色にちゃんと色分けして入れるかどうかから始まって、その段階から間違ったり、下心というか変な心があって入れたりしたら、もうこれ大変なことになるという非常に微妙な世界の話だなと私は
思いました。
そこで、これ、
先ほどのダブルチェックなんですけど、私は、ダブルチェックの二番目のチェックは濃度確認ということが勝負だけれども、そこはやっぱり性善説に立ってやらざるを得ないことになっていると。だから、引き取って、本当に
環境省の世界に、廃掃法の世界で産廃
業者で焼却したりするときに、預かる
業者は、
環境省が指導する都道府県知事許可の産廃
業者だと。産廃
業者はそんな難しいこと分かるかと、もうそんなの、だからもうこれは大丈夫ですということを前提で預かるしかしゃあないと。もし何か起きたらどうするんですかと。運搬の途中で捨てる事故も起こっております。これは国土交通省所管の登録機関で
関係しているのか知りませんけれどもね、やっぱりそれ委託委託で民間
業者が預かって運んでいるわけですから、それが人里離れたところに捨てているようなことも
報告されているし、記事にもなっているという、そういう世界の話ですわ。昔からですけれども、これは。
だから私は、経産省も厚労省も、経産省かて今もう特定、特別に限定したところでしか扱っていないわけで、だから、それを本当に
クリアランス廃棄物として扱うとなってくると、これはもう
環境省のノウハウ。ところが、
環境省いうところは、私も経験しましたですけれども、これはもう現場が余りに体制弱いと。要するに、都道府県や、
一般廃棄物は市町村にお願いをするしかないという立場で廃掃法の環境行政やっておられる。だから、足下見られて、もう悪さする、何というか、産廃
業者はたくさんいらっしゃる。今回の
法律はビジネスチャンスだと、五年前のときもそうだったと。五年前は、だけれども、できたけれども、うちの方に来ない、なかなか、みんなもう経産省で囲っておられて出てこないねと。今度出てき始めたら、これは物すごくこれ、引き受けた以上は、元
放射性廃棄物だということになってくるとダブルチェックを私はしないと絶対駄目だと。そうでないと、
環境省、環境
大臣は責任取れない、お墨付きもらって引き受けたけれどもということだと思うんですよ。ここが私は物すごく大事だというふうに思っております。
それで、私は、
先ほどから繰り返し出ています
放射線検討会、
検討会で一次
報告、二次
報告出されたでしょう。私はあそこがある程度かぎ握っているのではないかと思うんです。役所同士では一年前からいろいろ
検討されてきたとお聞きしました。だけれども、あそこの
検討段階で、もちろん
専門家は大事なんですけれども、現場のことをよく知っている、
廃棄物行政の。全国に不法投棄は山ほどあります。もう並の量じゃありません。私は現場に何遍も行ってきました。もう油断したら、一週間で不法投棄の人工の山ができます、物すごい勢いで。ねらわれるのは風光明媚なところですよ、場合によったら国立公園の所管地域でもねらわれると。
そういうことなので、私はまだ遅くないと思うんです。この二年間が大事だと、
検討会でもまだまだ、
先ほど政務官おっしゃっていましたように、
検討課題があるから
検討する。そのときに、少なくとも中環審、中央環境
審議会の
廃棄物・リサイクル分科会の、もうそんなことよう知っている人、そこに入ってもらって、それでやっぱり生々しい環境行政の実態をよくわきまえた上で、もう性善説で成り立っている世界だと私は
思いますわ、それは
研究者も基本的に多いから。ところが、預かる段階で私はすき間ができて入り込む、最大のビジネスチャンスは産廃
業者だということになったときに、高い値段で引き受けるわけですから、
医療機関かてもう高い値段でしか引き受けてくれないから困っているわけで、ちょっと安い値段で引き受けてあげますよという甘い誘いが出てくると、こんなもの一挙にもう、これで
一つでも事故が起きたら、もうすべてストップすると
思います。それでなくても、
原子力行政はそんなに信用されていないわけですから。
という世界に直結する
法律で仕分をする、
放射性廃棄物を廃掃法の
廃棄物にしますという
法律ですからね。ここのところの、
大臣に確認させていただきますけれども、これから二年後、
パブリックコメントにかけられるんでしょうけれども、その
検討するときに、
環境省の
専門家をしっかり入れてもらって、役所
レベルだけの打合せじゃなくて、そういうことをやっぱり入れて
検討する必要があるのではないかと
思いますけれども、これは
大臣と
田島副
大臣に両方にお聞きしたいと
思います。