○荻原健司君 日曜日という
お話ですので、
是非御覧いただきたいと思いますが。
そこで改めて思ったのが、やはり八ツ場の重要性かなというふうに思いました。私は比例区の人間ではありますが、出身地は群馬県の草津町といいまして長野原、八ツ場のある長野原町の上流というか上ですね、に住んでおります。ですから、八ツ場のことにつきましては、子供のころからというわけではありませんけれ
ども、何か八ツ場のことは常に我々の
生活の身の回りにあった問題です。特に、私は高校がその長野原町にあります長野原高校というところを卒業しているものですから、なおさら八ツ場のことについては大変気掛かりな一人でありますし、また、もちろん私の友人、知人、同級生含めてあの
事業に大勢がかかわっているんです。ですから、時に田舎に帰りまして友人、知人に会いますと、あれどうなるんだと、本当に中止なの、おれたち
生活できなくなっちゃうよという、そういう不安、心配の声がやはり多方面から聞かれます。
それはさておいて、先日の視察を終えまして、本当にこの八ツ場がなくなって大丈夫なのかなと。例えば、八ツ場をやめたならば、例えば江戸川流域辺りではかなりの堤防を丈を上げなきゃいけないだろうと、あるいは首都圏外郭放水路ですか、ああいうようなものをあちこちにたくさん造らなければなかなか間に合わないんじゃないかなという感想を持ちました。
先日の視察のバスの中でカスリン台風の被災
状況のビデオも上映をされておりまして、じっくり見させていただきました。もちろん、私が生まれる前のことですから、直接あの被害、またあの被害の大変さというのは肌身で感じておりません。何というんでしょうね、ちょっと話がずれるかもしれませんが、やはりあのカスリン台風の当事者、あるいは災害の当事者と、その映像を見て、ああ大変だな、悲惨だったなというのとかなり違いがあると思うんですよね。例えば、私は戦争を知らない世代です。だから、戦争はいけないという気持ちはだれもが持っていたとしても、やはり戦争を体験して本当の悲惨さを知っている人と、いや、戦争はいけないよと何となく漠然としていけないというのと、またかなり違いがあるんだろうなというふうに思います。
ですから、
是非とも
大臣には、やはりそのカスリン台風ももう十分御承知かと思いますけれ
ども、
是非今度の外郭放水路の視察も含めてお
考えを直していただいて、直すというんでしょうかね、もう一度
認識を深めていただきながら取り組んでいただきたいなというふうに思います。
ちょっとこの話でもう少し私が申し上げたいのは、これはもうそもそもの
お話なんですが、やはり八ツ場ダムを中止を表明されると、あるいはまたマニフェストに書き込んだ以上はあの選挙区でやはり候補者を立てて、そのダムに賛成なのか反対なのかという、そういう信をやはり問うべきだったのではないかなというふうに思います。確かに民主党さんとしてのお
考えはあったかと思いますけれ
ども、そこまでの決意でいくならば、やっぱりダム反対というその候補者を立ててしっかり戦うのが何か筋だったのではないかなというのが私の感想なんです。
ですから、よくその
地域に帰って友人、知人から話を聞くと、何かいじめられているような気がすると言うんですよ。確かにそうだなという気もいたします。要は、そこの選挙区ではいわゆる小渕優子衆議院議員が勝ちました。民主党さんは候補者は立てられていない。ただ、ほかの
地域では民主党さんは大躍進をして勝利を収めました。ですから、周りで勝った
人たちがそこの
地域に来て、みんなで寄ってたかって中止だ、やれ中止だと言われて、何かこう、何というんでしょうかね、いじめられているというような気持ちを持っているんだというのが皆さんの本当に率直な感想なんですよね。
ちょっと話変わりますけれ
ども、私は
個人的な思いというか記憶がありまして、かつてスキーの選手でした。オリンピックなどでも活動することができたわけなんですが、我々日本人が勝ったり、例えばスキージャンプにおいても長野オリンピックで日本の選手、大活躍しました。我々日本人が勝つと、周りの
人たちが寄ってたかって
ルールを
改正して勝てなくするというような傾向がありまして。
強いものいじめというか弱いものいじめというか、何と表現したらいいか分からないんですが、とにかく自分たちの、何というんでしょうね、とにかく強い人を勝てなくしようとか、あるいはダムの話に戻れば、とにかくその選挙区では何も戦ってもいないのに周りの
人たちが寄ってたかって、やれ、ダムは反対だという、そういうことにちょっとやっぱり私も疑問を感じます。
ですから、もう少し
是非ともこれから丁寧に
地域の皆さんのそういう気持ちを酌んでいただきながら、最終的にはやっぱりダムは必要ということで取り組んでいただければというふうに思いますが、言いっ放しじゃあれなので、どうでしょうか。済みません。