○山内
徳信君 御三名の答弁は極めて不満であります。そして、ここだから、これからも
努力をすると言っておれば
質問時間終わりますから、そういう気持ちかもしれませんが。
沖縄県民は、
県民大会で一本にまとまったんです。そして、県議会は、
総理が来られたときに、議会棟の前にみんな座り込んで県議
会議長への要請を拒否しておるんです。まだまだ甘過ぎますよ、甘過ぎる。
そして、
沖縄県民は、琉球新報と毎日新聞社は二十八日から三十日にかけて緊急
世論調査を
実施しておりますが、その
世論調査の結果は、辺野古移設について
反対が八四%、八四%。それから、
賛成が六%です、六%。こういう状態で、なお
大臣はこれからも誠意を尽くして、あるいは一歩一歩
県民を説得するとおっしゃるならば、これはどういうことになるか、私はここではっきり申し上げておきます。
一つは、不満があるのは、なぜ、ここにも
民主党の出身の
議員もいらっしゃる、あるいは衆議院にもおる、私もおる。少なくとも
基地問題については、私たちは、あなた方よりは
基地の島に住んでおるから問題点は知っておるつもりですよ。一言も
皆さん方から打診を受けたことはありません。したがいまして、今回のこの問題は、鳩山
内閣は責任を取ってもらわぬといかぬと思っております。
そして、具体的には八月までに決めるということをおっしゃっておりますが、それを私はこういうふうに解釈するんです。十月の名古屋におけるCOP10が開催される前に、COP10というのは御承知のとおり生物多様性の国際
会議です。その主催国は
日本です。COP10が開催される前に
決定をして逃げ込む官僚の悪知恵であろうと私はかなり厳しいことを申し上げておきます。
したがって、こういう不可能な計画作りは即刻中止をすべき、
日米共同声明で発表してあっても、これをずっと引きずっていくと、
アメリカをも巻き込んで
アメリカにも迷惑を掛けることになるわけでございます。そういう
意味で、
日米共同声明、これは即刻白紙に戻すということをルース大使を通して申入れをしてほしいし、そうしませんと、
民主党は、今の混乱した状態が更に輪を掛けて自滅の道に進んでいくということを私は既に前から申し上げておるとおりでございます。
したがいまして、私は、血税の無駄遣いはやめてほしい。流血の惨事を見なければ、
外務大臣も、
防衛大臣も、
官房長官も、
総理大臣も辺野古のこの計画をやめないというのか。何名
沖縄で
米軍関係の事故、事件に遭い、多くの人が命を失っていっても、
日米地位協定云々でちっとも
沖縄の命を大事にしない、
国民の命を大事にしない現実があるじゃないですか。だから、
アメリカに向かって胸を張って堂々と
交渉をやってほしいと日ごろから申し上げておるのはそのことであります。
したがいまして、
沖縄の人々は──答弁要りません、あなたの答弁要らない。