○山内
徳信君 社民党・護憲連合の山内
徳信でございます。
これから申し上げますのは、通告はしてございません。今朝、社民党の議員総会で入りました
情報をお伝えをして、
最後に両
大臣から見解を、お
気持ちを伺っておきたいと思っております。
〔理事山根隆治君退席、
委員長着席〕
普天間移設をめぐって、
総理は国外、県外ということをおっしゃってまいりました。私が接する限り、
外務大臣とか
防衛大臣は、どうも国外には余り関心がないような印象をずっと受けてきたんです。それが間違っておれば、あるいは杞憂であればいいと私は思っております。
そこで、
外務省、
防衛省に対しまして、今のマスコミ
情報を見ると、徳之島の
状況も連日新聞に載って、
現地の
状況も伝わってきておりますし、沖縄における陸上案もあるいは与勝沖案も、これはもうふん詰まって困難を極めて、これはとても実現はできない、そういうふうに私は見ておるわけであります。私だけじゃなくて、別の政党の
関係者も、あるいは沖縄とか徳之島の皆さん方もそういうふうに、絶対に受けれないと、こういう現状であるわけですね。
ところが、
外務大臣、
防衛大臣、こういう困難を極め混迷を来しておるその
状況に、一縷の、いや大きな救いの神と申し上げてもいいんじゃないかと、こういうふうに私は
思いまして、今、ここに来てから
文書をまとめてみたわけであります。
四月九日から十一日まで二泊三日、サイパン、テニアンなど北マリアナ諸島を訪ねまして、そこの行政、議会
関係者を始め住民との話合い、対話集会に
出席をした社民党の沖縄
基地問題対策プロジェクトチームの座長を務めております衆議院議員の照屋寛徳氏と沖縄県議会議長の高嶺善伸氏、その他二人同行をして、この二泊三日、
関係者と接触をしたその報告を今朝受けております。したがいまして、この報告は、そのうち
外務大臣あるいは
防衛大臣、官邸にも社民党として正式にお届けをすることになるわけであります。
十日のサイパンで北マリアナ連邦議会のテノリオ下院議長に
関係者は会っております。そして、報告によりますと沖縄の海兵隊の移駐を大歓迎であると、こういうふうに
現地の下院議長はおっしゃっております。そして、テニアンへの移駐はマリアナ連邦の上院、下院議員の総意になると、こういうふうなことであります。
十一日にはテニアンに渡りまして、デラクルツ市長、その他多くの
関係者から意見を聞いて帰ってきております。それによりますと、普天間飛行場海兵隊の移駐を大歓迎と、こういうふうにおっしゃっていたようであります。そして、テニアンの人々は海兵隊の訓練移駐ではなく海兵隊の
部隊移駐を強く望んでおるようであります。そして、少し規模の話も出たようでございますが、市長からは海兵隊四千名、その家族を含めておいでいただくと有り難いと、こういうふうなお話合いが実現できたようでございます。
したがいまして、実現可能性のあるこの移転先、この話ではございます。
日本政府として、やはり今まで内向きに内向きに、なるべく対米交渉を、難しい対米交渉を避けて県内、国内と、こういうふうに模索をしてこられましたが、これはもう天に橋を架けるようなものでございまして、これはもう難しい。そういうように
考えてみたときに、このサイパンあるいはテニアン、北マリアナ諸島の上下両院議員の皆さん方のこの発言は大事にしていただきたいと
思います。
したがいまして、今私が申し上げたのはその一部でございますが、
日本政府として、
外務、
防衛省として、正式に社民党の
関係者から正式
文書が、要請文が出ましたときには是非検討をしていただきたいということをあらかじめ要請あるいは申し上げておきたいと
思いますが、余り長い時間は結構でございますが、お
気持ちのほどを伺っておきたいと
思います。
外務大臣から行きましょう。