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赤澤委員 そのような疑わしいことについて、私どもはやはりやってほしくない。肩書について言えば、顧問をおりたのであればその辺はきちっとしておいていただきたい、そういう
思いを強く持っています。
この件は、私は本当に
民主党の体質が出ているんじゃないかと思っているわけですよ。どういうことかと申し上げれば、ほかの
質問主意書で明らかになったとおり、鳩山総理御自身は、公邸に入るに当たって史上最高の改修費を使われたということがわかっています。当初四百七十四万円という回答だったかと
思いますけれども、什器といいますか、いろいろ直して、そして答弁漏れがあったということで追加、清掃費など二百二十四万円が落ちていた。要するに、合わせれば、公邸に入るに当たって七百万円使われた。
自公連立
政権が無駄だらけだ、無駄遣いだと言いながら、総理が公邸に入るときは、過去の総理のだれよりも多く費用をかけて公邸を改修されたという事実が一方であります。(発言する者あり)けたが違うというやじはひどいですね。一円たりともこれは税金ですよ。今の話は本当に議事録に残っていいんですか、けたが違うなんという話。七百万、額が小さいからいいんですか、そんな話じゃないでしょう。税金なんですから、きちっと一円たりとも無駄にしないということは、そうでなきゃおかしいはずですよ、これは。
加えて、もう
一つ指摘しておきたい。
内閣官房の専門
調査員というものが今二十五名任命されています。これは
民主党職員の方
たちなんですよ、内閣官房専門
調査員。私、びっくりしたのは、この
人たちは無給だ無給だというから、念のため調べて聞いてみたんです。交通費を出していますと。びっくりしたのは、政務三役の随行でも何でもないのに、
民主党職員の方が内閣官房専門
調査員になって、意見交換という名目で米国出張しているんですよ。その旅費を今精算中なんです。
いいですか。
民主党職員の方を内閣官房専門
調査員にして、政務三役の随行でも何でもなくて、意見交換で米国に行かせている。このことは特に
原口大臣に通告もしていませんし、恐らく
総務省関係ではないと思うので、きょうはこれ以上聞きませんけれども。
総理は、公邸に入るに当たって史上最高の改修費をかける。
総務省顧問で落選した
議員の先生方に、お友達にお金を支給する、これも税金です。加えて
民主党職員の方が、単独で、あるいは少なくとも政務三役の随行ではなくて、米国に意見交換に行く旅費も出している。これは内閣官房専門
調査員にして、無給で非常勤ですからと言って出しているんですよ。
こういうことというのは、一言で言えば、
民主党の方
たちが
国民の税金を
自分たちの仲間で、こそこそとは言いませんけれども、使っているというふうに私には見えるんです。なので、この顧問の問題も、あるいは改修の問題も、額が小さいとか軽く見ていますけれども、あれだけ無駄遣いについて文句を言い、税金の使い方が公平公正でなきゃいけないと言って、税調の役員というか幹部でもあるということをおっしゃっていましたけれども、私は、その辺については余り褒められたものではないと
思いますよ。一個一個見て額が小さいなんと言っていて、そこに何かしら、
自分たちが
政権与党になったんだから、税金は
思いのまま仲間で使っていいというような体質が見えているように私は思うんです。
その点は、今初めて聞かされて
原口大臣も困ったような顔をされていますから、専門
調査員の米国出張の旅費を精算中だなんて話については、どうしてもコメントされたいのであればコメントして結構ですが、そういうことを私は申し上げたいということであります。