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江田(憲)
委員 それは、
国民の皆さんが今聞いて、やはり本当に長妻さんには失望しますと思いますよ。そんな程度の
答弁しかできないのか。
厚生労働省から一年ほど前にもらった資料にこう書いてありましたよ。今後、過去最悪の
支出実績が五年間続いたとしても、五年後、まだ一・一兆円の
積立金がありますという資料、こういう公式の資料を持っていますから。今後、過去最悪の
支出実績が五年続いたとして、それでも一・一兆円も残るような
積立金の額がなぜ適正と言えるんですか。そんなことを
国民に向かって言えますか、あなた。
いや、長妻さん、もう私は情けなくて。だって、長妻さん、あなたは埋蔵金を我々と一緒にやっていたじゃないですか、特別会計で。そんなことで埋蔵金が発掘できると思っているんですか。これから、菅さん初め、二百七兆円の組み替えをやるんでしょう。組み替えをやるためには、こういったすべての特別会計の準備金や
積立金の準備率、積立率が適正かどうかということを保険数理学的に、当たり前のことだけれども、ちゃんと見て、それで適正水準を超えたものは埋蔵金と言うんですよ。そんなものを百年の危機管理のために準備だと、だれに向かって説諭しているのかわかりませんけれども、そんなことのために
民主党に政権をとらせたわけじゃないんですよ。
長
妻大臣、これはぜひやってほしいと思うから言っているんですよ。ぜひ見直してください。長妻さんはそういう志があったんですよ、少なくとも。全部子細に見て、身内の会計検査院ですら不明朗だといって指摘をしているのに、長
妻大臣、それに対する答えがさっきのような答えじゃ情けないですよ。
こんな労働保険特会というのは、長妻さんも
追及してきた、小田原のスパウザだ、中野サンプラザだ、二千施設、
雇用勤労福祉施設を四千億もかけてつくって、二束三文で売っ払った。それに懲りずに、まだ私のしごと館をつくった、五百数十億使って。それも廃止に追い込まれた。そういうことについて一生懸命やってこられた方じゃないですか。
こんなむちゃくちゃなことをやった当時の労働事務次官や局長の責任問題も本当は
追及したいですよ。まだ天下りしているに違いない。
民主党政権になったら、こんなのは即刻首にしろと言いたいですよ。でも、時間がないからきょうは言いませんけれども。少なくとも、これは
予算委員会で
追及しますから、ちゃんと準備しておいてください。冒頭の
予算委員会でやりますから、それは言いませんけれども。
ここで言ってください。今までは確かに事務当局の
説明で切り込めなかった。しかし、これからは、この積立率、準備率の問題も含めて、労災勘定の準備率もそうですよ、しっかり保険数理的に
大臣みずからが精査をして、それで余剰の分はできるだけ
民主党政権の施策のために使っていきます、もっとよりよいものに使っていきます、そういうことを言ってくださいよ。
だって、皆さん一生懸命頑張って二・九兆円を出してきたんでしょう。もう一円たりとも無駄にされたくない。しかし、このお金というのは、三兆円の地方交付税の補てんも三千五百億円も、景気には全くきかないんですよ。景気中立なんですよ。こんなことに使っている場合じゃないんですよ、
民主党政権は。だから、官邸に司令塔がないと言われるんですよ。私が
民主党政権だったら、こんなところに三千五百億円の貴重なお金なんか使えませんよ。ぜひ切り込んでください。
大臣、最後に
お願いします。