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坂本分科員 八割というと、約六百億として四百八十億ですか。
自民党政権時代につくられたわけですので私も余りやかましくは言えませんけれ
ども、この種のものを今後どうしていくかというようなことは、やはり非常に難しい問題だな、いかに税金を安く上げていくか、そして
対応していくかというふうなことは本当に難しいなということをつくづく感じます。
それから、
大分県側と
熊本県側の問題について、二つあります。
熊本県側と
大分県の問題は全く違います。
熊本県は、もうこの水を利用する人がいません。いるにはいるんですけれ
ども、わずかであります。当初、二百六ヘクタールの
受益面積の用地だったんですけれ
ども、最終的には十ヘクタール、二十分の一であります。しかし、
受益面積は二百六ヘクタールでありますので、その
残りの百九十六ヘクタール分の
受益面積は、これは市が払わなければいけないというふうになるわけですね。こういう
計算でいけば、毎年毎年七百万円を払い続けることになります。非常にやはりこれは、市にとって
負担であります。
三月に
郡司副
大臣が
地元を訪問された際には、このことについては今後検討していきたいというようなことを言われましたので、その後の
検討状況がどうなっているのか、お
伺いをいたします。
それからもう
一つは、
大型団地をつくりました、これは国の一〇〇%ということで。トマト、アスパラ、トルコギキョウ、里芋、こういったものをハウス栽培するということで、十一人の方が入植されて今やられております。この種のものは往々にして失敗する場合が散見されるわけですね。
ダム建設によるところの
大型団地でありますので、こういったところの
支援策をぜひよろしくお願いいたしたいというふうに思います。
それから
竹田市の方ですけれ
ども、
竹田市の方は、両
議員も、この前行かれておわかりだと思いますけれ
ども、
受益面積が二千百五十八ヘクタール、相当広うございます。そして、
農家数も千四百四十五人であります。
地元の
方々は、
熊本県側の県営の
大谷ダムというのがありますが、そこから水をとられているわけですけれ
ども、なかなかその水で足りるものではありません。そして、大
蘇ダムの方も、玉来川というところから新たな取水をして、貯水を少し満たして
大分県側に流すというふうになっておりますけれ
ども、これもなかなか水が足りるようなものではありません。
竹田市の方と
九州農政局の方とのいろいろな
不信感というのが非常に高まっております。それは、
農政局から次々といろいろなこれで大丈夫ですよというような
数値が出されるわけですけれ
ども、その
数値がどうしても机上のものだけに
地元としては感じられて、確かに、それでは
大谷ダムと大
蘇ダムの水で足りる
計算に
はなるけれ
ども、現実に、田植え時期になると足りないというようなことになるんですね。ですから、こういうところの
不信感の解消、これをどういうふうにやっていくのか。
それから、
九州農政局の方から出されているさまざまなデータ、これに対して
地元というのは、どういう視点でこのデータを出したんだというような思いがありますので、不信解消のために何ができるのか。これから何回も何回も副
大臣に行っていただくことが私は大切だと思いますけれ
ども、その不信解消のための方策、それと、データをもう一度やはり洗い直す必要があるので
はないかというふうにも思いますが、いかがでしょうか。