○城内
委員 無所属、国益と
国民の生活を守る会の城内実でございます。
まずは、
千葉景子先生、
法務大臣御
就任、まことにおめでとうございます。
また、無所属であるにもかかわりませず
質問の機会を十五分も与えてくださいましたこと、深く感謝申し上げる次第でございます。
本日、私は、人権救済機関の創設につきまして、反対ないし慎重の立場から
質問させていただきたいと思います。
私は四年ぶりに
国会に戻ってまいりましたが、ちょうど四年前の平成十七年三月、当時自民党の衆議院議員でありましたけれども、
法務部会で
人権擁護法案について、けんけんがくがくの
議論がございまして、私もその法案をじっくり見て、これは非常に危ない法案だなということを確信しまして、命がけで戦いました。
その後、郵政民営化法案も、分厚いんですが、あれもずっと最後まで目を通した結果、これも非常に問題があるということで、よせばいいのに反対した結果、刺客を送られ、そして、選挙期間中に当時の幹事長が刺客の方の応援に来て、城内実はたびたび問題を起こした二重人格者であるという、選挙妨害なのか人権侵害なのかわからないような
発言をされた結果かどうかわかりませんが、七百四十八票差で落選してしまいました。
しかし、私の信念は揺るがず、
人権擁護法案というのは本当に気をつけなければならない法案であるということをきょう御
指摘させていただきたいと思います。
大臣は、九月十六日の
大臣就任記者会見におきまして、ちょっと引用させていただきますけれども、
国民の皆様と約束をしたマニフェスト、これを一つずつしっかりと実現していくということに尽きるのではないかと思っています、中略で、その後、特に一つ二つ申し上げますと、一つは人権侵害救済機関の設置の問題です、これは国際的に見ても、もう当然当たり前の機関ということにもなっています、ぜひこれの実現に向けて早急に取り組んでまいりたいと思います、ただこれは、常々私も考えていましたが、
内閣府の外局に設置をするということを考えていきますので、いずれ設置法の改正やあるいは
内閣府との
協議等々も含めて進めていきたいと思います、このように大変前向きに御
答弁されておるんです。
ここで
質問ですが、このような人権救済機関を創設する緊急かつ差し迫った必要性あるいは根拠というのはあるのでしょうか。その点を御
説明いただきたいと思います。