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仙谷国務大臣 おはようございます。
行政刷新を担当する
内閣府
特命担当大臣、
公務員制度改革担当大臣として、
一言ご
あいさつを申し上げます。
これまでの
我が国の中央
政府は、
政権交代のない
政治が長年続いたことによりまして、
政治家と官僚のもたれ合い、しがらみや
既得権益によって機能不全を起こして、
国民、市民の
生活感覚に基づいた
行政執行ができなくなっていました。それは、
行政の縦割り、補助金、天下りに対する
国民の激しい批判と不信としてあらわれてきたと考えております。その
国民の声こそが、まさに今回の
政権交代をもたらした大きな理由であり原因であると考えます。
したがいまして、
鳩山内閣では、こうした
行政の負の遺産を大掃除し、新しい
政府のガバナンスを
構築することを通して、
行政に対する信頼を一つずつ取り戻すつもりでございます。
この
行政の古いやり方を改め、大掃除をするために、
行政刷新会議におきまして、
国民の目線に立って、国の
予算、制度その他国の
行政全般の
あり方を
見直してまいります。
まずは、徹底的な無駄遣いの
削減を断行いたします。既に、本年度第一次
補正予算の執行
見直しにおきまして、必要性、緊急性の観点から厳しく優先順位を
見直しました。今後の歳出の
見直しに当たりましては、
事業仕分けという手法を新たに導入し、公開の場で
事業と
予算の要否、当否などを議論し、
国民の
皆様方に明示して、
皆様方からの御意見や御注文を参考に、優先順位づけと
事業の効率化を進めてまいります。
また、独立
行政法人や公益法人の
改革につきましては、
予算の
事業仕分けにおける議論を踏まえ、法人の業務や組織、ガバナンスの
あり方、国が支出する資金と国家公務員の天下りとの関連などの観点から徹底した
見直しを進めます。
公務員制度改革につきましては、国家公務員の天下りやわたりのあっせんを全面的に禁止することを初め、労働
基本権の
あり方を含めて、近代的労使
関係の
確立に向けて抜本的な
改革を進めてまいります。
規制
改革につきましては、
国民の目線に立って、
国民生活を豊かにし、新たな
産業構造の転換に
対応すべく、従来の規制
改革会議の議論、
調査を総括しつつ、現在の規制の
あり方を全面的に
見直します。
また、公共サービス
改革を
生活者の視点で
推進し、官製市場を真に開かれたものとしてまいります。
新しい公益法人制度について、その円滑な実施に努めるとともに、市民活動の
促進につきましては、特定非営利活動法人が新しい公共の担い手として重要な役割を担えるよう
環境整備に努めます。
また、公文書の管理につきましては、公文書が民主主義の根幹を支える
基本的インフラであることを踏まえ、適切な管理
体制の
確立を図ってまいります。
田中けいしゅう委員長を初め
理事、
委員各位の御
理解と御
協力をよろしくお願い申し上げます。
どうもありがとうございました。(
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