○山下栄一君 最近、
立法府は基本法ばやりで、どんどん
法律作って、
計画は国で作って、自治体は
努力義務だという
法案がもうラッシュのごとく、
教育基本法ラッシュのようになっておるんですけれども。
私は、
法律を作る側というのはちょっと気を付けにゃいかぬなと思うんですけれども、
法律を作る、今回も
法案ですけれども、作るということは、今まさしくおっしゃったように、
法律を作るということは、
法律というのは余り細かく書けませんねと。だから、政省令、下位法令で義務付け、枠付けをしていくわけです。それは、全国一律になるわけですね。だから、
法律を作るということはそういうことなんですよと。全国一律でルール作りをして、省令までということもよく考え、それは
立法府タッチできませんけれども。そういうことまで考えて
法律を作るということをやらないと、何か地方にゆだねるといいながら、どんどんどんどん義務付け、枠付け、今
議論、地方分権
委員会でされておりますけれども、それが何かないがしろになっていくのではないかと。
法律を作って終わりじゃありませんし、
法律を作るということは、すべての国民を義務付けるというか拘束するということにもなるわけですから、
法律を作るときには、まさに今、
鈴木提案者がおっしゃったように、政省令まで影響を与えていくんだという、そういう配慮が非常に必要だなというふうに考えます。
ちょっともう時間がなくなってきましたので、いろいろほかに聞きたいことあったんですが、私は、
教育の必要性、
重要性ということはもう山ほど言われているんですけれども、気を付けにゃいかぬのは、やっぱり
子供と接しているのはだれですかと。
子供と接しているのは、親も接していますけれども、
行政的には
学校ですねと。そこで接しているのは先生ですねと。その
学校現場の先生と生徒、そこで影響し合いながら
子供は影響を受けていくし、いい影響、悪い影響を受けていくと。
そこにいろんなことを指示する人とか意見言う人がもういっぱいいてると。市町村
教育委員会がそうだ、都道府県
教育委員会がそうだ、その
教育委員会にも
教育専門家よりも
行政マンがえらい増えておりますね、
現場に立ったことのない人までやっていますねと。中央は中央で、
文部科学省が様々な形で、もちろん国民が何とかせい言うからですけれども、いろいろ口出しというか御意見をおっしゃいますねと。おっしゃり方は通知とか今言った
法律もありますねと。
現場は、だけれども、
子供と接しているのは
学校の先生ですよと。
学校の先生はもちろん
教育者であるけれども、
教育行政の最先端でも、確かに
学校現場がある、
校長先生なんかは特に最前線の
教育行政機関かも分かりませんけれども。だけれども、
教育行政をやるときに必要なのは、その
学校現場で
子供と接しているのは先生であるということを忘れぬようにいろいろ意見を言わぬといかぬなということを痛烈に、今痛切に感じておりまして、そういう観点からこういう、先ほど
鈴木先生がおっしゃいましたように、様々な問題点、問題の観点、指摘も共有する
部分たくさんございましたけれども。
だから、どうするんですかということで
法律を作る、
予算を立てる。
予算は私は極めて重要やと
思いますけれども。だから、それはやっぱり
学校の先生をもうちょっと信用して、ほとんどの先生が一生懸命頑張っておるわけやから、中にちょっと間違う場合もありますけれども、基本的には一生懸命やって、悲鳴上げて、やりにくくなっていると。だから、
佐藤先生おっしゃいました、やっぱり
給料とか先生方の
待遇ですね、これをやっぱり大事にせにゃいかぬ、こういう御時世だから大事にせにゃいかぬ。一律に公務員カットという観点でやってはいけないということは、私は痛切に感じております。(発言する者あり)だから賛成できないんですけれども。
これは、やっぱりちゃんときちっと、国でどれだけお金出しますか、地元はどれだけ出しますかという、国と地方の公的
負担も両方あるわけですから、それをどういうふうに分担していくんですかと。権限と
財源も一緒になって渡してくるよと言っているけれども、権限をまた何かバックするようなイメージもあったので、この
法案は。そういうことで、ちょっと分かりにくくなっているなというふうに思っております。
時間が参りましたので、済みません、
大臣に。
教育現場のよく視点に立って、この条件
整備のためにお金は極めて重要だと、子育て支援なり
子供のお金を手当てするについてはしっかりと
確保せないかぬ、これはもう与野党を超えて、先ほど
大臣もおっしゃったように、理事のときにもそういう
決議をやったということに表れていますように、それ共有しているわけです。だから、その観点は大事にしつつも、やっぱり
教育現場の
重要性に視点を置いた、そのためにはやっぱり
教員の
待遇なり、労働時間外手当どうするかということも今日は聞きたかったんですけれどもできませんでしたけれども、それも踏まえて
大臣の御所見をお伺いしたいと
思います。