○山田俊男君 なかなか、地下水脈を断って、井戸で掘り上げて、それを明らかにするというわけでありますから、禅問答みたいですが、しかし大変
意味のある、これ解釈といいますか表現の仕方ということで、しっかり頑張っていただきたい、こんなふうに思うところであります。
それに、牛のトレーサビリティー法のこの扱い、さらには米のトレーサビリティー法の扱い、これは
消費者庁にとりましても、それから
我が国の
関係省庁にとりましても極めて重要である。当然でありますが、重要でありますが、同時に、対外的に、例えば牛であれば、米国との牛肉の輸入問題に対しましてどんなふうに対処をしていくかという政治的な課題、さらには、米につきましては、これはミニマムアクセス米として世界の各国から相当量を入れていると、さらにはこれをWTOでどう扱うかということとの関連が出てくるわけで、極めて政治的な課題でもあるわけであります。
当然のこと、これは外務省がかかわりますし、それはもう官邸もかかわらなきゃいかぬし、
関係方面みんなで考えなきゃいかぬ深い
意味を持っているわけでありますので、どうぞ、
消費者庁としてこれらの運営もやる、
農林水産省としても所管庁としてこの運営もやるといいながらも、大きな、それこそこれも大きなすそ野を持った大変重要な課題でありますので、そのことをやはり意識した取組を
消費者庁にも当然求められるんだということを頭に置いて進めてもらいたい、こんなふうに
お願いするところであります。
さて、
最後の
質問ですが、
内閣府の外局として
消費者庁が置かれるわけでありまして、そして、
内閣府
担当大臣がこれを統括するというふうに聞いております。私は、これは私だけかもしれませんが、どうも
内閣府というところがよく分からないと。
私、当選して一年と八か月になるわけでありますが、
行政機関組織図も持っていますし、
内閣府の担当からも来ていただいてじっくりお話をお聞きしたという経緯もあるわけでありますが、こう見てみましても、だって、外局だけで見ても、宮内庁があったり、警察庁があって金融庁があって、さらに男女共同参画局って、これは内部部局でありますが、沖縄振興局も、沖縄も抱えておられるわけですね。さらに原子力安全
委員会みたいな、これも抱えておられるということで、一体この
内閣府というのはどんな組織なんだというふうに思うわけです。そこへ
消費者庁が外局として置かれるということであります。
ところで、
内閣府はもう一つ持っていまして、これは重要政策に関する会議ということで、
経済財政諮問会議と規制改革会議を持っておられるわけです。最近は
経済財政諮問会議も大分
内容が変わってきたぞと私も認識を改めてきているわけでありますけれども、しかし、どうも農業
関係者からは、
経済財政諮問会議や規制改革会議も
内閣府にあるということで、どうもいじめられてばかりいたという
被害者意識がありまして、
消費者庁も
内閣府に置くということで、おい、大丈夫なのかと、心配だという人もいるくらいであります。それは変なことだというふうに思わないで、いや、多くそう思っているところが残念ながらあるんですよね。
一体これ、
内閣府って、これだけ広範な業務を持つ
内閣府でちゃんと実務的な統括や職員体制を運営していけるのかという心配もあるわけです。
野田大臣、
大臣のこれはお考えをお聞きしたいと思います。