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早川大臣政務官 その時々にいろいろな思いが経めぐっているところであります。
私は、昨年の八月の福田
内閣の改造で
法務大臣の政務官を拝命いたしました。それまで、自民党の方では
法務部会の部会長代理とか、あるいは
法務委員会では
理事等を務めさせていただきました。やはり国
会議員の一番大事な
役割は立法の場でいろいろな仕事をさせていただくということで、特に私にとって大事な話であったのは、オウム被害者救済立法を立案し、それが通常国会で成立をしたということであります。
それで、二回生ということでありまして、
法務大臣の政務官ということで選任をちょうだいいたしました。その
状況の中で、一度政府の中での仕事も当然経験はしなきゃいけない、これが
一つのルールだというふうに思っておりました。
ただ、やはり
大臣の政務官という立場でできるものは非常に限界があるものでありまして、党の方で仕事をさせていただくことで一番立法の作業の中で役に立つ部分がたくさんあるということに気がつきました。
そういう
状況の中で、二月の段階までの間に、実は、何度も衆議院の解散・総
選挙があるという
状況の中で、なかなか本格的に
法務行政に取り組むことができないような
状況がありました。
ただ、その
状況の中でも、例えば死因究明
制度等について、これに取り組むべしということで、当時は
法務委員会の
理事として海外
調査をして、その報告書を提出する議員団の一員として提言をさせていただきましたけれども、今度は
法務省の中で
法務大臣政務官としてそれを受けとめて、私
自身がそれを進めるという立場をちょうだいし、また細川
理事等から強くそれを求められてまいりました。
しかし、
法務省の中だけではそれを全部推進する立場にない。要するに、各省庁横断的に取り組まなきゃいけないものは、むしろ党の中で検討をしなければなかなか前へ進まないということがありました。
さらには、非常に課題がある中で、一応衆議院の解散・総
選挙も先送りになったので、ある程度仕事ができるだろうけれども、しかし、予算が成立をするまでが
一つのめどではないだろうか、それが終わったら早くフリーにさせていただきたいということは、実は昨年の十月ごろからずっと申し上げていたことであります。
十二月あるいは一月、そしていよいよ二月の声を聞いて、さて、第二次の補正予算と来年度の予算が成立をして、当然予算関連の法案も成立をして、
自分自身の
役割を終えたら、今度は早く党の方に戻してもらいたい、そういうことを表明させてもらいたい。これはブログですので、私
自身のそのときの思いを正直に書いているだけであります。
ただ、その段階で、
自分の
責任を果たしたいということの中で一番念頭にあったのが、実は公訴時効の廃止、あるいは私
自身は公訴時効の進行を停止する請求
制度についての提言をしておきたいなというふうに思っておりました。これの取りまとめが三月の末ということを一応目標にしておりましたので、まずは勉強会あるいはその中のワーキングチームの座長としての
役割は三月の末を
一つのめどにしておきたい。
それから、再犯防止のプロジェクトチーム、これも私が政務官として、座長としての
役割を与えられておりました。これも来年度の骨太方針等の中にも織り込まなきゃいけない大事な話だと思っておりましたので、三月の末までに一定の結論を出しておきたいというふうに思っておりました。
さらには、
法務省の中の史料室のあの赤れんが、
国民的な財産であるのでこれを活用する、そういったことについての一定の、広報についての提言をする、これも三月の末を
考えている。あるいは、成年後見
制度等について、これまたいろいろな問題点があるので、何らかの問題点も整理をしておきたい、これも年度末、三月の末までを
考えておりました。
そういったことを
考えて、弁護士出身の国
会議員として、しかも自民党の中での
法務部会あるいは
法務委員会の
理事等を務めさせていただいた、その延長上で
法務大臣の政務官を拝命した。大変ありがたいことでありますけれども、仕事をしっかりさせていただきたいというふうに思っておりましたので、仕事を余りすることがないような段階になったときには早くフリーにしていただきたい、そういうことで、予算が仕上がって、
自分の
責任を果たしたらフリーにさせていただきたいというのを正直に書いたわけであります。
ただ、その当時、やはり、これからの
日本の政治のあり方、どうすべきかということを
考えたときに、
自分自身で制限なく物を言えるような立場を早くちょうだいしたい、こういうものがありました。そういうことで、
内閣の一員としては発言をしてはならないことがたくさんあるという
状況の中で、自由な立場を早く獲得したいというものも当然こういう表現の中に入ったわけであります。
以上です。