○篠原
委員 私は、実効あらしめる
制裁は絶対すべきだという点では同じなんですけれども、これはちょっと余り賢いやり方じゃないんじゃないかなと。今聞いていますと、同意なんかしっこないですよ。だから、それはただ
日本が声高に格好つけて言っているだけというような気がいたします。
それから、あと、ちょっと時間が少なくなりましたので、次の表を見ていただきたいんです。
私、
外務委員会、これは合計三年弱になります。さんざん減らず口をたたかせていただきまして、楽しませていただいておりますけれども、一生懸命、
外交問題、大事なので
議論してきたつもりでございます。
最後に、お世話になったんですが、一つ苦言を呈してまいりたいと思います。
別に大した資料じゃないですけれども、「民主党 国対報告 抜粋」というのを、こんなものを出すと怒られるのかもしれませんけれども、まあいい。民主党には大した秘密はありませんし。この表を見てください。これは、ネクストキャビネットの閣議でもって、ついこの間報告を得たものです。
一番下を見てください。「政調役員会報告」、これは、私がちゃんと、そんなに問題のある
協定じゃないと言い張って、閣議にはかけずに政調役員会でさっと説明してさっと通しているんです。この党内手続、がたがた言われる筋合いじゃないと。しかし、上のを見てください。法律はほとんど修正になっているんです、見ていただくと。おわかりになりますか。ですから、私は霞が関の役人が国会の中をうろちょろうろちょろしている時間なんて少ない方がいいと思いますけれども、非常に念入りに説明に来るようになっているんです。
次のページを見ていただきたいんです。この間お出ししたのよりちょっと違っていますが、国会連絡室につくらせたらみんな格好いいことばかり言ってきたので、この右側が大変だったんですよ。本当はきのうの本
会議場でやろうと思ったらあっという間に終わっちゃったのでできなかったので、電話をかけたり、行ったりして、各
委員、各筆頭
理事にみんな直接面談して、どういうふうに
対応しているかと聞きました。
私は、
気持ちはわからないわけじゃないんですよ。
外務省は法律がない。
条約の修正なんてないんです。後から
承認を受けるだけなんです。ですから、何か手を抜いて説明しているんです。私は、それはそれでいいと思うんですけれども、ここの場で何回も申し上げていますけれども、社会保障
協定とか、こういう定型的な
協定はそんなに
議論しなくたっていいと思います。しかし、今の船舶検査の問題とか
外交問題というのは、きちんとこの場で
議論して、
国民にも知らせていかなくちゃいけない。
そのためにはどうしたことが必要かというと、
外務省の皆さんの事務方の心がけをちょっと改めていただきたいんです。我々に知識はないんです。
情報はないんです。経済問題とかなんとかいうんだったら、いろいろなところにあったりするんです。現場があるんです。
外交の現場は
外務省しか持っていないんです。
外務省の皆さんに資料やデータや
情報を提供してもらえなければ、対等な
立場で
議論できないんです。
中曽根大臣が非常に立派な
答弁をされたら、それで終わりになってしまうんです。よくないんですよ。我々にきちんと
情報を提供し、この場で
日本の
外交問題をちゃんと明らかにできるようにしなければいけないんじゃないかと私は思います。
ここ、右側に「法案成立時の御礼」とか、私はこんなものは全く要らないと思います。これは、
河野委員長もこんなものは要らないといつかおっしゃっていたと思いますが、全くそのとおりだと思います。しかし、審議をする前にデータの提供をけちったり、
外交問題だから秘密だとか何か、そういうのもあるんでしょうけれども、そういうことをおっしゃらずにちゃんとデータを提供していただきたいと思うんですが、この点について、そんなにきつく言っているわけじゃないですから、きちんと答えていただきたい。