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内閣総理大臣(
麻生太郎君) まず
最初に、この間の申し込みに来られました、官邸に御足労いただきましたけれ
ども、あのときにいただきました、
審議にできる限りと言われましたか、
審議に応じるという
お話をいただきましたが、今、こういった公開の席で、こういった形でお受けをいただきましたことはまことにありがたく、私
どもとしては大変ありがたく思っております。
まずこれは、今後いろいろ
審議をしていく上で非常に大事なことだと思いますので、こういったことが実行されていきます
リーダーシップはお持ちでありますので、そういった
意味では、基本的に我々としては
大変感激をしております。感謝を申し上げます。
その上で申し上げますけれ
ども、二次
補正につきましては、
先ほども申し上げましたとおりに、我々としては、少なくとも、今の
段階で、今この
国会の中でまだ
審議をされていません、この
金融機能強化法はまだ採決されておりません。これは一次
補正とも関係するすごく大事なところでありまして、
金融機能強化法というものに関しましては、
衆議院で一部
修正をした上でこのような形で通過をして
参議院に送られてきた、私はそのように記憶をしております。
したがいまして、
衆議院で
修正に応じて採決をされて
参議院に来ておりまして、ぜひこの部分に関しましても早急にこれを採決していただけませんと、
貸し出し側の方に大きな影響が出るということを申し上げているのでして、これ
二つが、
借り手側と
貸し手側と両方の話ができませんと
資金繰りというものはできないというのは、これは商売をしていればだれでも
御存じのことだと存じております。したがいまして、この問題もあわせて解決していただく、それが私
どもとしては一番大事なところだ。これは一次
補正ですよ、一次
補正の話。これは一次
補正の話ですから。
したがって、二次
補正に関しましては、今申し上げましたように、
先ほど申し上げた
答弁の繰り返しになるようで恐縮ですけれ
ども、この二次
補正の中には、いわゆる二次
補正の問題として、大きく二十兆になります、
資金繰りのもとになります
貸出枠五千億の話、いわゆる
生活対策の問題とか、
金融機能強化法というものが仮に通りました、それに
対応いたしまして、そこの二兆円をさらにふやさねばならない。それが
二つ目です。そして、
三つ目が、
減額補正のこと。
三つの分をまとめて提出するというのが私
どもとしては基本的に正しい、
国民にもその方が御納得をいただける、それが大きな
理由であります。
また、年末に対してはどうかという
お話でしたけれ
ども、
現実、
貸し出しをずっと見ておりますこのところでありますと、少なくとも、
借り手側に対します
貸し出しは、きのう、きょうで一日約千億円台でありますから、
営業日数を計算しましても、今回の九兆円で年末は一応できるのではないか。
借り手側から見ますとそのような数になっていると思っております。