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2008-12-24 第170回国会 参議院 本会議 第15号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十年十二月二十四日(水曜日) 午前十一時五十一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第十五号 ─────────────
平成
二十年十二月二十四日 午前十一時三十分 本
会議
───────────── 第一
女性差別撤廃条約選択議定書
の速やかな 批准に関する
請願
(二件)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した
案件
一、
元本院
副
議長瀬谷英行
君逝去につき
哀悼
の 件 一、
日程
第一の
請願
及び豊かな
私学教育
の
実現
を求める
私学助成
に関する
請願外
九十六件の
請願
一、
委員会
及び
調査会
の
審査
及び
調査
を
閉会
中 も継続するの件 一、
参議院
の
審議権尊重
に関する
決議案
(
輿石
東君外十三名
発議
)(
委員会審査
省略要求事 件) ─────・─────
江田五月
1
○
議長
(
江田五月
君) これより
会議
を開きます。
元本院
副
議長瀬谷英行
君は、去る十六日逝去されました。誠に痛惜の極みであり、
哀悼
の念に堪えません。 同君に対しましては、既に
弔詞
をささげました。 ここにその
弔詞
を朗読いたします。 〔
総員起立
〕
参議院
は わが国
民主政治発展
のため力を尽くされ さきに
参議院
副
議長
として憲政の発揚につとめ 特に院議をもって永年の功労を表彰せられました 元
議員
正三位
勲一等瀬谷英行
君の長逝に対し つつしんで
哀悼
の意を表し うやうやしく
弔詞
をささげます ─────・─────
江田五月
2
○
議長
(
江田五月
君)
外交防衛委員長
から
報告書
が提出されております
日程
第一の
請願
並びに
文教科学委員長
及び
厚生労働委員長
から
報告書
が提出されました豊かな
私学教育
の
実現
を求める
私学助成
に関する
請願外
九十六件の
請願
を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
3
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 ───────────── ───────────── 〔
審査報告書
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
江田五月
4
○
議長
(
江田五月
君) これらの
請願
は、
委員長
の
報告
を省略して、各
委員会決定
のとおり採択することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
5
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、これらの
請願
は各
委員会決定
のとおり採択することに決しました。 ─────・─────
江田五月
6
○
議長
(
江田五月
君) この際、
委員会
及び
調査会
の
審査
及び
調査
を
閉会
中も継続するの件についてお諮りいたします。 ───────────── ─────────────
江田五月
7
○
議長
(
江田五月
君) まず、
財政金融委員長要求
に係る
租税特別措置法
の一部を改正する等の
法律案
、
地域金融
の
円滑化
に関する
法律案
及び
租税特別措置法
の一部を改正する
法律案
、
厚生労働委員長要求
に係る
子ども手当法案
、
農林水産委員長要求
に係る
農業協同組合法等
の一部を改正する
法律案
並びに
経済産業委員長要求
に係る大
企業者
による
中小企業者
に対する
取引
上の地位を不当に利用する行為の防止に関する
法律案
及び
私的独占
の禁止及び
公正取引
の確保に関する
法律
の一部を改正する
法律案
について
採決
をいたします。 七案の
委員会審査
を
閉会
中も継続することに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
江田五月
8
○
議長
(
江田五月
君)
過半数
と認めます。 よって、七案の
委員会審査
を
閉会
中も継続することに決しました。 次に、
財政金融委員長要求
に係る
法人税法
の一部を改正する
法律案
について
採決
をいたします。
本案
の
委員会審査
を
閉会
中も継続することに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
江田五月
9
○
議長
(
江田五月
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
の
委員会審査
を
閉会
中も継続することに決しました。 次に、各
委員長
及び各
調査会長要求
に係るその他の
案件
について
採決
をいたします。 これらの
案件
は、いずれも
委員会
及び
調査会
の
審査
又は
調査
を
閉会
中も継続することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
10
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、いずれも
委員会
及び
調査会
の
審査
又は
調査
を
閉会
中も継続することに決しました。 これにて
休憩
いたします。 午前十一時五十六分
休憩
─────・───── 午後二時六分
開議
江田五月
11
○
議長
(
江田五月
君)
休憩
前に引き続き、
会議
を開きます。 この際、お諮りいたします。
輿石東
君外十三名
発議
に係る
参議院
の
審議権尊重
に関する
決議案
は、
発議者要求
のとおり
委員会審査
を省略し、
日程
に追加してこれを
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
12
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、本
決議案
を
議題
といたします。 まず、
発議者
の
趣旨説明
を求めます。
大石正光
君。 ───────────── 〔
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
大石正光
君登壇、
拍手
〕
大石正光
13
○
大石正光
君
民主党
・
新緑風会
・
国民新
・
日本
の
大石正光
です。 ただいま
議題
となりました
参議院
の
審議権尊重
に関する
決議案
について、
発議者
を代表して提案申し上げます。 第二十一回
参議院通常選挙
以後、この
参議院
において
与党
、野党の勢力が入れ替わり、
民主党
・
新緑風会
・
国民新
・
日本
が第一会派となりました。 本院において、
予算案
、
法律案
、
政府提出
の
人事案件
についても度々、
衆議院
と異なる
議決
を行うこともありました。
政府
・
与党
は、平時であるにもかかわらず、
衆議院
において、
直近
の
民意
である
参議院
を無視した
憲法
五十九条第二項による再
議決
を九件、第四項によるみなし否決を五件行いました。これらは、
参議院
の意義を否定するものであり、
直近
の
民意
への挑戦であります。 国権の
最高機関
、
立法府
・
参議院
が、今
国民
に強い意志を示さなくてはなりません。 以下、案文を朗読いたします。
参議院
の
審議権尊重
に関する
決議案
我が国は、百年に一度と言われる世界的な
経済危機
に瀕し、日々に
経済
・
雇用状況
の
悪化等
が報道される現状にある。このような未曾有の
危機
に対し、
参議院
は、
国民
の生活を守るべく、
雇用対策等
の
議員立法
を可決し、
立法府
の一院としての
意思
を
国民
に示した。 しかるに、
政府
・
与党
は、本院の
議決
の重みを一顧だにせず、否決したことは、誠に遺憾であり、迅速で効果的な
雇用対策
を本気で実施しようとする誠意が全く見られない。
政府
・
与党
の
参議院軽視
の姿勢はこの一例にとどまらない。
直近
の
民意
により
参議院
が新たに構成された昨年の七月以降、
衆議院
で多数を占める
政府
・
与党
は
参議院
の
意思
を踏みにじり、再
議決
を行った
議案
は九件の多数にのぼる。その一件たりとも
両院協議会
を求めることなく、直ちに再
議決
を
行い成立
を図った。 本院は、
政府
・
与党
が
参議院
の
審議権
を尊重して、
二院制度
を認めた
憲法
の精神を没却することのないよう、また
直近
の
国政選挙
により示された
国民
の
意思
を十分尊重するよう要請するものである。 右決議する。
決議案
に対しまして、本院の良識ある
議員
の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
14
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。 本
決議案
の賛否について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
15
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
16
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
百二十三
賛成
百二十三 反対 〇 よって、本
決議案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
江田五月
17
○
議長
(
江田五月
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後二時十一分散会