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2008-11-11 第170回国会 参議院 環境委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十年十一月十一日(火曜日) 午前十時開会 ─────────────
委員氏名
委員長
松山
政司
君 理 事
岡崎トミ子
君 理 事
ツルネン
マルテイ
君 理 事
中川
雅治
君 理 事
橋本
聖子
君
小川
勝也
君
大石
尚子
君
大石
正光君
大久保潔重
君
轟木
利治
君
広中和歌子
君
福山
哲郎
君
神取
忍君
川口
順子
君
矢野
哲朗
君
加藤
修一
君
浜四津敏子
君
市田
忠義
君
荒井
広幸
君
川田
龍平
君 ─────────────
委員長
の
異動
九月二十九日
松山政司
君
委員長辞任
につき、そ の
補欠
として
有村治子
君を議院において
委員長
に
選任
した。 ─────────────
委員
の
異動
九月二十九日
辞任
補欠選任
中川
雅治
君
関口
昌一
君
松山
政司
君
有村
治子
君 九月三十日
辞任
補欠選任
関口
昌一
君
若林
正俊
君
橋本
聖子
君
松山
政司
君 十月二十二日
辞任
補欠選任
加藤
修一
君
山口那津男
君 十月二十三日
辞任
補欠選任
山口那津男
君
加藤
修一
君 十一月七日
辞任
補欠選任
荒井
広幸
君
松下
新平
君 十一月十日
辞任
補欠選任
松下
新平
君
荒井
広幸
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
有村
治子
君 理 事
岡崎トミ子
君
ツルネン
マルテイ
君
神取
忍君
松山
政司
君 委 員
小川
勝也
君
大石
尚子
君
大石
正光君
大久保潔重
君
轟木
利治
君
広中和歌子
君
福山
哲郎
君
川口
順子
君
矢野
哲朗
君
若林
正俊
君
加藤
修一
君
浜四津敏子
君
市田
忠義
君
荒井
広幸
君
川田
龍平
君
国務大臣
環境大臣
斉藤
鉄夫
君 副
大臣
環境
副
大臣
吉野
正芳
君
大臣政務官
環境大臣政務官
古川
禎久
君
事務局側
常任委員会専門
員
加藤
堅一君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
環境
及び公害問題に関する
調査
(
派遣委員
の
報告
) ─────────────
有村治子
1
○
委員長
(
有村治子
君) ただいまから
環境委員会
を開会いたします。 議事に先立ち、
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。 去る九月二十九日の本
会議
におきまして
環境委員長
に
選任
されました
有村治子
でございます。 今回、心して
環境委員長
を志願いたしました。
環境立国日本
の
参議院
として、願わくば
世界人類
の福利の増幅に資するよう、また
日本
の
国民生活
の安定に寄与することを願って、
公正円満
で建設的な
委員会運営
に相努めてまいりたいと存じますので、
委員
の
先生方
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、心してお願い申し上げます。 よろしくお願いいたします。(
拍手
) この際、
松山
前
委員長
から
発言
を求められておりますので、これを許します。
松山政司
さん。
松山政司
2
○
松山政司
君
一言
ご
あいさつ
申し上げます。 昨年九月に
委員長
に
選任
をされまして以来、
委員各位
の大きな御
協力
、御
支援
を賜りまして
委員長
の職責を務めさせていただくことができました。この場をお借りしまして心から厚く
御礼
を申し上げます。 ありがとうございました。(
拍手
) ─────────────
有村治子
3
○
委員長
(
有村治子
君)
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 昨日までに、
山下栄一
さん、
中川雅治
さん及び
橋本聖子
さんが
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
浜四津敏子
さん、
若林正俊
さん及び私、
有村治子
が
選任
されました。 ─────────────
有村治子
4
○
委員長
(
有村治子
君)
理事
の
補欠選任
についてお諮りをいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が二名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんでしょうか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
有村治子
5
○
委員長
(
有村治子
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
神取忍
さん及び
松山政司
さんを指名いたします。 ─────────────
有村治子
6
○
委員長
(
有村治子
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
環境
及び公害問題に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんでしょうか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
有村治子
7
○
委員長
(
有村治子
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
有村治子
8
○
委員長
(
有村治子
君) この際、
斉藤環境大臣
、
吉野環境
副
大臣
及び
古川環境大臣政務官
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。 始めに、
斉藤環境大臣
。
斉藤鉄夫
9
○
国務大臣
(
斉藤鉄夫
君)
環境大臣
を拝命いたしました
斉藤鉄夫
でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 第百七十回
国会
における
参議院環境委員会
の御審議に先立ち、
環境行政
に対する私の考えを申し述べ、ご
あいさつ
とさせていただきます。
地球温暖化
は、
北海道洞爺湖サミット
でも最大の問題として取り上げられ、
人類共通
の
課題
となっております。私は、
環境
問題は
地球生態系
と
人類文明
が共存できるかどうかを問う問題だと思います。この
解決
には
科学
を
基礎
とすることが必要であり、
IPCC報告
など
科学
の成果を尊重して取り組んでいかなければならないと考えております。
サミット
においても示されたように、
世界
全体として二〇五〇年までに
温室効果ガス
の
排出量
を少なくとも半減することを目指す必要があります。これを
達成
するため、
我が国
としては、六〇ないし八〇%を
削減
する
目標
を掲げています。このような
長期目標
を
達成
するためには、
化石エネルギー
への依存を断ち切り、低
炭素社会
へ移行していく必要があります。 そして、低
炭素社会
の実現は、第二の
産業革命
を成し遂げることであり、
日本
の優れた
環境技術
や
物づくり
にたけた
日本
の底力を更に
発展
させながら生かしていくことによって、これからの
日本
の
経済発展
の礎とし、
資源高時代
に
対応
した持続可能な
経済社会づくり
にもつなげていくことができます。 まず、低
炭素社会
への第一歩として、
炭素排出
に
価格
を付け、
市場メカニズム
によって
二酸化炭素排出
の
抑制
を促す
仕組み
として、
排出量取引
の
国内統合市場
の
試行的実施
を始めました。多くの業種、
企業
の
参加
を得て、
本格導入
の条件、
制度設計
上の
課題
を明らかにしたいと考えています。あわせて、
環境税
を始めとする税制の
グリーン化
に向けて確実に歩みを進めます。さらに、
カーボンオフセット
の
取組
の
普及促進
や
環境
と
経済
の
相互関係
に関する
研究
の
推進
など、
環境
と
経済
が共に向上、
発展
する基盤をつくります。 また、
環境技術
の
研究開発力強化
や
環境配慮製品
への
信頼性
を高めるための
取組
、
環境
に配慮した契約の
普及
、
環境金融
に対する
支援
などを通じて、
日本経済
の
牽引車
としての
環境産業
の健全な
発展
を
推進
します。
消費者
にも
経済的インセンティブ
や
情報提供
によって低
炭素型製品
の
選択等
の
環境配慮
を促すため、
エコポイント事業
の
全国展開
や
温室効果ガス排出量
の見える化を進めます。 今年から
京都議定書
第一
約束期間
に入っており、
我が国
としては、確実に六%
削減
の
約束
を果たすためにあらゆる施策、
対策
を
強化
します。 そのため、
太陽光発電
世界
一奪還を目指す各省と
連携
した
取組
や、
風力発電
、
バイオマス利活用
、
次世代自動車
などの
技術
の
開発
と
普及
を
推進
します。また、急峻な
日本
の
地形
が生きる小
水力発電
については、その
可能性
を明らかにした上で
普及
に取り組んでいきます。 また、さきの
通常国会
において成立した
改正地球温暖化対策推進法
に基づき、
排出抑制等指針
の提示などにより
企業
の努力を
促進
するとともに、
地域
における
地方公共団体実行計画
の
策定
を促し、コンパクトで人に優しく活力のある低
炭素
の
町づくり
、
地域づくり
を
支援
します。 あわせて、未
利用バイオマス
の
利用
などを認証する
カーボンオフセット
の
推進
など、林野庁などと
協力
しつつ、
吸収源対策
の
強化
など
地球温暖化対策等
と
森林保全対策
を一体的に
推進
します。これらの
対策
については、有識者によって示された低
炭素社会
に向けた十二の方策などを参考にしつつ、第一
約束期間
以降の長期的な
観点
にも配慮しながら進めます。
温暖化対策
の二〇一三年以降の国際的な
枠組み
について、来年の
COP
15に向けて合意を得るために
リーダーシップ
を発揮いたします。
我が国
の
中期目標
については、
削減ポテンシャル
やコストも含め、
科学
的、理論的に
検討
を進め、来年のしかるべき時期に
策定
します。 また、主要な
排出国
すべてが
参加
する
実効性
のある
枠組み
を目指し、
先進国
の公平な
目標設定
に資する
セクター別アプローチ
の
活用
や、
途上国
の
発展段階
に応じて差異化した
削減行動
が必要であること等を訴えてまいります。 さらに、
途上国
の国際的な
枠組み
への
参加
を促すためにも、
クールアース推進構想
や
神戸イニシアティブ
、さらには、
環境
と共生しつつ
経済発展
を図る
アジア
を目指す
クリーンアジア・イニシアティブ等
、中国などとの
連携
や
協力
を具体化していきます。 その一環として、
途上国
に対して
環境汚染対策
と
温暖化対策
とを相乗的、一体的に進める
コベネフィット対策
による
協力
を進めます。また、
アジア地域
を
中心
に、
技術
、
規制体系
、人材をパッケージにして
普及
展開することにより、
途上国
の
環境
問題を
解決
へと導きます。 さらに、持続可能な
開発
のための教育の十年の
取組
により、生涯を通じて持続可能な
社会
について教え、学ぶ
仕組みづくり
を進めます。 南北に長く、四方を海に囲まれた
我が国
の豊かな自然は、
生物多様性保全
の
観点
から、
世界
的にもその
重要性
が高く
評価
されています。しかしながら、
経済
の
発展
の
重要性
に比べ、
生物多様性
の豊かさが暮らしの豊かさにつながるということが忘れられがちであり、
我が国
の
生物多様性
も失われ、危機的な
状況
にあります。 こうした中で、
国際生物多様性年
でもある二〇一〇年には、愛知県名古屋市において、
生物多様性条約
第十回
締約国会議
、いわゆる
COP
10が開催されます。この
COP
10においては、二〇一〇年以降の
生物多様性
に係る
目標
など、重要な
議題
が議論されます。
会議
の成功に向けて国際的な
リーダーシップ
を発揮いたします。 それとともに、本年成立した
生物多様性基本法
や昨年閣議決定した第三次
生物多様性国家戦略
などに基づき、
我が国
の自然を
国民
とともに守っていきます。さらに、
アジア各国
における
自然保護
に
協力
するなど国際的な
取組
を積極的に進めます。 そのため、
我が国
における
里地里山
の
利用
と
管理
を始め、
世界各国
における持続可能な二次
的自然資源管理
の
優良事例
について
検討
し、自然と共生した
社会
のモデルを構築して
世界
に広げます。 九月二十五日に
我が国
の空にトキが二十七年ぶりに羽ばたきました。
野生生物
との
共存等
のための
技術開発
や
科学的知見
の
充実
を図りつつ、各
地域
の様々な
主体
とともに
我が国
の豊かな自然を守っていきます。特に、
国立公園等
において、
生物多様性
の屋台骨としての
役割
をより一層果たしていくことができるような
保全整備
を進めます。 さらに、希少な
動植物種
の保存や
鳥インフルエンザ対策
を始めとして、
動植物
の適切な
保護管理
や
動物愛護管理
の
強化
に努めます。 さらに、
資源
を無駄なく生かす
循環型社会
への転換も
環境行政
に課せられた
重要課題
の一つです。近年、
資源価格
の高騰など、国際的な
資源制約
が懸念されるようになってきており、
我が国
を
循環型社会
に転換していく
必要性
がこれまでにも増して高まっています。 そのため、リデュース、リユースの
促進
に力を入れるとともに、
地域社会
から
広域圏
、
全国
、さらに
アジア
全体まで含め、様々な
段階
で適切な
循環
が実現される
地域循環圏づくり
を進めます。 また、
都市鉱山
とも言われる
携帯電話
などからのレアメタルリサイクルを
推進
するとともに、
地方公共団体
と協働して低
炭素社会
にも資する
循環型社会づくり
に取り組みます。さらに、
国民
や
産業界
などの
理解
と
協力
を得ながら、一層の
リサイクル推進
と
廃棄物
の
適正処理
や
不法投棄
の撲滅に取り組みます。 国際的には、
廃棄物
の不法な輸出入を徹底して防止するとともに、G8
環境大臣会合
において合意されたように、国際的な
循環社会構築
のために、
アジア
を
中心
として
途上国支援
や
連携
を進めます。
最後
になりましたが、
国民
が安心して暮らせる安全で豊かな
環境
を
保全
することは、政府としての基本的な務めです。 二〇二〇年までに
化学物質
の
生産
、使用に伴う人の健康及び
環境
への
影響
を最小化させるという
国際目標
の
達成
を目指します。 そのため、国と
事業者
の適切な
役割分担
の下に、
既存化学物質
の
安全性
に関する点検、
評価
の更なる
推進
や小児の
環境保健対策
の
充実
、新たなリスクへの
対応等
、
化学物質管理
を
強化
します。 また、各
地域
の
特性
も踏まえつつ、良好な
大気環境
、
水環境
、
土壌環境
の確保に努めます。 そのため、
大都市圏
など
環境基準
が未
達成
の
地域
における
大気環境
の
改善
を進めるとともに、
微小粒子状物質
に関する
課題
に取り組みます。
水環境
については、湖沼や
閉鎖性海域
など
環境基準達成率
の低い水域の
水質改善
や、多様な
化学物質
や
気候変動
による
影響等
の新たな
課題
に
対応
します。また、効率的な
汚水処理施設
である
浄化槽
の一層の
普及
を進めるため、
設置整備
に対する
支援
や
情報発信
の
取組
の
充実
を図ります。特に、
防災拠点
における
設置
や先進的・
省エネルギー型浄化槽
の
整備
などに力を入れます。さらに、
クールシティーづくり
と
連携
した
皇居外苑濠
などの身近な水辺の
環境保全
、漂流・
漂着ごみ対策
を進めます。
土壌環境
については、
土壌汚染対策制度
の見直しを進めます。
公害健康被害対策
、
石綿健康被害対策
や
毒ガス弾等
による
被害
の
未然防止対策
を着実に進めます。 特に水俣病問題については、
被害
を受けられた
方々
の速やかな
救済
を進める必要があります。与党水俣病問題に関する
プロジェクトチーム
において新たな
水俣病患者
の
救済策
においての
基本的考え方
が取りまとめられており、こうした
水俣病被害者
の
救済
に向けた
取組
を進めます。 以上、当面の
取組
の一端を申し上げました。
委員各位
におかれましては、
環境行政
の一層の
推進
のため、今後とも御
支援
、御
協力
を賜りますようお願い申し上げます。 ありがとうございました。
有村治子
10
○
委員長
(
有村治子
君)
斉藤環境大臣
、ありがとうございました。 次に、
吉野環境
副
大臣
。
吉野正芳
11
○副
大臣
(
吉野正芳
君) この度、
環境
副
大臣
を拝命いたしました
吉野正芳
でございます。
古川政務官
とともに、
斉藤大臣
をしっかりと支えて
環境行政
に取り組んでまいります。特に、低
炭素社会づくり
に向けて
全力
を挙げてまいります。
有村委員長
始め
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
、よろしくお願い申し上げます。
有村治子
12
○
委員長
(
有村治子
君)
吉野環境
副
大臣
、ありがとうございました。
最後
に、
古川環境大臣政務官
。
古川禎久
13
○
大臣政務官
(
古川禎久
君)
環境大臣政務官
を拝命いたしました
古川禎久
でございます。
斉藤大臣
、
吉野
副
大臣
を支え、
全力
で取り組んでまいります。
有村委員長
始め
委員
の
先生方
の御
指導
、よろしくお願い申し上げます。
有村治子
14
○
委員長
(
有村治子
君) ありがとうございました。
大臣
は御公務がおありになると
理解
をしておりますけれども、退席いただいて結構です。 ─────────────
有村治子
15
○
委員長
(
有村治子
君)
環境
及び公害問題に関する
調査
を
議題
とし、先般、本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
松山政司
さん。
松山政司
16
○
松山政司
君 御
報告
いたします。 去る七月二十四日及び二十五日の二日間、
北海道
における
自然環境保全
に関する
実情調査
のため、
岡崎理事
、
ツルネン理事
、
中川理事
、
橋本理事
、
加藤委員
、
川田委員
及び私の七名で
調査
を行ってまいりました。 一日目は、まず、
北海道
の
自然環境保全
の
取組
について
北海道
庁から
説明
を聴取いたしました。
北海道
には、
国立公園
が六か所、
国定公園
が五か所、
道立自然公園
が十二か所あり、その総面積は八十六万ヘクタールで、
北海道
全体の約一〇%を占め、
年間
約五千万人の
利用者
があります。
ラムサール条約湿地
も十二か所で、
我が国
の
条約湿地
の約三分の一に当たります。このように
北海道
は
自然環境
に恵まれていますが、
観光
による
環境
への負荷が懸念されることから、
利用集中
を分散化し、
観光振興
と
環境保全
の両立を図るため、
エコツーリズム
を
推進
しているとのことでした。 また、
北海道
にのみ生息する
野生生物
も多く、このうち
ヒグマ
は
北海道
全体で千八百頭から三千六百頭生息すると見られ、
人身事故
が多発しています。
年間
約六百件の
目撃情報
があり、
被害防止
のため
普及啓発活動
や捕獲が行われています。
エゾシカ
については、
農林業被害
と
交通事故
が多発をしており、
エゾシカ保護管理計画
に基づき
個体数
の
適正管理
が図られています。
外来種対策
としては、八百六種を
外来種
として選定した
北海道ブルーリスト
二〇〇四を作成し、
外来種
の
導入経緯
、
生態学的特性
、
影響
などを取りまとめて
対策
の
基礎資料
としているほか、アライグマやセイヨウオオマルハナバチなどの防除も行われています。 次に視察した
網走国定公園小清水原生花園
は、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約八キロメートルの細長い砂丘で、
自然公園法
に基づく
国定公園
の
特別地域
であるほか、
森林法
に基づく
保安林
や
北海道文化財保護条例
による名勝などとして
管理
が行われています。
小清水原生花園
では、牛や馬の放牧が行われなくなったことや、
蒸気機関車
が廃止をされ、野火の発生がなくなったことにより、牧草が繁茂し、エゾキスゲやハマナスなどが衰退しました。現在では、
小清水
町を
中心
にボランティアの
協力
も得ながら、火入れによる
植生管理
などを行っているとのことでした。 その後訪れた
知床
五湖は、
世界自然遺産地域
であると同時に
知床国立公園
の
特別保護地区
で、
年間
約五十万人が訪れています。
ヒグマ
の
生息地
でもあるため、
財団法人知床財団
が毎日確認する周辺の
ヒグマ
の
生息状況
を基に
地上歩道
の
閉鎖
などを決定しているとのことでした。
高架木道
は、
ヒグマ
が登れない高さに
電気さく
が併設をされ、
ヒグマ
からの安全が確保されるほか、
地上歩道
の
利用圧
を軽減する
効果
もあります。
地上歩道
からは、
エゾシカ
が樹皮をはぎ、枯れた木が何本も見られました。このため、幹にネットを張り、
エゾシカ
の
選好樹種
の食害による
森林
の樹木の単一化を食い止める試みが行われています。 二日目は、まず、
羅臼ビジターセンター
において、
世界自然遺産知床
の
保全状況等
について
環境省釧路自然環境事務所
から
説明
を聴取いたしました。
知床
は、
生態系
及び
生物多様性
が
評価
され、
平成
十七年七月に
我が国
で三番目の
世界自然遺産
として登録されました。
世界
でも最も低緯度の
季節海氷域
であり、
海氷
が解けるとともに爆発的に増殖する
植物プランクトン
が
食物網
の
基礎
となり、
サケ科魚類
やこれを
えさ
とする
大型哺乳類
などをはぐくみ、
海洋生態系
と
陸上生態系
の
相互関係
の下、豊かな
生態系
をつくっています。また、シマフクロウ、オオワシ、オジロワシなど
国際的希少種
、
大型
の
哺乳類
や
海生哺乳類
が生息しているほか、シレトコスミレなどの
固有種
も生育しています。
知床
の
世界自然遺産
への登録に際しては、
遺産地域
の
海域保全
の
強化
、
サケ科魚類
の
保全
、
観光客
の
管理
などが
世界遺産委員会
から求められました。こうした
課題
については、
知床世界自然遺産地域連絡会議
、
知床世界自然遺産地域科学委員会
、
知床国立公園利用適正化検討会議
などにおいて
対応
が進められました。
知床世界自然遺産地域
多
利用型統合的海域管理計画
は、
海域
の
海洋生態系
の
保全
と同時に、持続的な
水産資源利用
による安定的な
漁業
の
維持
も目的としています。
海域
の
管理
には
漁業関係者
の
自主的ルール
が重要な
役割
を果たしており、
調査
や
モニタリング
を行い、
情報提供
をしています。
治山ダム
などの
河川工作物
については、
サケ科魚類
に及ぼす
影響
の
評価
を行い、十三基について優先的に
改良
を行うこととし、
改良
が進められました。
エゾシカ
については、
生態系
への過度な
影響
の軽減を目指し、
モニタリング
を行いながら
個体数
調整などを行っているということです。また、
観光客
の
管理
については、
エコツーリズム
を
推進
し、質の高い
自然体験
の増加を図っているとのことでした。 こうした
保全状況
について、本年二月に
ユネスコ世界遺産センター
及び
国際自然保護連合
により
現地調査
が行われました。多様な
主体
の参画を通した
ボトムアップアプローチ
による
管理
と
科学的知見
の
活用
による
管理
は高く
評価
されましたが、包括的な
遺産管理計画
の
策定
や
地球温暖化
の
影響
への
対応
など新たな
課題
も提起されました。
意見交換
の中では、
委員
からは、
エコツーリズム
の
具体的広報手法
、
水産資源
の
保護
についての
認識
をロシアと共有する
必要性
、
地球温暖化
により
海氷
ができなくなった場合の
海域
の
生産性維持
を念頭に置いた
森林整備
の
必要性等
について質疑が行われました。
最後
に行った
羅臼
港からの
海上視察
では、北西の季節風に削られた斜里町側の断崖絶壁の
海岸線
に比べ
羅臼
町側の
海岸線
はやや穏やかで、
気候
による
地形
の違いを観察することができました。また、ハシボソミズナギドリが海面で
えさ
を採取したり羽を休めたりしている姿が見られたほか、
サケ
・
マス
の定置網の浮きも見られ、この辺りが豊かな漁場であることも再
認識
をされました。 今回の訪問では、
自然環境保全
のためには様々な
主体
の
取組
と
連携
が必要であるということを再
認識
いたしました。また、
世界自然遺産知床
は
人類共有
の財産であり、将来の世代にも責任を持って引き継いでいかなければならないとの思いを新たにいたしました。
最後
に、今回の
派遣
に際し、お世話になった
関係者
の
方々
に厚く
御礼
を申し上げ、
報告
とさせていただきます。 以上です。
有村治子
17
○
委員長
(
有村治子
君)
松山委員
、ありがとうございました。 以上で
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 本日はこれにて
散会
をいたします。 午前十時二十四分
散会