○河合常則君 環境省にもそういう温かい仕組みがございまして、本当にありがとうございました。
知事も町長も大変な、そういう面での災害の後のごみの始末って意外に大変なんだということを、意外に気が付かないんですが、さっき
農林水産大臣が言われましたように、水田に入ったごみ、全部ボランティアで集めて、それを一か所に集めてそれをまた更に仕分すると、こういうことですから、燃えるものと燃やしたら駄目なものと、そういう仕事なんかもあってみんな大変だな、これはまあ
予算議会もあるし大変なんだと、こういうふうに言っていましたが、本当にそれぞれ知恵出していただいて、御協力いただいてありがとうございます。
さて、それでは次の
質問に入らせていただきます。もうあと少ししかありませんが、地方と
地域の活性化についてお尋ねをしたいと、三つほどお尋ねしたいと思います。
私は、過疎
対策とか山村振興一本やりで実は町
会議員や県
会議員をずっとやってきたのでございますが、まあ格差は本当になくさなきゃならぬと、そういう思いでいっぱいでございます。
ただ、格差がなくて良かったなというのが
一つございまして、去年の中学生と小学生の全国一斉テストですね、東京近辺だけが良ければ、また田舎はぶってたたかれたと、泣きっ面にハチだというほどの感じを持っておったのでございますが、幸い地方頑張ってくれた。文部科学省も頑張ったのかもしれません。大体、全国一律、同じようなほどのところに来たと。ああ、やっぱりそれぞれの地方も大丈夫だなと、
日本大丈夫だなという、そういう気持ちをお持ちになった方たくさんあったのではないかと思うのでございます。これは非常に大事なことだと思いますが。
さて、
地域の発展のためには、これからたくさん
議論がありますように、道路もきちっとしなきゃならぬ、それから情報通信網もきちっとしなきゃならぬと、そういうハードなインフラ整備するということは前提でございます。さらに、このソフトの面で、
地域が元気出せるのは何かなといろいろ考えた、まああるんですね、幾つか、気持ちで。
私は、実は富山県のスキー連盟の会長をしておりますが、この間、スキーの国体が長野県の野沢
温泉町でございました。みんな頑張ってくれまして、今年も天皇杯六位、皇后杯六位でした。種目によっては優勝した人もおりましたし、二位になった人もおりました。それぞれの、県全部を挙げて、それから優勝した市の
人たちは大変喜んでいます。
石川県でありました、白峰でございました。大抵スキーの大会というのは過疎地であるものでございますが、そこで私の町の中学生がクロスカントリーのフリーで優勝しました。町挙げて、合併しましたから、市挙げて本当に大変な喜びでございました。そういうことも大事だなと思うのでございます。
スポーツの振興は、競技レベルの向上は、やっぱりそれをお世話する方々の
努力、大会運営のためには、大会があれば広告を集めてくる、それから一人一人の善意を集めてそして強化費をつくる、こういうことなどがあって、競技レベル、まあ国レベルの水準も維持されているんではないかなと実は私は思うのでございます。
ここは非常に重要なことでございますので、そういうものが何か寄附控除にならないものだろうかと。ただ、どれも全部というわけにいきませんから、一定のレベル、一定の条件をきちんと付けねばならぬのだと思うわけでございます。そうすれば、やっぱり全国展開でアスリートを発見することになる、コーチの身分をしっかりしたものにすると、本当に青少年に生活する規範を身に付けさせることになる、
教育の面でも効果があり、そしてまた競技の
成果も得られると、まさに一挙両得、一挙三得の価値はあるのではないかなと、そういうふうに実は思うのでございます。
このことは、私はもう
一つは、文化であるとか文化財の保存とかいうことにも同じこと言えるのではないかなと思うのです。私が県
会議員のときの
地元は、世界遺産の合掌造りのところが私の地盤なのでございますが、そこはやっぱり世界遺産にしてもらってから物すごいそういう感じが、みんなの誇りもありますし、それで、何とかしよう、村づくりしようと、そういう雰囲気ができるものでございます。
私の町には、
平成十二年に、三百年続いた曳山というお祭りがございまして、文化庁から国の民俗無形文化財に指定を受けました。まあみんな喜びまして、そしてその維持発展のためには頑張るのでございますが、その頑張る気力、それだけではできませんので、やっぱり大変な費用掛かりますので、これもひとつ、そういうものに
支援する善意の寄附は、やっぱり先ほどスポーツで申し上げたようなことができるように──あれ、終わったの、済みません。
じゃ、もう
一つ、これだけにします。はい、分かりました。済みません。分かりました。
寄附控除にしてもらえないものかなと思うのでございます。寄附控除するのは、社団法人は二万五千ございますけれども、今度から変わりますよね。それで、
特定公益増進法人のできる範囲をスポーツや文化に限ってでも結構ですから広くしてもらいたいと、
是非、
財務大臣の積極的な考えをお聞きします。