○副
大臣(江渡聡徳君)
小林委員にお答えさせていただきたいと思います。
まず、騒音関係の方の関係でございますけれども、我が
防衛省といたしましては、この
普天間飛行場周辺における
航空機騒音対策といたしまして、周辺住民の方々への御負担をできる限り軽減するために、
防衛施設周辺の生活環境の
整備等に関する法律等に基づきまして、学校、病院等の防音工事並びに住宅防音工事の助成をそれぞれ
実施してきているところでございます。
学校、病院等の防音工事の助成につきましては、これまで
地元自治体等の
要望を着実に
実施してきたところでございまして、
平成十八年度までにおきましては百八十一
施設の防音工事を
実施してきたところでございます。また、引き続き、
平成十九年度におきましても
地元自治体等からの
要望を着実に
実施しているところでございます。
平成二十年度
予算案におきましても、
地元自治体からの
要望のあった新規の二
施設、そしてまた継続十一
施設というものを計上させていただいているところでございます。
また、住宅防音工事の助成につきましては、対象世帯約一万二千世帯に対しまして、
平成十八年度までにおいて新規防音工事を約一万一千三百世帯
実施しました。進捗率としては九二%でございます。また、追加防音工事においては約七千九百世帯、こちらは進捗率六四%でありますけれども、
実施してきたところでございまして、
平成十九年度においても、引き続き、当面辞退しておりました世帯からの新たな希望に対する防音工事等を現在着実に
実施しております。
また、
平成二十年度
予算におきましても約四億円を計上いたしまして、引き続き住宅防音工事の着実な
実施に努めるとともに、また、そういう形でやりますと、
平成二十年度の
予算ベースにおきましては、新規防音工事につきましては一万一千六百世帯、進捗率九五%、追加防音工事につきましては約八千五百世帯で進捗率六九%を見込んでいるところでございます。
他方、
普天間飛行場の移設・
返還につきましては、これはもちろん
沖縄県民の負担を軽減させるためには一日でも早く実現するということが大切なことでありまして、このことに対しましては最大限努力をしているところでございますけれども、やはり
委員が御
指摘のとおり、完成までには期間を要するということはございます。このため、
防衛省といたしましては、
普天間飛行場周辺における
航空機の騒音対策につきまして、引き続き
地元自治体及び周辺住民等からの具体的な御
要望を踏まえつつ、最大限努力してまいりたいと思っております。
また、今
委員の方から危険性の除去の
お話がございましたけれども、そのことについてもお答えさせていただきたいと思います。
平成八年に
日米合同
委員会におきまして承認された、
普天間飛行場に係る場周経路の再
検討及び更なる可能な安全対策につきましての
検討に関する報告書に盛り込まれました安全対策につきまして
日米間で鋭意
協議した結果、二月十九日の
日米合同
委員会におきまして、航空保安
施設の機能向上及びクリアゾーンの拡充について
日本政府が行うということで合意したところでございます。
また、本件の
普天間飛行場の飛行
運用及び周辺住民の安全を更に確実なものとするためにも、
日米政府が最大限努力して取りまとめた
措置の
一つであるわけでございます。
具体的には、飛行経路に係る安全上の向上ということは、これ、
沖縄県等から
要望がありまして、ここについてはもう既に
実施済みでございます。また、クリアゾーンの拡充につきまして、場内の樹木の除去につきましては本年の三月二十四日に工事契約をいたしまして、これから工事に掛かる
予定です。また、場内の不要工作物の除去におきましても、同じく本年の三月二十四日に契約し、工事に着工でございます。また、航空保安
施設の機能向上におきましては、滑走路の末端の識別灯の新設、これも本年の二月十九日に基本合意いたしまして、この三月二十四日に契約を行いまして、工事ということでございます。
あと、済みません、先ほど
平成八年と発言しましたけれども、昨年八月の誤りでございます。申し訳ございません。
以上のようなことを行わせていただいているところでございます。