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武正委員 これから十年間で五十九兆円の事業、一人当たり五十万円
国民負担、そしてそれは法律にも明記をされている、また租特も十年間暫定税率維持、こういう
ようなことをこの通常国会で決めていくということで
政府は法案をお出しになっておりますので、やはりその十年間の事業計画を規定する。総理や
大臣は、いや、毎年予算は国会で議論するんだよと言いますが、この間、二月八日も申し上げました
ように、この後触れます
ように、特に国交省は、道路特定財源、年間三兆六千億円の支出の四分の一、九千億円が国庫債務負担行為である、こういったことで、後年度の負担を決めていってしまう。こういった国交省の特性からいっても、やはりこの
委員会の審議に付する十分な資料をお出しいただかなければならないというふうに思います。
ましてや、今
ようやくお出しいただいた資料からは、その
ように読み取られるかもしれませんが、ということでありますと、ではこの
委員会の審議は何なんだということになってしまいますので、きちっと資料に基づいた議論が本
委員会でできる
ようにお願いをしたいというふうに思います。
次、ページをめくっていただきますと三ページ、ごらんをいただきたいと思います。
これまで一万四千キロにつきましていろいろと議論がありました。また、本
委員会でも、二月七日、岡田克也
委員から、前々総理は九三四二以外は白紙にすると言いましたよ、こういう
ようなやりとりをしたんですが、福田総理からは、白紙にすると言ったことは承知しているけれども、一万四千キロについては、すべての区間を整備すると決定したものではありませんが、整備するか否かは、事業着手に先立って行う事業
評価の結果により判断するということになっている、改めて客観的かつ厳格な事業
評価を行うとともに、今
お話があった、国幹
会議の議を経て決定するものでございます、こういうことであります。
では、その一万四千キロ、やるのかやらないのかということでありますが、お手元の資料をごらんいただきたいんです。私もこの資料でちょっとわからないところがあるんですけれども、「注一、高速自動車国道の〈 〉内は、高速自動車国道に並行する
一般国道自動車専用道路である」ということでありまして、この七百十二キロを足して、今、高規格幹線道路は九三三二進捗をしているということでこの表からは読めるんですけれども、この高速自動車国道に並行する
一般国道自動車専用道路というのはどういう道路なのか、御
説明をいただきたいというのが
一つ。
それから、「注二、
一般国道自動車専用道路の供用延長には、」一番下が
一般国道自動車専用道路ですね、総延長二千四百八十キロ、十九年度末で供用延長は千六十七キロ、この供用延長には、「
一般国道のバイパス等を活用する区間が含まれる」と。
これまた、
一般国道自動車専用道路じゃないんだけれども、
一般国道のバイパス等を活用する区間が含まれる、これもその千六十七キロに含んでいるということなんですけれども、このそれぞれの御
説明、これは、要は両方とも高規格幹線道路という位置づけでいいのかどうか、そして、これについての整備をどの
ように今進めているのか、お答えをいただけますか。