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岡本(充)
委員 続いて、今の話で、八ページのところでごらんいただきたいと
思いますけれ
ども、多額の
研究費をもらっている人はどうしているかというと、実は、必ずしも一人で使っていない、半分近い方が違う
研究者とともにその
研究を行っている。ところが、この
研究費の配分は、主たる
研究者が自由に配分ができるなど、その中での恣意的な運用も
指摘をされていたり、先ほどの三億を超えるようなお金をもらっている方が、そういう
意味で本当に適正な使用をしているのかどうかもありますけれ
ども、その分配のあり方についてもいろいろ
議論があるところであります。こういう点でもやはり見直していっていただかなきゃいけない。
また、九ページの話でありますが、これは橋渡し
研究支援
推進プログラムと言って、これもある
意味競争的資金でありますけれ
ども、ここで六提案八機関を採択となっています。どういう応募があったか。二十六件の提案が寄せられた中でこの八機関を選択されているわけでありますが、結果として、この提案についても、実質的にだれを採択するかという審査
委員がいる機関が採択をされてきたという経緯もあって、一部の
研究者からは異論も出ています。つまり、競争的資金をだれに配るかということを決める人が応募をして、結果として自分のところに決まる。審査
委員ともらう人が同じというのでは、やはりそれはほかの
研究者、二十六ある中で異論も出てくるでしょう。そういうあり方も考えていただきたいと
思います。
それからもう一点、時間になりましたので、最後にお願いをしておきたいと
思います。
運営費交付金で特別
教育研究経費というのが認められておりまして、この中で、例えば名古屋大学などは、トランスレーショナルリサーチとしての先端医療用マテリアル開発・供給システム構築のための戦略的
推進研究というのを平成十七年度から行ってきています。例えば、こういう
研究である
程度成果が出ていれば、これが二十一年度で終わる、一応当初五年間ですから終わるとしても、その後、成果の出ている
研究はこれからも育てていかなきゃいけないという
観点も含めて、やはりこういう
分野について運営費交付金の弾力的運用も求めていきたいというふうに
思いまして、最後に要請が重なりましたけれ
ども、御
答弁をいただいて、私の質問を終わりたいと
思います。