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黄川田委員 民主党の
黄川田徹であります。
まずもって、去る十四日に発生しました
岩手・
宮城内陸地震で被災されました
方々に心からお
見舞い申し上げますとともに、
災害復旧に従事して一生懸命頑張っている
方々に深く敬意を表する次第であります。
それからまた、昨日一時半には漁船の転覆がありました。千葉県の沖合で、福島の小名浜のまき網漁船ですか、乗組員二十人ですか、その中で死者、行方不明、実は、私の
地元の陸前高田市出身で二人死亡、一人行方不明であります。ほとんどの乗組員が
東北の出身者ではないか、こう思っております。亡くなった
方々には御冥福をお祈り申し上げますとともに、そしてまた
行方不明者の発見に全力を尽くしていただきたいと思っております。
燃油高で、漁船も操業もままならないという
状況であります。どこかこの日本
全国の中で、弱いところに何かいろいろな影を及ぼしているというような気がします。国家を支えているのは、大都市だけではなくて、元気で頑張っている地方だということを、今般の被災現地を見られた泉防災
大臣もよく理解したと思われますので、これからが一番大事であります、
復旧に向けてよろしくお
願い申し上げる次第であります。
それでは
質問に入らせていただきますが、各
委員の
お話の中で重複するところもありますが、大事なところは重ねて
質問したいと思います。
先ほどの、
岩手、
宮城県境の未確認の断層が原因とされているこの
地震なのでありますが、マグニチュードは七・二でありますから、七を超すというのは大きな
地震でありまして、そしてまた、幸いといいますか、市街地は十五キロぐらいしか離れていないのですが、そこは、何ともないと言ったらちょっと言葉が言い過ぎなのでありますけれども、揺れの周期がちょっと違ったのでありますかね、物がそんなに落ちてきたりとかそういうところはなくて、家屋の倒壊もなくて、公共
施設といいますか、林道とか国県道であるとか
河川とか、こういうものがやられた、そういうふうな感じがいたしております。
それから、先ほどの答弁で、何か三%というのは千年に一回ぐらいの確率だと言われていましたけれども、実は、あの
地区は今、世界文化遺産の登録ということで、今暫定登録なのでありますけれども、平泉の世界遺産なのでありますけれども、七月初旬にはカナダのケベックで、ユネスコの
会議でどうなるかということであります。島根も、ICOMOSからは第三番目の登録延期みたいな形になっていましたけれども、逆転登録となりました。銀山が登録されたのだからうちは金山だということで、そんな意気込みで頑張っているのでありますけれども、そうであれば、平泉ができたのは大体一一〇〇年ごろだから、じゃ、そのころに
地震があって、またあったのかなという、そんな、今やりとりの中で聞いたわけなのでありますが。
いずれ、私の選挙区なのでありますが、西の端、東の端は太平洋ということで、これがまた、
宮城県沖
地震がこの三十年の中で九九%の確率で起こるということで、実は
地震になったとき、
宮城県沖が来たな、もう津波だというふうな感じで思ったんですよ。ですから、選挙区の中で、
自治体の防災に対する意識というのがかなり違うんですよね。そういうところもちょっと聞いてみたいと思います。
例えば、防災行政無線の
整備とか、あるいはまた
住民の意識も違うわけでありますが、科学的知見でもっていろいろな情報を出してもらうことはありがたい、ただ、それがひとり歩きをしちゃって、〇・一から三%だからまあ安心かなというと
自治体の政策の優先順位もまた違ってきたりしますので、これはもう人知の及ぶところじゃなくて、自然
災害に対してどうやって科学的知見で頑張っていくかというところもあるのでありますけれども、その辺も十分に加味していただきたいと思います。
それで、未知の活断層の
調査ということで、これからの取り組みといいますか、抜本的に見直していくのか、ちょっとお聞きしたいと思いますし、それから、海溝型
地震ということで、何かその辺もしっかり
調査するという話も聞いておりますけれども、御答弁いただけますか。