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岩國委員 ありがとうございました。
この
自販機の
台数については、
自販機業界の出しておる数字と少し違うような点があります。この点については、以前
局長の
答弁に対しても私は異論を挟みましたけれども、ぜひ信頼できる
台数に基づいて、私の方で調べたところでは、
日本の
自販機の
台数は、
アメリカの
人口当たりの二倍、
ヨーロッパの
人口当たりの四倍が使われている。これぐらい飛び抜けた
自販機大国である。ライフスタイルにも切り込んでいくような批判を受けたら、性能のいい機械をどんどんつくっていけばいいんだと。私は、これは
方向がちょっと違うように思います、悪いことじゃありませんけれども。まず、ライフスタイルそのものを少し反省し、若干の不便さを耐え忍ぶ。そして、自分
たちは若干の不便さを受けているからこそ、この大切な
地球を守っているんだという意識が共感できるような、これが私は政治ではないかと思います。
小さなころに、私
たちは学校で、教科書でいろいろ学びました。今、後期高齢者と言われている
方々の世代は、小学校一年生の国語の教科書は、「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」、この第一ページ目で始まったんです。きれいな花を見て、美しい国に生まれた喜びを感じ、そしてこの自然を大切にしなきゃならないという思いが、たった十三字のその短い文章の中にたたき込まれている。そして、今の後期高齢者の
皆さんは、この美しい
日本を私
たちに残してくださったんです。
一番大切なことは、
鴨下大臣、あらゆる施策の
一つ一つが必要です、しかし、この私
たちの
地球を次の
時代に残していくためには、子供の心の中に木を植えることだと思います。緑の木を植える。青い海を残す。今、
日本こそ自然を大切にしてきた国はありません。山川草木ことごとく神様あり、仏性あり。そして、
日本は、動物も大切にし、動物を活躍させている国なんです。ライオンが歯ブラシをつくったり、キリンがビールを売ったり、象がお湯を沸かしたり、タイガーがお湯を温めたり、ペリカンが荷物を運んできたり、クロネコがお歳暮を運んできたり、
国会の中ではキツネやタヌキが活躍していた
時代もあったそうです。こういうあらゆる動物が私
たちの身近に生き生きと活躍している国は
世界のどこにもありません。
だからこそ、今病気になっている
地球を救うドクターになる資格は、自然を大切にし、動物を活躍させるこの
日本しかない。
鴨下大臣、あらゆる国の中でオンリーワンの
地球のドクターは
日本だという意識のもとに、
世界に対してすばらしいメッセージを発信していただきたい。海の青と森の緑が残る限り、
日本はそのドクターの資格をしっかりと持ち続けることができます。
私の選挙区は、青葉区、緑区、青と緑の両方を持っています。きょうの新聞をごらんになりましたか。青葉区が
日本で一番の平均寿命の長さです。かつては
島根県、長野県でした。今は都会の青葉区の中に、
中野副
大臣のところにも青葉区はおありでしょうけれども、そちらの青葉区と違って、
横浜の青葉区は今男性の平均寿命が一番です。
環境に恵まれ、青を大切に、緑を大切にすれば、こういういい結果が出て、
日本のどこの
地域の方よりも年金がたくさんもらえるという報賞金つきの
地域になっておるんです。こういうわかりやすい例を全国にみなぎらせることを強く念願いたしまして、私の
質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。