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国務大臣(上川陽子君)
少子化対策、
男女共同参画を担当する
内閣府
特命担当大臣として、
一言ご
あいさつ申し上げます。
少子化の進行等に伴う人口減少は、
経済産業や
社会保障の問題にとどまらず、国や
社会の存立基盤にもかかわる大きな問題です。
安心して結婚し、
子供を産み育てることができる
社会の
実現は、今や待ったなしの
課題となっています。
このような中、私の担当する
分野は、いずれも
子供たちの心と体の健康な発達と
成長につながる重要な
政策課題であり、福田総理の掲げる、若者が明日に希望を持ち、お年寄りが
安心できる希望と
安心の
国づくりの根幹を担うものです。民間や
地域の方々の声にも耳を傾けつつ、相乗効果により最大限の成果が上げられるよう、
全力で取り組んでまいります。
具体的には、
少子化対策については、
国民の結婚や出産に関する希望を
実現するには何が必要であるかに焦点を当て、効果的な
対策の再
構築、実行を図るため、本年末をめどに「子どもと家族を応援する
日本」重点
戦略を打ち立てます。
特に、最優先
課題である働き方の
改革については、
少子化対策のみならず
男女共同参画や労働力
確保等を通じた
我が国社会経済の長期的安定の
実現の観点からも重要です。
国民一人一人がライフステージに応じた自らの希望する生き方を手にすることができる多様性に富んだ活力ある
社会づくりに向け、ワーク・ライフ・バランスの
実現に本格的に取り組んでまいります。そのための憲章や行動
指針を年内をめどに
策定してまいります。
なお、仕事と家庭の両立のための環境
整備を図るために、昨年度に引き続き本年度も官民一体子育て
支援推進運動を展開してまいります。
また、
社会全体の意識
改革のため、家族、
地域のきずなを
再生する
国民運動も
推進してまいります。
男女共同参画については、女性も男性もすべての個人が個性と能力を十分に発揮することができ、ともに
責任を分かち合うとともに、お互いに認め合い、喜びを共有することができる
男女共同参画
社会の
実現に向けて、第二次
男女共同参画
基本計画に基づき、
国民各界各層との対話と協働を図りつつ、諸
施策を
推進してまいります。
具体的には、二〇二〇年までに
指導的地位に占める女性割合が三〇%程度となることを目指し、各方面における
取組を
促進するとともに、子育てや介護等でやむなくいったん離職する女性が多い現状を踏まえ、女性の再就職等を
支援する女性の再チャレンジ
支援プランを着実に
実施いたします。また、先般成立した改正配偶者暴力防止法の施行に向けて、同法の周知徹底、
基本方針の改定など、配偶者暴力の防止及びその
被害者の保護、自立
支援等の
施策の
充実に努めてまいります。
我が国の将来を担う青
少年については、その健全な育成はもとより、若者の
社会的自立の
支援や
子供の安全と
安心の
確保を図るため、
社会全体が相互に
連携協力して積極的に取り組む必要があります。このため、青
少年育成
施策大綱や子ども安全・
安心加速化プラン、また、本年五月に
策定しましたキャリア教育等
推進プラン等に基づき、各種
施策を総合的かつ着実に
推進します。また、DVDやビデオ、インターネット上などの有害な
情報から
子供を守るための
推進方策の
検討を進めます。
また、近年の
国民の食
生活をめぐっては、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や
生活習慣病の増加などの様々な問題が生じています。このため、食育
基本法及び食育
推進基本計画に基づいて、家庭、学校、
地域等を
中心に
国民的な広がりを持つ運動として食育を積極的に
推進してまいります。
岡田委員長を始め、
理事、
委員各位の御
理解と御
協力をよろしく
お願いを申し上げます。