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2007-10-23 第168回国会 参議院 内閣委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成十九年十月二十三日(火曜日)    午後零時十五分開会     ─────────────    委員氏名     委員長         藤原 正司君     理 事         木俣 佳丈君     理 事         工藤堅太郎君                 相原久美子君                 青木  愛君                 石井  一君                 神本美恵子君                 郡司  彰君                 松井 孝治君                 秋元  司君                 荒井 広幸君                 鴻池 祥肇君                 鈴木 政二君                 田村耕太郎君                 林  芳正君                 藤井 孝男君                 山谷えり子君                 風間  昶君                 自見庄三郎君                 糸数 慶子君     ─────────────    委員長異動  九月十日藤原正司委員長辞任につき、その補  欠として岡田広君を議院において委員長選任  した。     ─────────────    委員異動  九月十日     辞任         補欠選任         郡司  彰君     轟木 利治君      秋元  司君     岡田  広君      荒井 広幸君     岩城 光英君      田村耕太郎君     有村 治子君      林  芳正君     松村 龍二君      藤井 孝男君     中川 義雄君      山谷えり子君    北川イッセイ君  九月十三日     辞任         補欠選任         青木  愛君     芝  博一君      石井  一君     島田智哉子君      木俣 佳丈君     平田 健二君      轟木 利治君     柳澤 光美君      藤原 正司君     山根 隆治君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         岡田  広君     理 事                 松井 孝治君                 山根 隆治君                 有村 治子君                 松村 龍二君     委 員                 相原久美子君                 神本美恵子君                 工藤堅太郎君                 芝  博一君                 島田智哉子君                 柳澤 光美君                 岩城 光英君                北川イッセイ君                 鴻池 祥肇君                 鈴木 政二君                 中川 義雄君                 風間  昶君                 自見庄三郎君                 糸数 慶子君    国務大臣        国務大臣        (内閣官房長官) 町村 信孝君        国務大臣        (国家公安委員        会委員長)        (内閣特命担        当大臣食品安        全))      泉  信也君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣地方分        権改革))    増田 寛也君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣規制改        革、国民生活、        科学技術政策)        )        岸田 文雄君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣経済財        政政策))    大田 弘子君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣少子化        対策男女共同        参画))     上川 陽子君        国務大臣     渡辺 喜美君    内閣官房長官        内閣官房長官  大野 松茂君        内閣官房長官  岩城 光英君    副大臣        内閣府副大臣   山本 明彦君        内閣府副大臣   中川 義雄君    大臣政務官        内閣大臣政務        官        加藤 勝信君        内閣大臣政務        官       戸井田とおる君        内閣大臣政務        官        西村 明宏君    事務局側        常任委員会専門        員        小林 秀行君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○理事選任の件 ○理事辞任及び補欠選任の件 ○国政調査に関する件     ─────────────
  2. 岡田広

    委員長岡田広君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。  議事に先立ち、一言あいさつ申し上げます。  去る九月十日の本会議におきまして内閣委員長選任されました岡田広でございます。  本委員会は、内閣重要政策及び警察等国政基本にかかわる諸問題を所管するものであり、委員長としてその責任の重大さを痛感しております。  委員会の運営に当たりましては、委員各位の御指導、御協力を賜りまして、公正かつ円滑に行われるよう努めてまいりたいと考えておりますので、委員各位の御指導、御協力を心からお願いを申し上げまして、ごあいさつに代えたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)     ─────────────
  3. 岡田広

    委員長岡田広君) 委員異動について御報告いたします。  去る九月七日、白浜一良君が委員辞任され、その補欠として風間昶君が選任されました。  また、去る九月十日、荒井広幸君、郡司彰君、秋元司君、田村耕太郎君、林芳正君、山谷えり子君及び藤井孝男君が委員辞任され、その補欠として岩城光英君、轟木利治君、有村治子君、松村龍二君、北川イッセイ君、中川義雄君及び私、岡田広選任されました。  また、去る九月十三日、藤原正司君、木俣佳丈君、轟木利治君、青木愛君及び石井一君が委員辞任され、その補欠として山根隆治君、平田健二君、柳澤光美君、芝博一君及び島田智哉子君選任されました。     ─────────────
  4. 岡田広

    委員長岡田広君) まず、理事選任を行います。  去る八月十日の本委員会におきまして、一名の理事につきましては、後日、委員長が指名することとなっておりましたので、本日、理事有村治子君を指名いたします。     ─────────────
  5. 岡田広

    委員長岡田広君) 次に、理事辞任についてお諮りいたします。  工藤堅太郎君から、文書をもって、都合により理事辞任したい旨の申出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 岡田広

    委員長岡田広君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  次に、理事補欠選任についてお諮りいたします。  理事辞任及び委員異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 岡田広

    委員長岡田広君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事松井孝治君、山根隆治君及び松村龍二君を指名いたします。     ─────────────
  8. 岡田広

    委員長岡田広君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、内閣重要政策及び警察等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 岡田広

    委員長岡田広君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
  10. 岡田広

    委員長岡田広君) この際、国務大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。町村内閣官房長官
  11. 町村信孝

    国務大臣町村信孝君) 内閣官房及び内閣府の事務を担当する大臣として、一言あいさつを申し上げます。  福田内閣におきましては、政治行政に対する信頼を取り戻すことが喫緊の課題となっております。国民皆様信頼なくしては、どのような政策も必要な改革実現することが不可能であり、政治行政に対する国民の不信を率直に受け止めて、内閣官房長官として、日本の将来の発展と国民生活の安定を最優先に、各大臣と緊密な連携を図りつつ、誠実に職責を果たしてまいります。  内閣官房におきましては、それぞれの担当大臣が担う地方再生行政改革公務員制度改革などの重要課題のほか、教育再生への取組内閣情報機能充実強化など、現下の重要政策に積極的に取り組んでまいります。  内閣府におきましては、経済活性化科学技術振興から、少子化対策など暮らし生活に直結する政策まで、広範な重要課題に関し、経済財政諮問会議総合科学技術会議などを活用して英知を集め、総合的、戦略的な政策の下に各般の施策を的確に実施してまいります。また、国際平和協力業務については、引き続き積極的に実施してまいります。政府広報栄典行政などについても適切に推進してまいります。  拉致問題は、我が国国家主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、その解決なくして北朝鮮との国交正常化はありません。政府は、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現すべく、拉致問題対策本部中心に、引き続き政府一体となって全力で取り組んでまいります。  私は、内閣官房及び内閣府がその機能を十全に発揮するよう万全を期してまいります。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御理解と御協力お願いをいたします。  どうもありがとうございました。
  12. 岡田広

  13. 泉信也

    国務大臣泉信也君) 国家公安委員会委員長食品安全を担当する内閣特命担当大臣として、一言あいさつを申し上げます。  最近の治安情勢は、刑法犯認知件数平成十五年から四年連続して減少するなど、治安再生の曙光が見え始めているものの、刑法犯認知件数はいまだ昭和四十年代の一・五倍の水準にあり、また、子供被害者となる事件少年による社会を震撼させる事件暴力団員等によるけん銃を使用した凶悪事件等市民生活に大きな不安と脅威を与える事件が相次いで発生するなど、依然として厳しい情勢にあります。  このような情勢の下、内閣の最重要課題である世界一安全な国日本の復活のため、真の治安再生に向けた取組を強力に推進してまいります。  第一は、犯罪抑止のための総合対策推進であります。  重要凶悪事件に対しては、十分な捜査体制確保し、DNA型鑑定等先進的な科学技術を活用するなどして、被疑者早期検挙を図ります。  また、捜査特別報奨金制度活用等による国民からの情報提供促進を図るとともに、警察総合捜査システム高度化最先端技術を活用した情報通信基盤整備を進めるなど、捜査効率化高度化を図るための基盤整備推進します。  子供犯罪被害から守り、少年の非行を防止するため、子ども安全・安心加速化プランに基づき、地域住民関係機関等との連携強化し、総合的な対策推進してまいります。  国民が身近に不安を感じる街頭犯罪侵入犯罪に対しては、地域警察官によるパトロール等街頭活動強化するとともに、防犯ボランティア活動活性化支援歓楽街対策にも取り組むことにより、国民が安全で安心して暮らせる地域社会再生に取り組みます。  また、依然として深刻な被害が続いている振り込め詐欺等のほか、悪質商法やみ金融等経済犯罪への対策を一層推進するとともに、サイバー犯罪への対策強化してまいります。  犯罪被害者や遺族の方々が一日も早く立ち直り、安心して日々の生活を送ることができるよう、相談への的確な対応や情報提供など、引き続き一層充実させてまいります。  第二は、組織犯罪対策強化であります。  暴力団来日外国人等による組織犯罪に対しては、犯罪収益等に関する情報の分析を充実させ、資金源地下銀行等犯罪インフラにかかわる犯罪取締り強化するとともに、国内外の関係機関とも連携して犯罪組織の壊滅に向けた対策推進してまいります。  また、最近の暴力団等による銃器を使用した凶悪犯罪発生状況にかんがみ、犯罪組織が隠匿する銃器の摘発に努めるとともに、今国会には、けん銃等に係る罰則の強化等を内容とする銃砲刀剣類所持等取締法及び武器等製造法の一部を改正する法律案を提出しております。  第三は、北海道洞爺湖サミット開催に伴う総合的警備対策推進及び対日有害活動への対策強化等についてであります。  主要国の首脳が一堂に会する来年の北海道洞爺湖サミットに際して、我が国テロ等の標的となる可能性は否定できません。警察におきましては、開催国としての治安責任を果たすべく、テロや反グローバリズムを掲げる団体による違法行為を未然に防止するため、警戒警備情報収集に万全を期してまいります。  また、北朝鮮による拉致容疑事案全容解明大量破壊兵器関連物資等不正輸出といった北朝鮮等による対日有害活動取締り全力を尽くしてまいります。  第四は、総合的な交通事故防止対策推進であります。  本年上半期の交通事故発生状況は、死者数負傷者数発生件数のいずれも昨年同時期と比較して減少しているところでありますが、依然として多くの尊い命が失われております。  警察としては、平成十五年に立てた十年間で交通事故死者数を五千人以下とするとの政府目標を達成するため、改正道路交通法を円滑に施行し、飲酒運転の根絶に向けた国民意識の高揚を図るとともに、交通安全教育推進交通安全施設整備充実等を積極的に推進してまいります。  以上、警察行政の当面の課題対策について申し上げましたが、厳しい治安情勢に的確に対応していくためには警察力の一層の充実強化が必要であります。平成二十年度予算概算要求においては、サミット警備治安再生に向けた諸施策推進するための費用のほか、警察庁の果たすべき役割の増大を踏まえ、警察庁職員等の所要の体制整備を盛り込んだところであります。  今後とも、警察基盤の一層の充実強化と精強な第一線警察構築に努めるとともに、引き続き警察職員の規律を徹底し、警察改革の一層の推進を図ってまいります。  次に、食品安全を担当する内閣特命担当大臣として、一言申し上げます。  食の安全については、国民信頼確保するため、食品安全委員会による科学的知見に基づく中立公正なリスク評価実施や、消費者を始めとする関係者とのリスクコミュニケーションの一層の充実に努めてまいります。  また、新潟県中越沖地震発生を受け、原子力発電所耐震安全性について高い関心が寄せられています。原子力安全委員会が昨年九月に最新の知見を反映して耐震設計審査指針を改定したところであり、今回の地震の教訓も生かして、新指針に照らした既設の原子力発電所耐震安全性の確認を進め、安全確保に万全を期してまいります。  以上、所管行政について申し上げましたが、国民皆様が安全で安心して暮らせる社会実現するため全力を尽くす覚悟でありますので、岡田委員長を始め、理事委員各位の御理解と御協力お願い申し上げます。  ありがとうございました。
  14. 岡田広

  15. 増田寛也

    国務大臣増田寛也君) 地方分権改革を担当する内閣特命担当大臣地方再生、道州制担当大臣として、一言あいさつを申し上げます。  私は、地方の元気が日本の力を基本理念として、以下の取組推進してまいります。  我が国には、大都会地方都市農山漁村など、様々な地域があります。都会だけで生活が成り立つわけではなく、地方都会がともに支え合う共生の考え方に基づき、豊かで持続的に発展する地域社会実現が求められています。しかしながら、近年、これらの地域の間に格差と言われる問題が生じておりますが、我が国に様々な地域があるように、それらが抱える問題も様々であります。  このため、内閣に別々に置かれた都市再生構造改革特区地域再生及び中心市街地活性化実施体制地域活性化統合本部として一元化し、政府を挙げて、省庁横断的、施策横断的な取組推進する体制としました。今後、この新たな統合体制を十分に活用しながら、地域の声に丁寧に耳を傾け、地域のそれぞれの実情に応じた処方せんづくりを行うため、地域創意工夫や発想を起点にし、それを地方公共団体や国が的確に後押しをするという考え方に立って、十一月中を目途に地方再生のための総合的な戦略を取りまとめてまいります。  地方分権改革推進し、地域に住む方のニーズを一番よく分かっている地方が自ら考え、実行することのできる体制づくりを進めることは、地方の元気を増すためにも重要です。地方が主役の国づくりを目指し、国と地方役割分担や国の関与の在り方の見直しを行い、地方公共団体に対する一層の権限移譲推進するとともに、分権型社会にふさわしい地方税財政制度整備を目指し、交付税補助金税源配分見直しの一体的な検討等を進めてまいります。  このため、地方分権改革推進委員会検討の結果を踏まえて、新分権一括法案の三年以内の国会提出を目指し、政府として講ずべき必要な法制上又は財政上の措置等を定めた地方分権改革推進計画策定してまいります。  地方分権改革の総仕上げである道州制については、市町村合併の進展など社会経済情勢の変化を踏まえれば、その実現のための検討を加速する必要があります。道州制の導入国民生活に大きな影響を及ぼすものであることから、まず国民的な合意形成を図るため、有識者から成る道州制ビジョン懇談会を設置し、議論を行っているところです。今後、道州制ビジョン策定に向け、今年度中にも道州制の理念大枠等について論点を整理した中間報告を取りまとめます。また、道州制導入検討に資するよう、道州制特区推進法に基づく取組推進してまいります。  これらの取組を通じ、国民皆様に分かりやすい明確なイメージをお示しして、国民的な議論を喚起してまいります。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御理解と御協力お願いを申し上げます。
  16. 岡田広

  17. 岸田文雄

    国務大臣岸田文雄君) このたび、科学技術政策国民生活及び規制改革を担当する内閣特命担当大臣を拝命いたしました岸田文雄でございます。  内閣委員会開催に当たり、一言あいさつを申し上げます。  我が国の将来を支える科学技術や、国民暮らし生活に直結する重要政策課題全般を担当いたしますが、現場主義を大切にしながら、国民一人一人が豊かさや利便性向上を実感できるよう全力で取り組んでまいります。  第一に、科学技術の総合的な振興については、科学技術創造立国実現を目指し、第三期科学技術基本計画に基づき、幅広い分野研究開発を強力に推進し、社会国民にその成果を還元してまいります。さらに、長期戦略指針イノベーション25に基づき、日本社会に新たな活力が生み出されるよう持続的なイノベーションの創出に取り組んでまいります。  原子力研究開発利用については、安全の確保を大前提に、原子力委員会策定した原子力政策大綱に沿った取組推進してまいります。  IT政策については、IT改革戦略等に基づき、行政や医療の情報化等推進するとともに、情報セキュリティー対策に配慮した安全、安心IT社会構築してまいります。  知的財産戦略については、知的財産推進計画に基づき、分野別戦略策定デジタルコンテンツの流通を促進する法制度整備模倣品海賊版拡散防止条約実現に向けた取組等推進してまいります。  第二に、国民生活に関しては、真に生活者消費者の視点に立った行政推進してまいります。特に、消費者紛争に関して迅速かつ公正な救済が得られる仕組み整備するとともに、法令や規制の枠組みを超えた企業等社会的責任取組促進を図るなど、国民の身近な安全、安心確保に取り組んでまいります。  あわせて、高齢社会対策障害者施策交通安全対策犯罪被害者等施策自殺対策銃器対策、再チャレンジ支援策遺棄化学兵器処理など、だれもが安心して生き生きと暮らせる社会実現を目指した取組等推進してまいります。  第三に、規制改革を進めるに当たっては、国民皆様安心や豊かさを実感できる改革並びに地域活性化に資する改革に重点的に焦点を当て、取り組んでまいります。また、公益法人制度改革については、平成二十年十二月の全面施行に向け、その準備に万全を期してまいります。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御理解と御協力お願いいたします。
  18. 岡田広

  19. 大田弘子

    国務大臣大田弘子君) 経済財政政策を担当する内閣特命担当大臣として、一言あいさつを申し上げます。  日本経済は、二〇〇二年初め以降、息の長い景気回復を続けています。今後も、物価の安定基調を確実なものとし、民間主導成長を持続させるよう努めてまいります。  現在、我が国は、本格的な人口減少社会の到来など種々の難題に直面しております。これを乗り切るため、改革と安定した経済成長のための取組を車の両輪として、ともに進めてまいります。  地域経済の立て直しについては、政府を挙げて地方再生のための総合的な戦略を取りまとめます。私も地方再生担当大臣連携を密にして取り組む所存であり、具体的には、地域中規模企業や三セクの事業再生面的再生支援する地域力再生機構平成二十年度の創設を図るとともに、生産性の低い業種について生産性向上促進するなど、改革に取り組みます。その際、地方の声を把握し、より政策に反映させるために、経済財政に関する地方会議開催いたします。  財政健全化については、安定した成長を図るとともに、まずは二〇一一年度には国と地方を合わせた基礎的財政収支黒字化を確実に達成するなど、歳出歳入一体改革を更に進めます。  その際、歳出改革を徹底して実施した上で、それでも対応できない社会保障少子化対策などに伴う負担増に対しては、安定的な財源を確保し、将来世代への負担の先送りを行わないようにしなければなりません。国民的な合意を目指して本格的な議論を行い、消費税を含む税体系の抜本的な改革実現させるべく取り組んでまいります。  社会保障については、税と社会保障一体的設計による持続可能で安心できる仕組み構築のため、国民の受益と負担水準について分かりやすい複数の選択肢を示し、社会保障改革具体化に取り組んでまいります。  さらに、人材能力向上就労支援中小企業生産性向上最低賃金の引上げを三本の矢とした成長力の底上げを図るとともに、グローバル化に対応した国内体制整備、貴重な人材が生かされる労働市場整備、対日投資飛躍的拡大に向けて取り組んでまいります。  また、公共サービス改革法に基づく市場化テストについて対象事業の抜本的な拡大などを精力的に進めるとともに、新たに設立された統計委員会を活用して、統計の体系的、効率的な整備を行ってまいります。  今後とも、総理のリーダーシップの下、経済財政諮問会議福田内閣が進める改革の道しるべとして、経済財政政策推進し、国民の目線に立って改革を実行してまいります。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御理解と御協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
  20. 岡田広

    委員長岡田広君) 上川国務大臣
  21. 上川陽子

    国務大臣(上川陽子君) 少子化対策男女共同参画を担当する内閣特命担当大臣として、一言あいさつ申し上げます。  少子化の進行等に伴う人口減少は、経済産業や社会保障の問題にとどまらず、国や社会の存立基盤にもかかわる大きな問題です。安心して結婚し、子供を産み育てることができる社会実現は、今や待ったなしの課題となっています。  このような中、私の担当する分野は、いずれも子供たちの心と体の健康な発達と成長につながる重要な政策課題であり、福田総理の掲げる、若者が明日に希望を持ち、お年寄りが安心できる希望と安心国づくりの根幹を担うものです。民間や地域の方々の声にも耳を傾けつつ、相乗効果により最大限の成果が上げられるよう、全力で取り組んでまいります。  具体的には、少子化対策については、国民の結婚や出産に関する希望を実現するには何が必要であるかに焦点を当て、効果的な対策の再構築、実行を図るため、本年末をめどに「子どもと家族を応援する日本」重点戦略を打ち立てます。  特に、最優先課題である働き方の改革については、少子化対策のみならず男女共同参画や労働力確保等を通じた我が国社会経済の長期的安定の実現の観点からも重要です。国民一人一人がライフステージに応じた自らの希望する生き方を手にすることができる多様性に富んだ活力ある社会づくりに向け、ワーク・ライフ・バランスの実現に本格的に取り組んでまいります。そのための憲章や行動指針を年内をめどに策定してまいります。  なお、仕事と家庭の両立のための環境整備を図るために、昨年度に引き続き本年度も官民一体子育て支援推進運動を展開してまいります。  また、社会全体の意識改革のため、家族、地域のきずなを再生する国民運動も推進してまいります。  男女共同参画については、女性も男性もすべての個人が個性と能力を十分に発揮することができ、ともに責任を分かち合うとともに、お互いに認め合い、喜びを共有することができる男女共同参画社会実現に向けて、第二次男女共同参画基本計画に基づき、国民各界各層との対話と協働を図りつつ、諸施策推進してまいります。  具体的には、二〇二〇年までに指導的地位に占める女性割合が三〇%程度となることを目指し、各方面における取組促進するとともに、子育てや介護等でやむなくいったん離職する女性が多い現状を踏まえ、女性の再就職等を支援する女性の再チャレンジ支援プランを着実に実施いたします。また、先般成立した改正配偶者暴力防止法の施行に向けて、同法の周知徹底、基本方針の改定など、配偶者暴力の防止及びその被害者の保護、自立支援等の施策充実に努めてまいります。  我が国の将来を担う青少年については、その健全な育成はもとより、若者の社会的自立の支援子供の安全と安心確保を図るため、社会全体が相互に連携協力して積極的に取り組む必要があります。このため、青少年育成施策大綱や子ども安全・安心加速化プラン、また、本年五月に策定しましたキャリア教育等推進プラン等に基づき、各種施策を総合的かつ着実に推進します。また、DVDやビデオ、インターネット上などの有害な情報から子供を守るための推進方策の検討を進めます。  また、近年の国民の食生活をめぐっては、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加などの様々な問題が生じています。このため、食育基本法及び食育推進基本計画に基づいて、家庭、学校、地域等を中心国民的な広がりを持つ運動として食育を積極的に推進してまいります。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御理解と御協力をよろしくお願いを申し上げます。
  22. 岡田広

    委員長岡田広君) 渡辺国務大臣
  23. 渡辺喜美

    国務大臣(渡辺喜美君) 行政改革公務員制度改革担当大臣として、一言あいさつ申し上げます。  行政の無駄や非効率を放置したままでは、次世代に負担を先送りするだけでなく、行政に対する国民皆様からの信頼を取り戻すことはできません。無駄や非効率をなくし、二十一世紀にふさわしい簡素で効率的な政府実現するため、行政改革を今後とも強力に推し進めることが重要です。昨年の通常国会において成立した行政改革推進法や既往の閣議決定等に基づき、改革路線を後退させることなく、積極的に推進してまいります。  具体的には、公務員制度改革については、さきの通常国会で成立した国家公務員法等改正法に基づき、平成二十年中に官民人材交流センターを設置するための準備に取り組みます。同時に、公務員一人一人が高いモラルを維持し、能力を高め、誇りを持って職務に専念できるような制度となるよう、総合的な改革に取り組んでまいります。  独立行政法人改革については、百一独法の事務事業の必要性や組織の在り方などについて原点に立ち返って徹底的に見直しを行い、本年内に独立行政法人整理合理化計画を策定してまいります。  社会保険庁改革については、年金業務・組織再生会議開催し、新しい日本年金機構を国民信頼を得られる組織にすべく、検討してまいります。  政策金融改革については、統合、完全民営化や廃止といった既定方針が着実に実施されるよう、平成二十年十月からの新体制への移行に向け、主務大臣及び各機関の作業を注視してまいります。  その他、各般の行政改革についても引き続き推進してまいります。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  24. 岡田広

    委員長岡田広君) 以上で国務大臣からの発言は終わりました。  国務大臣は御退席いただいて結構です。  次に、内閣官房長官内閣府副大臣及び内閣大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。岩城内閣官房長官
  25. 岩城光英

    内閣官房長官岩城光英君) 内閣官房長官を拝命いたしました岩城光英です。  岡田委員長理事委員の先生方の御指導、御鞭撻を賜りながら、町村官房長官を補佐してまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
  26. 岡田広

    委員長岡田広君) 大野内閣官房長官
  27. 大野松茂

    内閣官房長官(大野松茂君) 内閣官房長官の大野松茂でございます。  岡田委員長を始め、諸先生方の御指導、御鞭撻を賜りながら、岩城長官とともに町村官房長官を補佐してまいりたいと存じます。  どうぞよろしくお願い申し上げます。
  28. 岡田広

    委員長岡田広君) 中川内閣府副大臣
  29. 中川義雄

    ○副大臣中川義雄君) 科学技術政策国民生活規制改革少子化対策男女共同参画などを担当する内閣府副大臣を拝命しました中川義雄です。  担当大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、岡田委員長、そして理事、各委員皆様方の御指導と御協力を切にお願い申し上げます。
  30. 岡田広

    委員長岡田広君) 山本内閣府副大臣
  31. 山本明彦

    ○副大臣(山本明彦君) 内閣府副大臣を仰せ付かりました山本明彦です。よろしくお願いいたします。  私は、行政改革公務員制度改革、栄典、国際平和協力業務等の担当でございます。  町村官房長官、渡辺大臣の御指示の下、しっかり皆様のために頑張っていきたいと考えておりますので、岡田委員長を始め、理事委員皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたしまして、あいさつといたします。
  32. 岡田広

    委員長岡田広君) 戸井田内閣大臣政務官
  33. 戸井田とおる

    大臣政務官戸井田とおる君) このたび、内閣大臣政務官を仰せ付かりました戸井田とおるでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  山本内閣府副大臣とともに、行政改革公務員制度改革施策を始め、栄典及び国際平和協力業務等の施策を担当いたしております。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  34. 岡田広

    委員長岡田広君) 加藤内閣大臣政務官
  35. 加藤勝信

    大臣政務官(加藤勝信君) 内閣府の大臣政務官の加藤勝信でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  私は、泉大臣増田大臣大田大臣の下、木村内閣府副大臣とともに担当させていただきます経済財政政策食品安全、地方分権改革施策及び地方再生、道州制について、全力で取り組みたいと考えております。  岡田委員長を始め、理事委員各位の御指導と御鞭撻を何とぞよろしくお願いいたします。
  36. 岡田広

    委員長岡田広君) 西村内閣大臣政務官
  37. 西村明宏

    大臣政務官(西村明宏君) 内閣大臣政務官の西村明宏でございます。  私は、岸田大臣、上川大臣の下、中川内閣府副大臣とともに、科学技術政策国民生活規制改革少子化対策男女共同参画の施策及び情報通信技術、IT政策知的財産戦略を担当いたしております。  岡田委員長を始め、理事委員皆様方の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  38. 岡田広

    委員長岡田広君) 以上で発言は終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十七分散会