○
佐藤正久君 ありがとうございます。自由
民主党の
参議院議員、
佐藤正久です。自後座って
質問させていただきます。初めての
質問ですので、思いを込めてやらせていただきます。
それじゃ、
民主党の
法案提出者の皆さんの
考え方、そして
日本国民を代表する
議員としての思いや評価も併せてお伺いしたいと思います。
先週の十一月二十二日に海上
自衛隊の護衛艦「きりさめ」、そして二十三日に補給艦「
ときわ」が、
テロ特措法の失効に伴い、約四か月ぶりにインド洋から帰国いたしました。
政府の命により、
日本の国益のために家族と離れ、灼熱のインド洋で海上阻止
活動を支え、そして
日本国民の生活に死活的な影響を与える重要な海上交通路の安全確保に寄与してきた自衛官が帰ってまいりました。危険と隣り合わせの環境で、しかも船の上で目玉焼きができるほどの暑い環境の中で自衛官が頑張れる活力源は何か。それは、その
活動が国益にかなうものであり、
日本国民の善意を伝え、苦しんでいる人々の痛み、それを少しでも和らげる、一人でも多くの人々の笑顔を取り戻したいという思いであり、そして何よりも
日本国民の応援、声援があるからであります。私も、
イラクでの立ち上げの時期、何にもないゼロからの立ち上げの時期、当初の二か月間は睡眠時間が二ないし三時間の連続でした。それでも頑張れました。それは
国民の応援があったからです。
日本を離れるとき国益のために頑張ってこいよと言われ、帰ってくるときは
民主党の代表からはその
活動は憲法違反と言われる。現場の隊員はどのような思いを持つんでしょうか。他国が頑張っている、継続中のテロとの戦いから一時離れる、今度いつ帰ってくるか明言もできない。
派遣部隊の司令官が言われた、無念である、無念であるとの言葉、私も国際貢献の現場で
部隊の隊員を率いた隊長として、その思い、痛いほど分かります。
私は、法が切れる十一月の二日午前零時に、インド洋の方を向いて隊員のことを思わずにはいられませんでした。そして、十一月二十二日、護衛艦「きりさめ」が佐世保の倉島岸壁の方に近づいてくるあの様子を見たときに、思わず涙がにじんでしまいました。
翌二十三日、補給艦「
ときわ」が東京晴海埠頭に帰ってまいりました。与党の
議員約四十名のほかに、
民主党からも四名の
議員の方が出迎えに来ていただきました。今
法案提出者の一人であられます白
議員も来ていただきました。本当にありがとうございます。私は、
民主党の代表の小沢
議員、息子さんが海上自衛官、しかも幹部自衛官であった小沢代表、そして
民主党のネクストキャビネットの
防衛大臣の
浅尾議員には是非とも来ていただきたかった。非常に残念でした。
新聞に白
議員のコメントがありました。
法案の
対応とは別です、国のために働いた隊員を出迎えるのは
当たり前だという
趣旨のものでした。
テロ特措法には反対だけれ
ども隊員の
活動は評価してくれたんだな、そういうふうに私は思いました。
さて、今回の
イラク特措法の廃止
法案の
提案理由の中には、
自衛隊のこれまでの
活動に対する評価が明確に述べられておりません。
自衛隊員約二十七万人、そしてOB、御父兄、協力団体の方が合わせて約百万人の方々が
民主党の方々の評価を待っております。インターネット、テレビで
ごらんになっている方もおられると思います。これまでの四年間の
イラク、クウェートでの
自衛隊の
活動に対する
民主党としての評価をお聞かせください。