○泉
委員 民主党の泉健太でございます。
玄葉委員長、そして
上川大臣、きょうはこの
青少年の
委員会、ありがとうございます。さまざま各
委員からの違う分野の
質問で頭の方の切りかえも大変だと思いますが、どうぞよろしく
お願いいたします。
私は、まず一点目は、携帯フィルタリングあるいはパソコンの有害
情報のフィルタリングという問題について取り上げさせていただきたいと思います。
昨年、私
たち民主党も、これはやはり今
子供たちの間で大きな問題になっているということを受けまして、議員立法として、この携帯フィルタリングまたはパソコンの有害
情報を防ぐということでの規制を立法化いたしました。それは残念ながら法案としては成立はいたしませんでしたけれども、それも受けまして
政府の方でも随分と
取り組みが進みまして、民間業者による新規契約時の意思確認、こういったことが行われるようにはなってまいりました。
ただ、
内閣府が、七月あるいは十月、きょうもちょうど新聞に発表がなされておりましたけれども、
情報化社会と
青少年に関する意識
調査、あるいは有害
情報に関する特別世論
調査、こういったものをすると、実はまだまだこのフィルタリングの実施
状況が大変低い、そしてまた認知度がこれまた大変低いというような
状況でございます。
インターネットの世界というのは、時折、昔と照らし合わせてみると、
一つの大きな百科事典みたいなものだ、あらゆる
情報が載っている。だけれども、かつて、
皆さん御想像していただくとわかるんですが、百科事典にそういった有害
情報まで全部入っていたかといえば、それはやはりないわけでして、ちゃんとその当時から
情報というのは選別をされていわゆる百科事典として掲載をされていたということからも、やはりこういった
情報の選別というものは、
子供社会に対してはやはり必要なものである、あるいは一般の
社会に対しては必要なものであるというふうに私は思っております。
そういった
意味できょうはこの
質問をさせていただくわけですが、現状、今言いましたように、新規契約時において民間業者が意思確認を行うということになっておりますが、一方で、残念ながら、フィルタリング、幾つかのアンケート
調査がございまして、その利用率は、小
学校から高校までさまざまなんですが、大体、
内閣府の七月の
調査でいいますと、パソコンのフィルタリングサービスを使っているという割合、小学生〇・五%、中学生一%、高校生二・七%。携帯のフィルタリングサービスを使っているのが、小学生一・二、中学生〇・八、高校一・一と大変低い
状況なわけですね。
こういった事態を受けて、今、
大臣、
政府として今後どういう
対策を考えられているか、御説明をいただければと思います。