○石破国務
大臣 これは現在、当省の中で、五年も前のことでございますので、当時のいきさつも含めて全部調べております。
それで、今、
技術支援費とは何なんだ、一体
技術支援費の中身とは何なんだということであります。それは私もこの件で、一体
技術支援費って何、込み込みみたいな話で、何かわけのわからないものを乗っけて、締めて幾らというような話じゃないでしょうねということは、それはもちろん省内で確認をしておるところでございます。
技術支援費とは何ですかといいますと、技術支援に係る交通費、事前準備費用、マニュアルトレーニングシステムの
設置と確認、
書類の準備、ソフトウエアの準備、バックアップ、つまりソフト及び人材、事前のトレーニング等々、これを
技術支援費というのだということになっております。
そうしますと、この
チャフ・フレアというのはSH60Jに搭載しておるものでございますが、何もこの機会に
チャフ・フレアが初めて入ったわけではない、新しいタイプの
チャフ・フレアである、よって、物の
値段プラス、プラクティスといいますか、そういうようなものの
値段が必要なのだという
理解をしたものと思われます。
内訳はこうなるということなんですが、では、それぞれは一体何よ、それぞれは一体幾らするのよ、その事前の準備費用は一体幾らであり、
書類の準備に幾らかかるのであり、ソフトウエアの準備に幾らかかるのでありみたいなことをきちんと本当に確認をしたのかということは、五年も前のことでありますので、その当時の
書類から何から全部出して、何でこういうことになったのだということは現在確認しておるということを今事務方が申し上げておるわけでございます。
先生御
指摘のように、では、調本事案のときは相手が
国内メーカーでございましたから、工数あるいは工賃、ここを上乗せすると幾らでも上がっちゃう。そうすると、それを見抜ける能力というものが当時の
防衛庁側にあったのかということが問われておりました。これは幾らしますよ、この工程にこれぐらいの工数がかかりますよということ、それはうそでしょう、違うんじゃないんですかという能力を我々が持たねばならない、あれが調本事案の反省でございました。
今回の場合は、相手の
メーカー、そして
代理店が入っております。そうすると、本当にその
技術支援費なるものは一体幾らなんですか、とにかく高過ぎやしませんかという話をしたところ、いやいや、それは
契約を分けてやることになります、
技術支援費というものを込み込みでやっておりました、込み込みといいますかインクルードしてやっておりましたが、それは分けてやることになりましたということで、
契約を結び直したというのが経緯なんであります。
だけれども、では、それが一つになっていたということが何でその
時点で見抜けなかった、やけに高くありませんかということが事後になって私どもの方から
指摘されたということは、それはおかしくありませんか、その
時点で何で気づきませんでしたかということは
委員御
指摘のとおりだと私は思います。
そういうような能力を持つことができるのかできないのか、そこへ
山田洋行がどう絡んでいるのかということについて、
山田洋行がどう絡んでいるかについてはまだいろいろなことが言われておりますし、私どもも事実の確認をしていかなければいけません。ですけれども、事の
流れとしてはそういうことで、
技術支援費の中身というのはそういうものだということでございます。
省内において、どうしてこんなことになったのかということについてはいろいろな事実を確認していかねばなりません。言われたとおり払うのかということは、そうではないというふうに私は思いますが、当時どのような確認がなされたかということについて、きちんとした
調査をして、早急に御報告をせねばならぬものだと思っております。