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大村委員 自由
民主党の
大村秀章でございます。
厚生労働
委員会、新年早々ということでございまして、
委員の皆様方には心から敬意を表します。また、ことし一年もよろしくお
願いを申し上げる次第でございます。
そしてまた、先ほど質疑をさせていただきました
参考人の皆様方には、急遽の話でございましたが、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
さて、質問を始めさせていただきたいと
思います。
その冒頭でございますけれども、今回の
薬害肝炎における
感染被害者の
方々及びその
遺族の
方々に対しまして、
長期にわたる苦痛を強いられてきたことに対し、
政府はおわびすべきとする
法案を私ども
与党はつくらせていただきました。つくらせていただいたわけでございますが、あわせまして私ども立法府といたしましても、そして
与党としても、このことに関しましては心からおわびを申し上げたいと存じます。
その上で、今回、この
法案を与野党ともに一日も早く
成立させていただきまして、福田総理・総裁の指示にありますように、全員一律
救済の道を開き、
治療に専念をしていただき、安心した暮らしを取り戻していただきたいと存じます。
また、さらに、この
法案の
前文にありますように、事件の反省を踏まえ、命のとうとさを再認識いたしまして、
薬害の
再発防止に全力で取り組んでいく、このことを私ども
与党としても、自民党としてもお約束を、お誓いをさせていただきたいというふうに思っております。
さて、
肝炎でございます。これはもう、私は十月のこの
委員会の冒頭でも質問をさせていただきました。
ウイルスキャリアという方がB型、C型を合わせて三百五十万人とも言われ、そして
患者さんが六十万人とも言われております。まさに国民病と言われるものでございまして、この対策のために、私ども自民党は一昨年六月からPTを、そして昨年六月から
与党としてプロジェクトチームを設置し、精力的に議論を重ねてまいりました。
原告団の皆様初め、多くの
関係の皆様の
意見もお聞きをし、真摯に議論を積み重ねてまいりました。
そして、十一月七日に、この
与党プロジェクトチームで
医療費助成を柱とする対策を策定したわけでございます。七
年間で毎年十万人の方に
治療を受けていただき、この
慢性肝炎の
方々全員に
治療をしていただく機会を確保するということで、予算編成でも、予算は満額手当てをさせていただきました。
また、
肝炎につきましては、国民病ということもございます、早期発見、早期
治療ということが大事でございますし、拠点
病院の整備から医薬品の開発研究、そして周知徹底等々を含めて盛り込んだ
肝炎対策基本法案を、十一月十六日に
提出させていただきました。
また、この
薬害肝炎訴訟の
全面解決に向けて、これは私ども
与党だけではなくて、与野党
理事全員を中心にして、十一月七日及び十二月四日の二回にわたり、
政府に対して
全面解決の申し入れも行わせていただきました。
この間、私は、自民党の
医療政策の
責任者として、また
与党PTのメンバーとして、またこの
委員会の
与党筆頭
理事として、舛添
大臣ともたびたびこの件についてお話をさせていただきました。その中で、やはりポイントとなる国の
責任について、
政府としてなかなか対応に微妙なところがあるということであれば、これは、立法府の判断でやる
議員立法で対応するということもあるよということを私は申し上げ、そのことも
大臣の懐に入れて福田総理と腹を割って話をしてほしいということも申し上げてまいりました。
そういう中で、今回、昨年の年末、十二月二十三日、福田総理・総裁の全員一律
救済を
議員立法でするという決断をいただきました。それを受けて、私ども
与党PTは、年末年始、
原告団、弁護団の皆様とも協議をし、作業を進めて、十二月二十八日に実質合意、そして一月四日に
法案を作成して、昨日七日に国会に
提出をし、きょうの
審議に至ったということでございます。
この
薬害事件を全員一律
救済という形で決着させるべく行った福田総理・総裁の決断、そして、ここに至るまでの
関係者の皆様方の、与野党ともに
関係者の皆様方のこれまでの御
努力に心から敬意を表する次第でございます。
そのことをまず冒頭申し上げさせていただき、そして、まず
大臣にお伺いをさせていただきます。
今日ここに至るまでの経過については、先ほど私が申し上げたとおりでございますが、ここに至るまでも舛添
大臣の御
努力は高く評価をさせていただきたいと存じます。その上で、この
法案前文にありますように、まず、
政府は率直に
責任を認め、おわびをしなければならないということとさせていただいております。この
責任とおわびにつきまして、具体的にどうされるのか、率直にお伺いをしたいと存じます。