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2007-10-23 第168回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成十九年十月二十三日(火曜日) 午前九時三十分
開議
出席委員
委員長
藤村
修君
理事
井上 信治君
理事
石崎 岳君
理事
仲村 正治君
理事
西野あき
ら君
理事
西銘恒三郎
君
理事
松木
謙公
君
理事
三井 辨雄君
理事
丸谷 佳織君 安次富 修君 飯島 夕雁君
清水清一朗
君 中根 一幸君 橋本 岳君 平口 洋君 福田 良彦君 馬渡 龍治君 山崎 拓君 若宮 健嗣君
市村浩一郎
君 加藤 公一君 仲野 博子君 江田 康幸君 赤嶺
政賢君
…………………………………
外務大臣
高村
正彦君
国務大臣
(
沖縄
及び
北方対策担当
)
岸田
文雄
君
内閣
府副
大臣
中川
義雄
君
外務
副
大臣
小野寺
五典君
外務
副
大臣
木村
仁君
内閣
府
大臣政務官
西村
明宏
君
外務大臣政務官
宇野
治君
外務大臣政務官
中山
泰秀君
外務大臣政務官
小池
正勝
君
衆議院調査局
第一
特別調査室長
金澤 昭夫君 ————◇—————
藤村修
1
○
藤村委員長
これより会議を開きます。 この際、
岸田沖縄
及び
北方対策担当大臣
及び
高村外務大臣
から、それぞれ
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
岸田沖縄
及び
北方対策担当大臣
。
岸田文雄
2
○
岸田国務大臣
沖縄
及び
北方対策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
を拝命いたしました
岸田文雄
でございます。
沖縄
及び
北方
問題に関する
特別委員会
の
開催
に当たり、一言ご
あいさつ
を申し上げます。 まず、
沖縄政策
について申し上げます。 昭和四十七年の
本土復帰
以来、
沖縄
の
振興開発
のため諸施策を積極的に講じてきた結果、
社会資本整備面
を
中心
に、次第に
本土
との格差が縮小し、また
観光
や
情報通信産業
の
振興等
においても成果を上げております。しかしながら、今日なお
沖縄
の
社会経済
は、全国に比べ低い
県民所得
や高い
失業率
に示されるように厳しい
状況
にあります。 本年は、
沖縄振興計画
の
後期
五年に入る節目の年に当たります。
さき
に取りまとめられた
沖縄振興計画
の
後期展望
を踏まえ、
地方再生
の
取り組み
にも配慮しつつ、
仲井眞知事
が進める各般の意欲的な
取り組み
とも連携
協力
し、
現場主義
という考え方の
もと
、
地元
の
皆様方
の
意向
に十分に耳を傾けながら、
自立型経済
の構築に
全力
を尽くしてまいります。
リーディング産業
である
観光業
は、年間入
域観光客数
が五年連続で
最高
を更新するなど、好調に推移しております。引き続き通年型、滞在型の良質な
観光
・
リゾート地
の形成を進めることにより、さらなる
振興
を図ります。
情報通信産業
については、
高度人材
の
育成
や、
高度ソフトウエア開発
など、より
付加価値
の高い
分野
の
振興
、
IT津梁パーク構想
などを進め、
アジア最先端
の
高度情報通信産業
の集積を目指します。
沖縄科学技術大学院大学設立構想
については、
整備法人
を
中心
に
研究事業
や
施設整備等
に取り組んでおります。本年度には
恩納キャンパス
の
建設工事
を本格化するなど、
世界最高水準
の
大学院大学
の
設立
に向け、より一層
取り組み
を進めてまいります。
沖縄
の離島については、その自然や
伝統文化
は大変魅力的である一方、
生活環境
には厳しいものもあります。
医療等
の島の基礎的な
生活条件
の
整備
や、それぞれの島の持つ魅力を生かした
取り組み
など、その
活性化
を図ります。 さらには、重点的、戦略的な
社会資本整備
を着実に進めるとともに、
各種産業
の一層の
振興
や、
沖縄
の将来を担う
人材
の
育成
、
科学技術振興
などに
取り組み
ます。
沖縄
における
米軍
の存在は、
我が国
の安全及び
アジア太平洋地域
の平和と安定に貢献する一方、
在日米軍施設
・
区域
の約七五%が
沖縄
に集中しており、
県民
の
皆様
に大きな御
負担
をおかけしております。この
基地負担
を軽減すべく、その整理、統合、縮小に向けて取り組んでまいります。
普天間飛行場
の移設、
返還
についても、
地元
の
意向
をよく伺い、
沖縄
を担当する
大臣
として、
沖縄
との
橋渡し役
を務めていきたいと考えております。
跡地対策
、
基地所在市町村
の
振興
や、
北部振興
についても、
地元
の要望を踏まえながら着実に推進いたします。
県民
の
皆様
の御
負担
を軽減できるよう、引き続き、誠心誠意取り組んでいく
所存
です。 先般、
教科書検定意見撤回
を求める
県民大会
が
開催
され、
仲井眞知事
を初め多くの
方々
が参加されました。このことは、
さき
の
沖縄戦
において悲しい、つらい経験をされた
県民
の
皆様
の深い
思い
を示すものであり、その
思い
をしっかりと受けとめながら、
沖縄担当大臣
の
職責
である
沖縄
の
振興
に精いっぱい取り組んでまいります。 次に、
北方
領土問題について申し上げます。 私は、去る九月五日に
根室管内
を訪問し、納沙布岬から貝殻島、水晶島や勇留島を間近に見、
北方
領土は
我が国固有
の領土であることを改めて実感しました。また、現地で元
島民
の
方々
や
地元関係者
のお話を伺い、生まれ故郷を追われた御苦労や四島
返還
への切実な
願い
を痛感いたしました。
北方
領土問題の
解決
に向けて、最大限の努力をいたします。 この問題が一日も早く
解決
されるよう、
国民世論
を結集し
外交交渉
を後押しする
返還要求運動
を着実に推進いたします。また、
国民世論
の
啓発
について、より効果的な
取り組み
を検討し、特に次代を担う青少年への
啓発
を重点的に進め、さらに、元
島民
への
援護措置
や四島
交流等
の着実な実施にも努めてまいります。
藤村委員長
を初め
理事
、
委員
の
皆様方
の一層の御理解と御
協力
をお
願い
いたします。(
拍手
)
藤村修
3
○
藤村委員長
次に、
高村外務大臣
。
高村正彦
4
○
高村国務大臣
沖縄
及び
北方
問題に関する
特別委員会
の
開催
に当たり、
藤村修委員長
を初め
委員各位
に謹んでご
あいさつ
を申し上げます。 まず、
沖縄
に関する事項について述べます。 昨今の北朝鮮の
行動
に見られるように、
アジア太平洋地域
には依然として
不安定性
と不
確実性
が存在しています。
日米同盟
は
我が国外交
のかなめであり、
我が国
の安全と
地域
の平和と安定のため幅広い
分野
で
信頼関係
の強化に努めていくことが今後とも不可欠であります。
弾道ミサイル防衛
を初めとする
日米安保
・
防衛協力
を強化してまいります。一方、
沖縄
には
在日米軍
の
施設
及び
区域
が集中していることにより、
沖縄
県の
方々
に多大な
負担
をおかけしていることは十分に認識しております。
在日米軍
の
兵力態勢
の再編は、
抑止力
を維持しつつ
沖縄
の
負担
の軽減を実現するものであり、
地元
の切実な声によく耳を傾けて
地域
の
振興
に
全力
を挙げて
取り組み
ながら、着実に進めてまいります。 次に、
日ロ関係
及び
北方
領土問題について述べます。
ロシア
は重要な隣国であり、
日ロ関係
の
発展
が
両国
に恩恵をもたらす潜在的な
可能性
は大きいものがあります。
政府
は、
ロシア
との間で、これまで
日ロ行動計画
に基づき幅広い
分野
で
日ロ関係
の
進展
に努めてまいりました。こうした
進展
は、今週の
ラブロフ外務大臣
の
訪日
、十一月上旬のナルイシキン副首相の
訪日等
、ハイレベルの
政治対話
の
活性化
になってあらわれております。 しかしながら、
日ロ
間の最大の懸案である
北方
領土問題については、今日もなお
日ロ双方
の主張が
平行線
をたどっております。こうした
状況
は、
日ロ双方
の利益に合致せず、現状を打破する必要があります。九月にシドニーで行われた
日ロ首脳会談
では、
日ロ行動計画
の重要な柱の一つである
平和条約交渉
について、今後
進展
を図るべく
日ロ双方
が一層努力していくことで一致をいたしました。
政府
としては、このような
両国
の一致した認識を踏まえ、
北方
四島の帰属の問題を
解決
して
平和条約
を早期に締結するとの
基本方針
に従い、引き続き強い意思を持って
交渉
を進めていく考えであります。 これらの諸問題に取り組むに際し、
藤村委員長
を初め本
委員会
の
皆様
の御
指導
と御
協力
を賜りますようお
願い
申し上げます。(
拍手
)
藤村修
5
○
藤村委員長
次に、
中川内閣府副大臣
、
小野寺外務
副
大臣
、
木村外務
副
大臣
、
西村内閣
府
大臣政務官
、
宇野外務大臣政務官
、
中山外務大臣政務官
及び
小池外務大臣政務官
から、それぞれ
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
中川内閣府副大臣
。
中川義雄
6
○
中川
副
大臣
内閣
府副
大臣
の
中川義雄
です。
沖縄
の新たな
発展
の基礎を築いていくためには、
産業
の
振興
や雇用の創出など
解決
を要する多くの課題があり、また、
北方
領土問題を一日も早く
解決
させることは元
島民
は
もと
より全
国民
の切実な
願い
であり、私も、この
思い
をしっかりと受けとめ、
岸田大臣
を支え、
沖縄
の一層の
発展
及び
北方
領土問題の
解決促進
に
全力
を傾注してまいりたいと考えております。
藤村委員長
を初め
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御鞭撻をよろしくお
願い
申し上げます。(
拍手
)
藤村修
7
○
藤村委員長
次に、
小野寺外務
副
大臣
。
小野寺五典
8
○
小野寺
副
大臣
外務
副
大臣
の
小野寺
五典です。
高村外務大臣
を補佐し、
沖縄
及び
北方
問題に
全力
で取り組んでまいります。
藤村委員長
を初め
委員各位
の御
指導
をよろしくお
願い
いたします。ありがとうございます。(
拍手
)
藤村修
9
○
藤村委員長
次に、
木村外務
副
大臣
。
木村仁
10
○
木村
(仁)副
大臣
外務
副
大臣
の
木村仁
でございます。 本
委員会
においては、
我が国
の
外交
にとって極めて重要な
沖縄
及び
北方
四島に関連する問題を取り扱うことになります。
高村外務大臣
を補佐し、
外務
副
大臣
としての
職責
を全うすべく、全身全霊で取り組んでまいります。
藤村委員長
様初め
委員各位
の御
指導
と御
協力
をいただきますよう、よろしくお
願い
申し上げます。(
拍手
)
藤村修
11
○
藤村委員長
次に、
西村内閣
府
大臣政務官
。
西村明宏
12
○
西村大臣政務官
おはようございます。
内閣
府
大臣政務官
の
西村明宏
でございます。
岸田大臣
、
中川
副
大臣
の
もと
、
沖縄政策
の
取り組み
及び
北方
領土問題の
解決
に
全力
で取り組んでまいります。
藤村委員長
を初め
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
と御
協力
をよろしくお
願い
申し上げます。(
拍手
)
藤村修
13
○
藤村委員長
次に、
宇野外務大臣政務官
。
宇野治
14
○
宇野大臣政務官
外務大臣政務官
の
宇野治
でございます。
政務官
の
職責
を全うすべく、
高村大臣
の
指導
の
もと
、
全力
を尽くしてまいる
所存
でございます。 なお、三人の
外務大臣政務官
の中では、私が特に本
委員会
を担当することになっております。
藤村委員長
を初め
委員各位
の
皆様方
の御
指導
また御
協力
をよろしくお
願い
申し上げます。ありがとうございました。(
拍手
)
藤村修
15
○
藤村委員長
次に、
中山外務大臣政務官
。
中山泰秀
16
○
中山大臣政務官
外務大臣政務官
としての責任を果たすべく、
高村外務大臣
を補佐してまいります。
藤村委員長
を初め本
委員会
の
皆様
の御
指導
と御
協力
をいただきますように心からよろしくお
願い
を申し上げて、ご
あいさつ
にかえさせていただきます。ありがとうございました。(
拍手
)
藤村修
17
○
藤村委員長
次に、
小池外務大臣政務官
。
小池正勝
18
○
小池大臣政務官
外務大臣政務官
を拝命した
小池正勝
です。
高村大臣
の御
指導
の
もと
、
全力
で取り組んでいく
所存
でございます。
藤村委員長
さんを初め
皆様方
の御
指導
をよろしくお
願い
申し上げます。(
拍手
)
藤村修
19
○
藤村委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前九時四十四分散会