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国務大臣(
松岡利勝君)
小川先生に人気を本当に心配していただきまして、ありがとうございます。
今
お話をお
伺いしておりまして、今長官にもちょっと小声で申し上げましたのは、せっかく苗木を開発したということであれば、その供給を加速化させる、供給拡大を加速化させる、こういったことがやっぱり求められていると、それにどう取り組んで答えを出すか、こういうことだと、正にもうそこが一番の
先生の今日の御指摘の点だと、このように今お聞きをしながら長官にも今申し上げておったところでございますが。
正にそのとおりでございまして、採穂園で苗木が取れるようになるのには七年掛かる、採種園でやると十二年間掛かると。したがって、彼が、長官が十年前後掛かりますと、こう言ったわけでありますが。それを待っておったのではまたいつまでたっても進まない。したがいまして、マイクロカッティングというようなことでやると二年ぐらいで、言ってみれば挿し木苗の生産
技術ですが、これだと二年掛かると。問題は、しかし何といってもやっぱり物理的な供給の、何といいますか、苗床といいますか、それを拡大しないことにはどうしようもないので。
小川先生からの今日の
質問だということで、
国会答弁レクのときに今日、朝から話をしておったんですが、やっぱり今一番花粉症が多いと言われているのは愛知県、愛知県といいますか中京圏ですね。それからこの東京圏、幾つかあるわけです。したがって、そこの大体飛んでくる距離も分かるでしょうから、花粉が。そうすると、市街地からどれくらいの範囲のところの山を花粉の少ない山に切り替えるというか植え替えるというか、そういうようなやっぱり
一つの青写真を作って、それに対して供給体制をどうするのかと、こういったようなやっぱりまず整理をして、もちろん、まだ途中で木を切って植え替えるというわけにはいきませんから、ある程度ちゃんと大きくなって木を切れるという形になったときに植え替えるということができるんだろうと思うんですけれ
ども。
そういったことをちょっと調べて、そしてそれに対する、例えばそれを何年で切り替えられる、切り替えるということの整理をした上で、じゃそれに見合う苗木の供給をどうするか、幾らお金が掛かるか、こういったことをやっぱりちょっと本当に本格的に一遍役所として整理してみなきゃいかぬだろうと。こういうふうなことを私も、今日の
質問にお答えするに当たって、今日は答えが出せないんですけれ
ども、今後は、少なくともまた来年同じような話をしていちゃどうしようもないわけで、これはやっぱり、どうお答えをしていくかということをきちんと我々として整理をして、そして必要なお金もこれは一遍整理をして、そして、その結果やっぱり、正におっしゃいましたように国民的課題でありますから、大変これはこの時期というのはもうみんなが苦しんでいるわけでありますから。
自民党にも、前、ハクション議員連盟というのができまして、だれだったですかね、ハクション議連の会長は、保利
先生、そして茨城の赤城
先生が、赤城さんが事務
局長で、そのときももう、ここの農林部会の会合になると、この時期はえらいみんな血相を変えて怒ったものでして、まあ今でもそうだと思うんですが。
だから、これはきちんとやっぱり一遍そういう整理を、この御指摘を受けまして、本当にちょっと体系的に整理をしてみたいと、そして、どういうふうに取り組んでいくかということについての方向付けをやりたいと。そして、相当お金も掛かるんだろうと思うんですけれ
ども、これはまた
皆様方の後押しもいただきながら、予算措置も考えながら
取組をやらなきゃいけないなと、今そういう思いを持っているところでございます。
その思いをちょっとしっかり形に、林野庁がしっかり取り組むような、そういう強力な
取組というものをするということをここで申し上げたいと思いますので、長官を中心にしっかりやるようなことをここで、この
委員会の答弁として申し上げたいと思います。