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長谷川憲正君
国民新党の
長谷川憲正でございます。
統計というのは、先ほども御発言がございましたけれども、日ごろ我々大変お世話になっているわけですけれども、余り意識することが確かにないですよね。水か空気みたいな存在でございまして、
社会的
制度でいうと郵便局みたいなものかなと。なくてはならないわけでございますが、日ごろはその有り難さになかなか気付かないと、こんな気持ちで、先ほど来の各
委員の御
質問やら、
大臣を始め皆さんの答弁をお聞きをしておったところでございますが。
政治家なんというのは、特に国
会議員は
統計なしではほとんど仕事ができないということでございまして、
統計の有り難さ、この
統計の
業務に携わっていらっしゃる、総務省だけでなくて各省にまたがるいろいろな
統計関係の皆様方、そしてこれを支えておられる恐らく
民間の方々もたくさんいらっしゃるんだろうと思いますけれども、こうした非常に地味でかつ重要な仕事をこつこつと続けておられる
関係者の皆様にこの機会に感謝の念をささげたいと、こう思っているわけでございます。
それで、私は余り
統計のこと詳しくないものですから、何か感謝の気持ちを表せる方法はないものかなというふうに先ほどから考えておりまして、ふと、さっきちょっと席を外したときに、そっちの方に控えていらっしゃいます総務省の
統計局の
職員の皆さんに、
統計の日というのはないんですかと、こう言ってお尋ねをして、私はないと思っていたんです、なかったら、ここで是非つくった方がいいですよという御提案を申し上げようと思いましたら、ありますと言うんですね。いつですかと言いましたら、十月十八日ですと、こういうお答えがもう即答で返ってまいりまして、あら、十月十八日というのはどこかで聞いた日だなと思いまして、ふと思い付いて、この薬指にはまっております金具を引っこ抜きまして裏側を確認しましたら、確かに一〇・一八と刻印がしてございまして、私の結婚記念日でございました。不思議な縁だなと思って、これを機会に是非、私、
統計応援団の一人に加えさせていただきたいというふうに思っておりますので、十月十八日に何か行事がありますときには、呼んでいただいたらお手伝いをさせていただきたいと、そう思っているところでございます。
この機会に幾つか御
質問をさせていただきたいと思います。
統計法、今度は
統計法の全面
改正、全部
改正ということになっておりまして、しかも昭和二十七年に作られました
統計報告調整法もこの中に取り込むということですから、大変大規模な改革だというふうに思うわけでございますけれども、
内閣府の経済
社会統計整備推進
委員会というところが
平成十七年の六月十日に
政府統計の
構造改革に向けてという報告書を出しておられますが、私、いただいた参考資料の中にそれが入っておりましたので読ませていただきましたところ、その冒頭のところに、昭和二十四年に吉田茂
内閣総理
大臣の命を受けて
統計委員会の初代
委員長に就いた大内兵衛氏の言葉として、
統計の
整備は
日本再建の
基礎事業中の
基礎事業であるという言葉が紹介をされておりまして、なるほどなと、かなり早くから、そういう意味では正に戦後の非常に混乱した
状況の中でもこういうことを考えて
努力をしてこられた人がいるんだなということで改めて感心をさせていただいたわけでございます。
ちなみに、先ほどの
統計の日でございますが、何で十月十八日が
統計の日なんですかと言って追加
質問をしましたら教えていただきまして、明治三年に府県、都道府県の府県ですね、府県物産表という
統計を明治
政府が初めて作るための何か布告を出されたんだそうでございまして、当時は旧暦でございましたが、これを新暦に直しますと十月十八日に当たる。要するに、近代
日本において初めて
統計が
実施をされるということが決まった日だと、こういうことなんだそうでございます。したがって、戦後だけでなくて、明治の初めから一貫して
統計というものが国家をつくり上げていく上で極めて大事なことだというふうに意識されていたということだと思います。
そういう意味で、今回の
改正、六十年
ぶりということでございまして、憲法が今年還暦を迎えたということが言われておりますけれども、この
統計法も今年還暦を迎えた。最後の帝国議会で作られた法律だということでございますから、安倍総理がよく言われるような戦後レジームからの脱却ということであるかないかは別にして、大変私は結構な御
趣旨だと思いまして、この法律の全部
改正に賛成をいたしますということを冒頭申し上げておきたいと思います。
その上で、時間一杯
質問をさせていただきたいと思うわけでございますが、先ほど、前回の国勢
調査の際にいろいろ批判が行われましたことについて澤
委員の方から御
質問がありまして、既に
大臣の方から御答弁をいただいたところでございますが、事務方の方ではいろいろと今工夫をして
検討をしておられるというふうに聞いているところでございまして、先ほどの
大臣のお話に付け加えてもう少し詳細な御
説明を
統計局長からいただければ有り難いと思います。