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犬塚直史君 フィリピンの場合は大変ひどいことになっておりまして、この
レポートで第一の原因にこれが挙げられているんですね、OOBが。中傷、レッテル張り、あるいは連座として様々に表現されたものの左翼陣営の大半の集団は、民主主義の破壊を目指す
武装集団の前線組織とみなされたと。このため、人権
活動、労働組合オーガナイザー、ジャーナリスト、教員組合、女性
グループ、先住民組織、宗教
グループ、農地改革推進
活動家などが前線として、国家の敵としてこれ分類されてしまったということなんですね。
この約百十ページにわたる文書がありまして、この情報
活動を基にして、国軍が非合法とみなす組織のメンバーと分類された何百もの集団及び個人を列挙しているわけですね。国軍ないし警察が
関係している事件で
殺害されたかなりの数の
被害者と、こうここでは言われているんですが、がこの戦闘対象序列に載っているというフィリピンの
状況なんですよ。
そこで、私は昨日来のこの
委員会で
配付された
資料を私も見たときに、非常にこれはまずいなと思いましたのは、陸上自衛隊情報保全隊のあれは
資料だと
大臣もお認めになったと思うんですけれ
ども、基地を出て、正門を出て、出たところである新聞社の記者だという女性が身分証明書を提示せずに隊員に対してインタビューをしたと。そのインタビューの記事が翌日新聞に載ったという詳細がここに出ておったと。その上の
タイトルが何かと見ますと、反自衛隊
活動という
タイトルだったわけですね。私はこういう分類をするということ自体は、
大臣は余り、情報収集当たり前だというようなニュアンスでのお答えだったんですけれ
ども、ここはやっぱり違うんじゃないかなと。二〇〇三年のあのイラクの反対があったという
状況を考えても、やっぱりここはもっともっと、
武装集団なんですから、気を付けて、こういうレッテルを張るということ自体は
大臣からやっぱり厳重注意をすべきじゃないかと思うんですけれ
ども、いかがでしょうか。