○白
眞勲君 実は私、以前この
外交防衛委員会で、これは平成十七年の四月の十九日の日に、大野
防衛庁長官のときだったんですけれども、この集団的自衛権の絡みでお聞きしたことがあるんですね。恐らく、
大臣、議事録も読んでいらっしゃらないからあれだと思うんですけれども、ちょっともう一回、ここら辺のちょっと、私言いますと、例えば
日本を通過して、まあちょっと例があれかもしれませんがというふうに、こう議事録書いてあるんですけれども、シアトルにある
アメリカ軍の
基地をねらっていた
ミサイルがちょっと外れてシアトル市街に落ちるんだと、これはもう当然発射の時点である程度の着地点は、着弾点は分かるから、それが分かっているというふうになった場合に、そこが、もしかしたら着弾点に幼稚園があったりして、そこでみんなでお遊戯をしている男の子とかちっちゃい子がいて、これ間違いなく落ちるって分かれば、これはもう死傷者が出ることは間違いないだろうと。そういった場合に、これはそのときに
防衛庁、大野さんは、いや、できませんとおっしゃっているんですね、これは、そういったものを撃ち落とすことはできませんと。
ただ、やっぱりこれ
自分自身も悩んじゃうんで、この集団的自衛権という観点からしてこれは一体どうなんだというのは私もあるんですよ、これは。例えば、
大臣が、目の前にちっちゃい女の子がいて、我々のこの
ミサイルの
防衛システムというのはいわゆる盾の役目、今、先ほどもおっしゃったように、専守
防衛だと、これは民主党としても当然これは賛成ですから、この
ミサイル防衛のシステムについては民主党も賛成だと。そういう中で、暴漢に、そのちっちゃい女の子に、子供に向かって何かナイフで刺そうとしたときに、突進してきたときに、それは
自分の目の前で、盾を持っている
自分が、
大臣でもいい、やめなさいと言うのはこれは当たり前だと、あっ、この子外国人だからといってやらないわけにはいかないだろうと。だから、これって人道的な観点からすると、これやるのは当たり前だと。
そういった場合のことを
考えると、一体、まあ例がどうかというのは別にして、何かちょっと悩んじゃう部分があるわけなんですね。その辺というのを、何か私はまた別の観点から、集団的自衛権という観点ではなくて、物騒なものを持っているのがいたら駄目よみたいな、そんなものが
日本の上を飛んできた場合には撃ち落としゃいいんだという
考え方というんでしょうかね。だから、そういったことも
考えの
一つとしてはあるんじゃないかなと思うんですが、長官、その辺どうお
考えなのか。それから
大臣、もしあれでしたら、
麻生大臣、ああ、長官じゃない、済みません、
久間大臣、そして
麻生大臣、もしよろしければちょっと御見解を聞かせていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。