○枝野
委員 民主党の枝野でございます。
柳澤厚生労働大臣には、ぜひ御自身から辞職をされることを期待しておりましたし、そうでないならば、
安倍総理が罷免をされるということを期待しておりましたが、残念ながら、
国民の多くの皆さんの声に反して、きょうもこうして答弁の場におられているということを大変遺憾に
思います。
その実質、本質的な問題点について、この後いろいろと御
質問させていただきたいと
思いますが、一点だけ、先ほども
猪口委員が、私どもがこれまで出たくても
委員会に出ることができなかった状況についていろいろ御
意見をおっしゃっておられました。こういう国会戦術について、
国民の皆さんからいろいろな御批判がある、私自身も個人的にはいろいろな
思いもございます。ただ、ぜひ、特に与党の幹部の皆さんにはしっかりと
自分の過去を振り返っていただきたい。
私と
安倍総理、当選五回で初当選は一緒でございますが、当選五回以上の国会
議員で、
自分の所属している党が国会に出ないという戦術をとったことのない国会
議員は、たまたま与党の筆頭
理事の園田
議員がそのようでありますが、そのほかに数人しかいないはずであります。
ほかの方、皆さん、御自身の属している党が、個人としてのいろいろな
思いは党の中であったかもしれませんが、私ども、別に
審議に出ていなかったから遊んでいたわけではありませんで、ずっと院内テレビで見させていただいていました。与党の一番最初に
質問をされた方も御批判をされておりましたが、その方は、
審議に御自身が出ないだけではなくて、私が与党のときに、
審議に入ろうとしたら入り口で座り込んで邪魔をされておられた方でありまして、政治の世界というのは、もしかすると
自分のことをある意味、棚に上げてやらないといけないこともあるのかなと
思いながら聞いておりました。
私は、繰り返しますが、
国民の皆さんからいろいろな御
意見、御批判があるということはわかりますが、そういった、それぞれ立場が変わればいろいろな状況があるということをちゃんと
理解をして、
自分のそれぞれの過去の行動についてきちっと整合性をとる
発言をしていかないと、
国民の皆さんからは、目くそ鼻くそを笑うという、お互いの泥仕合になると私は思っておりますので、繰り返しますが、
国民の皆さんからいろいろな御
意見、御批判があるのは十分
理解をしているつもりでございますけれども、その点だけは一点申し上げておきたいというふうに
思います。
さて、その上で、
柳澤厚生労働大臣、この間、先ほども謝罪をされておられますが、何を謝罪されているのかが、どうも、いろいろとこの間の
委員会等での御答弁も聞かせていただきましたし、いろいろなインタビューなどにお答えをされているのも聞いてきたつもりでおりますけれども、
国民の皆さん、直近のいろいろな調査でも半数以上の方がおやめになった方がいいんじゃないかという御
意見のようですが、なぜこういう
意見になっているのか、別の言い方をすれば、何を、どういう
発言のどういう部分を謝っておられるのかということをお尋ねさせていただきます。