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鰐淵洋子君 ありがとうございました。
今御
報告いただいたようなこのピアサポート、こういった実践は、やはり
子供たち自身が
いじめの問題に対しましては、
いじめ等の問題に対して傍観者になるのではなくて、自分たちの問題としてその問題の解決に取り組むことができるということで、とても私もすばらしいというか、いい取組ではないかと思っております。
先ほどからお話出ておりますが、やっぱり
いじめている側からしてみると、自分は
いじめている自覚がないという方も、自分ではからかっているというか冗談で接している方もいらっしゃるかもしれませんし、でも、相手によってはそれがとてもつらかったり傷付いたり、そういったこともございますので、そういった、みんなでこういうことがあったらこういうふうに
感じた、こういったことをお互いが
感じる中で、
先ほども申し上げましたが、その問題に対して傍観者ではなくて、自分たちの問題としてクラスというか
学校を挙げて取り組んでいける、そういった
意味でもすばらしい取組かと思いますので、今のを是非
全国に紹介というか、お話もございましたので、是非今おっしゃったように効果的な取組ということで推進を図っていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
続きまして、
いじめの
対応ということで、やはり早期発見、早期
対応が重要でありますけれ
ども、
先ほども言いましたけれ
ども、やはり
いじめといいますのはなかなか判断が難しい部分もあるかもしれません。からかいから始まったり、いろんなケースがあるかと思います。しかし、いずれにしましても、
子供たちの顔の表情だったり、成績、また体調、そういったちょっとしたこの変化にしっかりと気付いていけるかどうか、その小さな変化に、サインに気付いていけるかどうか、これは
学校の
先生もそうですし、御両親もそうですし、地域もそうだと思いますが、そういったことが言うまでもなく重要かと思っております。その中で、やはり長い時間
学校で
先生方とかかわる時間もありますので、そういった
意味でも
先生方のこのかかわり、
先生方がそのサインを見逃さない、そういったことも大事になってくるかと思います。
これは
先ほどから
議論出ておりますけれ
ども、
先生御自身の
指導力とかそういった
課題、問題もあるかもしれませんが、その反面で、やはり
先生方の仕事の面で、やはり本当に今忙しくて時間の余裕がないとか、忙しいために心の余裕も持てない、そういった御
意見があるのも事実でございます。そういった
意味で、様々な角度から
先生方の、こういった
いじめのそういった様々なサインを見逃さない、こういった取組として、
先生方御自身の成長もそうですし、また周りのサポート
体制も重要になってくるかと思っております。
そこで、具体的に二つちょっと提案をさせていただきたいと思いますが、
教員の方のこのサポートづくりということで、今後、団塊の世代のOBの、
教員の方での団塊の世代の方が退職をされるということで、この教職員の、
教員のOBの方が今後、すばらしいそういった経験をお持ちだと思いますので、そういったものを生かしながら、進路指導とか生徒指導、また
教員の
相談に乗ってくれるようなそういった役割を果たしていく、そういったOB職員を活用した
教員のサポート
体制、こういったことも図っていけるのではないかと思っております。
また、同じくこれは
教員のサポート
体制といたしまして、
教員を目指す学生さんが小中
学校に派遣をされて、そこで授業をして
教師をサポートするこういった制度とか、またそのほかに滋賀県とか神戸市では、
教育学、心理学を専攻している学生が不
登校の学生さんのおうちに行って、生徒さんのおうちに行ってそういった
子供の
対応をする、そういったような事業をしているような地域もございます。これ、
教員のサポートという面もございますし、また
子供たちも、不
登校や
いじめで悩んでいる
子供たちの
相談相手というか、そういったことにもつながるかと思いますけれ
ども。
こういったあらゆる形で、今具体的に二つ提案させていただきましたが、この
教員のサポート
体制、本当に心の部分でもゆとりを持って一人一人の
子供に向き合っていくようなこの
体制づくりということでちょっと提案させていただきましたけれ
ども、この件につきまして御見解をお伺いしたいと思います。